その1

8/10(火)

3日目は中之条を出発して、赤城山と榛名山を上って榛東村までの約130km。上昇距離はなんと約3000m。この旅で一番坂を上り、ハードな1日だった。しかし、その分いい景色を堪能し、雨にも降られずに走りを楽しめた。最後にアクシデントも起こったが、今となってはいい思い出である。この日のマップはこちら。標高や速度、心拍数などのS720iのデータはこちら

中之条からR145今井峠(738m)を越え、沼田から県道251号線で赤城山を目指す。赤城山を越えると前橋方面へ下り、県道34号線で渋川を目指す。渋川からは伊香保などを通って榛名山への上り。榛名湖の周りを1周してから県道28号線で下り、榛東村の民宿泊。


今日も5時起き6時出発を予定していたが、なんだかんだで6時20分頃の出発となった。朝食は前日コンビニで買っておいたおにぎり2つで済まし、朝はとにかく時間を掛けずに準備を行う。出発するときに宿のおばちゃんに写真を撮ってもらった。


願いが叶ったのか、昨日の夕方から夜通し降り続いていた土砂降りの雨は、朝にはすっかり止んでいて、気持ちのいい青空が広がっていた。昨日の渋峠への上りの途中からずっと曇り空だったので、久しぶりに気分も晴れやか。


まだ朝早いので、車もまばら。宿のおばちゃんの話では、朝7時頃からは交通量が増えるらしい。通勤で町の外へ向かう車が多いからだ。昨日の夕方にものすごく渋滞していたのは、外から帰ってくる車だった。朝の新鮮な空気が気持ちいい。


市街地を抜けてR353との交差点を左へ曲がると、すぐにローカルな景色の広がるのどかな道になった。上ったばかりの太陽が、雲の中から光りを放ち、柔らかい光が辺りを包む。まだ気温も低く、とても気持ちよく走って行ける。


交通量の少なく走りやすいR145を沼田へ向けて走っていく。ここも日本ロマンチック街道。やや雲が広がっているが、気にならないくらい薄い雲。


道の脇に延びる山々に朝靄が立ち籠めている。朝にしか見る事ができない、この幻想的な光景が好きだ。


朝靄が広がる朝の道を走っていく。雲を抜けて、青空がまた広がった。止まって写真を撮っていると、民家から出てきたおばちゃんが「どこから来たの?」と声を掛けてきた。神奈川まで走って帰ると教えると「がんばってね〜」と応援してくれた。


道の脇に目をやると、田んぼの中に細い道が延びていた。一直線に延びる道の先は、朝靄に包まれている森や山々。とても印象的でいい景色だった。さすが日本ロマンチック街道。

今井峠の手前にセブンがあったので、ここで最初の休憩。ドリンクをボトル2本満タンまで補充し、おにぎりを補食。小さなチーズパンがいくつもセットになっているものをBENTO BOXに入れておく。走り出して1時間も経っていなかったが、コンビニはあるときに寄っておかないと、大変な目に遭う。早めの休憩や補給が大切だ。


じわじわと上っていき、最後にちょっと勾配がきつくなったが、その後すぐ今井峠へ到着。1000m以上アップの峠をいくつも越えてきたからか、400mアップのこの峠は思ったより楽に上れた。峠には大理石村というアミューズメントパーク(?)があり、ロックハート城が目を引いた。


中世のヨーロッパの城を復元したようで、なかなかよくできていた。ここで結婚式なんかもできるらしい。いくつか写真を撮った後、今井峠を下りだした。

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