その1

8/9(月)

2日目のルートはマップ(1日目と同じ画像)を参照してください。高低差はS720iのデータ参照。このデータは休憩などで3つに分かれてしまったデータを合体させたものです。

長野市街(400m)を出発し、千曲川に沿うように北上、立ヶ花から中野方面へ。山ノ内からはいよいよ渋峠への上りが始まる。渋峠は標高2172mの高さで、国道最高地点。約1750mアップで、平均勾配5%の上りが35km続く。1つの峠だけ見れば、この旅で一番の難所だ。

渋峠からは群馬県。草津(1200m)まで下り、さらに六合(750m)まで下る。六合からは日本ロマンチック街道を通って暮坂峠(1088m)を越え、吾妻町へ入り、そして中之条(400m)がゴール。112.6kmで2330mアップと、この日もかなりハードな設定。


5時に起床。ホテルに泊まるのは久しぶりだったので、見知らぬベットで目覚めたのが新鮮だった。あらかじめ買っておいたおにぎり2個を朝食として食べ、出発の準備をした。昨夜は激しい雷雨が寝た後も続いていたが、夜のうちに降りきってしまったのか、雨は止んでいた。


フロントに下りると、昨日の感じのいい受付の人が自転車を奥から出してきてくれた。出発前にキャリアの固定部を固定し直して、ずれにくくする。今日は荷物を分散して、左右のサイドバッグの重量バランスを整えた。これで昨日のようなトラブルが起きにくくなるはずだ。


宿泊した長野市街にあるビジネスホテル「ホテルニューやま」前にて。ビジネスホテルなので特別きれいとかいうわけではないが、対応はとてもよかった。サービス業のあるべき姿だと感じた。ちなみに、近くに同系列の「ホテルやま」もある。どちらでもよかったのだが、なんとなく「ニュー」がついている分新しい建物で設備もいいかなと思ったのでこちらにした。


6:45頃、出発。空は曇っていて、灰色の空だ。天気予報でもずっと曇りで、降水確率も少しある。晴れた気持ちのいい空の下を気持ちよく走るツーリングを期待してきたのだが、微妙な天気が続く。しかし、昨日も途中で晴れたし、今日もまた晴れることを期待しつつ走り出す。


朝早いのと微妙に裏道なので車は少ない。最初は市街地のよく整備された道を進んだ。この辺りは細かい道が多く、持参しているツーリングマップルでは現在位置がうまく把握できない。地図をちょこちょこ確認しつつ、方角を意識しながら勘で走っていった。

市街地だから、すぐコンビニくらい見つかるだろうと思い、空ボトルで出発したが、中心街から離れるように走っているためか、コンビニが全然見つからない。早くも喉が渇き、軽い脱水症状だ。これはまずい。しばらく走ると、ようやくヤマザキデイリーストアを発見し、ここで補給することができた。


道路上に「県道○号線」という看板がほとんどないために、今走っている道が地図上でどの道なのか、微妙に確信が持てない。でも、考えてもしょうがないので、だいたいどの方向へ向かえばいいかだけを考え、走っていった。あえて国道を外して走っているので、交通量が割と少なく、走りやすかった。


道から見える山々が朝霧に包まれていて、幻想的な風景が続いた。昼間はまた体温近くまで気温が上がるのだろうが、朝はとても涼しい。しっかりと水分補給をしながら、快調に走っていった。三才駅の脇を通り、川沿いの細い道を進んでいくと、次第に交通量が多くなり、走りづらくなってきた。

交差点の看板にR18の記載があり、今走っている道も道幅が狭くて車が多く走りづらいので、R18へ向かう事にした。交差点を曲がって少し走るとR18へ出た。やはり国道なので交通量があるが、その分道が整備されていて、路側帯がしっかりあるために走りやすい。


浅野からはR117へ。東の方に高い山々が見えてきた。これからあの辺りの山を越えるのだろうか、なんてことを思いつつ走っていく。太陽が高くなってきて、気温もどんどん上昇して暑くなってきた。


立ヶ花橋手前の蟹沢にあるセブンで最初の休憩。ここでドリンクの補給とエネルギー補給をする。日陰がなかったため、日なたに座って補食する。まだ午前8時だというのに、照り焼きになるような強い日差しと汗だくになる気温。

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