2011.10.22〜23   
    主催 JPS福岡支部 
    会場 ホテルコムズ福岡
小型印第29回全九州ジュニア切手展 小型印イメージ図
「自然との共生シリーズ第1集 〜日本の希少野生動植物〜」より、長崎県対馬のみに棲息するツシマヤマネコ「絶滅危惧IA類」と、熊本県指定希少野生動植物のオオルリシジミ「絶滅危惧I類」を選びました。
毎年、その年に発行される「ふみの日」切手(50円)を使って、楽しくおたよりを出せるようなデザインを考えてきましたが、今年は「ふみの日」切手のl発行がありませんでした。

第24回から28回まで5年間は「小倉百人一首」でしたが、毎年5人のうち2人しか取り上げられなかったので、残った人たちを使う、ふるさと切手から選ぶ、他に近い時期に発行される切手から選ぶ・・・と、いろいろな選択肢がありました。

これまでに取り上げ切れなかった百人一首から、と言う案が有力でしたが、過去の切手では臨時郵便局での販売が難しいですし、「全九州」なのに、県単位でふるさと切手を選ぶのもつまらない気がしていました。
「星座シリーズ」はシール切手なので、バラで買うことはできませんし。

そうした頃、8/23発行の「自然との共生シリーズ」切手の報道発表があり、
これはなかなか意義のあることと思われました。

福岡支部の方にご相談しましたが、基本的にわたしにお任せくださるとのことでしたので、これに決めました。

ツシマヤマネコについては、今回絵を描くにあたって初めて勉強しました。
耳が丸い、尾が太いなどの違いがあるものの、以前は地元の人たちも、ただの野猫くらいの意識しかなかったようです。それが大変希少な動物と知り、さまざまな保護活動を始めましたが、時すでに遅く、絶滅危惧種となっています。

オオルリシジミは、食草のクララを植えることで、長野などでの保護活動が功を奏しているようですが、里山を守らないことにはこちらも絶滅危惧種です。

九州には貴重な動植物がある、との意識と誇りをジュニアの方たちに持ってもらいたいと思いました。
今回で、わたしが小型印のデザインを担当してからちょうど10回目です。
この間、縁があって2回、スタンプショウはかたにお邪魔し、支部の皆さまや、博多郵便局の方たちともお会いすることができました。
毎年、賛助出品として、2フレームの作品を出品させていただいており、記念カバーやハガキの制作など、とても深いつながりを持ってきました。
基本的に、パソコン郵趣部会展に出品した作品を持っていきますので、作品を作る際には、切手の博物館で観ていただくだけではなく、いつも九州の方たちのことも思い浮かべています。
若い方の切手離れが進み、ジュニア切手展の開催には苦労されていることと思いますが、これからも末長いお付き合いができたらと願っています。
「スタンプショウはかた2011」のようすはこちらの動画でご覧になれます。
第29回全九州ジュニア切手展記念カード
絵をクリックすると切手と消印が大きく見られます。
第29回全九州ジュニア切手展記念カード第29回全九州ジュニア切手展記念カード

公式カバー
第23回全九州ジュニア切手展
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