セシウム汚染牛 ( 安全・安心のイメージ #12 )


国が定めた暫定基準値 500ベクレル/kg を超える食肉が流通している問題。
食肉を販売する立場の俺にとって、言いたい事は色々あるが、
なるべく簡潔にここに事実と、俺の思いを記したい。

消費者にとって、安全・安心な食品を購入・食したいという思いは当たり前のことである。
販売者においても、安全・安心な食品を提供したいという思いは、当たり前のことであるし、商売と言う行為において義務でもある。
そして、生産者においては、安全・安心な食品を生産・提供したいという思いは、もちろん当たり前の思いであるし、そして義務でもある。

何故、今回のような事故・事件が実際に発生してしまったのか。
東京電力の責任?
行政の責任?
原発に依存せざるを得ない環境を求める民意の責任?
小売店の責任?
食肉生産者の責任?
それとも・・・??

責任問題はさておき、後回しにする訳ではないが、情報が整い次第俺なりの視点でまとめていきたいと考えているが、

ここで言いたいのは一つだけである。
誰しもが、食の安全は願っているのである。

生意気かもしれませんが、責任と言うものは、すべての立場において発生する物であると思う。
それは、生産者・販売者・消費者のこと。

ただ何となく、安全・安心な食品を敬遠する事は、消費者としてはマイナスの行為であり、いわゆる風評被害を助長する行為になりかねない。

こんな時だからこそ、みんなで助け合っていこうと気持ちが少しでもあるならば、申し訳ありませんが、正しい情報を自ら確認してみることをお薦めします。


ちなみに、安全・安心の言葉の意味を あらためて辞書で調べてみた。
安全危険がなく安心なこと。
安心気にかかることがなく心が落ち着いていること。

イメージは大切。
一度失われた信用というイメージは、取り戻す為にはかなりの時間を要す。
何が正しいかは、自分で判断するしかないのかもしれない。


2011.7.16.
2012.3.25. (タイトルを修正 及び 内容を一部修正。 )


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