その1

8/11(水)

4日目は群馬県榛東村を出発して、妙義山、塩之沢峠、志賀坂峠を越えて埼玉県秩父市まで走る約140km。妙義山を上ると、これで上毛三山をすべて走った事になる。前日のトラブルでこの先まともに走行を続けることができるかが心配だが、なんとか乗り切りたいところ。この日のマップはこちら。標高や速度、心拍数などS720iのデータはこちら

榛東村から県道25号、10号を南下、群馬町や高崎市を通過し、安中市へ。R18で松井田町、そこから県道196号で妙義町、妙義山へ。妙義山を下ると、下仁田町から県道45号で塩之沢峠(1020m)を越えて上野村へ。R299を東へ進み、中里村から志賀坂峠(780m)を越えて埼玉県へ。そのままR299で秩父市まで走り、ビジネスホテル泊。


出発前に、改めて後輪の様子を見てみる。キャリアのプレートの曲がり方がやばいけど、何とかがんばってこのまま走って行けそう。写真ではわかりにくいけど、スポークの1本がひん曲がっている。そして押すとグラグラしている。あの状況だと折れてもおかしくないくらいだったけど、さすがに高剛性な造りだ。


荷物を積む。左側のプレートが内側に曲がっているため、センターをずらしてキャリアをセットいる。あと2日間、まだまだアップダウンがあって心配だけど、なんとか保ってほしい。


宿泊していた民宿しおざわの棟。食事などをする棟とは分かれている。どこかの大学のサークルか部活の集団がいて騒がしかったけど、それを抜かせば施設や対応などは満足いく優良な宿だった。右側に見えるのは風呂。


この宿で飼っている猫。昨日宿に着いたとき、真っ先に出迎えてくれたのがこの猫だった。近づいてきて、いきなり腹を見せてゴロゴロと寝転がったのには驚いた。ものすごく人慣れしている猫だ。すごくかわいかった。そのときは疲れていて、早く荷物とか部屋に入れたりしたかったので「写真は後で撮ればいいや」とか思ったのだが、結局写真を撮れなかった。これは出発前に望遠で撮った唯一の写真。


民宿しおざわ全景。右側が食事をした棟で、ここの家族もここに住んでいるようだ。もしかしたらここの2階も宿泊する部屋があるのかも。軒でつながって左側が宿泊棟。駐車場はけっこう広い。


午前6時過ぎに出発。今日の天気はよさそうだ。朝の気持ちいい空気の中、走り出す。まずは県道153号で前橋方向へ向かう。


清野町交差点で県道25号へ。群馬町を南下。県道25号は道幅が狭くて交通量もそれなりにあって、かなり走りにくかった。昨日の26号もそんな感じだったけど、ここらの県道は皆同じような感じなのだろうか。


三ツ寺交差点から県道10号へ。高崎を避けるように安中へ向かう。町屋橋で烏川を渡る。時刻はまだ7時半前。普段は今頃起きる時間だ。次第に気温が高くなってくる。


安中の手前でR18に移る。信越本線沿いに道が続く。主要な国道だけあって、交通量が多い。でも、その分道幅に余裕があって、むしろ今までの県道よりずっと走りやすかった。正面には、これから上る妙義山の山々が見える。


線路の向こうに、何かの工場があった(ランレポ作成時に調べてみたら東邦亜鉛という工場だった)。一つの町のような規模で、複雑に入り組んだ建造物が密集している光景は、圧巻だった。何となく、ジブリの世界を思い浮かべた。


安中駅前を通る辺りで本線が車のみ通行可の道になり、側道へと降りると、いつの間にか1本隣の県道みたいな道を走っていた。そこは微妙に走りにくかったので、しばらく走った後に国道へと向かって、そしてR18に復帰した。


R18を走って行くにつれ、目の前に見えてくる妙義山がどんどん大きくなってきた。これから走るであろう山に、気持ちも高まってくる。荒々しく岩肌がむき出した山々は、明らかに今まで上ってきた山とは違った雰囲気を放っている。

ここから妙義山を越えてR254までコンビニがなくなるので、セブンで休憩。朝飯と昼飯の中間食を食べてエネルギーを補給し、当然ボトルに水分も補給。足に昨日の疲れも残っていたので、少し長めにのんびりと休憩した。

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