狂牛病 その3 (安全・安心のイメージ #06)


お肉は本当に大丈夫なの?
 と、心配している方へ。

お肉屋さんは大変だねぇ、牛も鶏も駄目で・・・。
 と、スーパーの販売員に声をかけてくださる方へ。

「大丈夫ですよ」という販売員の返答に、
 「本当に大丈夫なの!?」 という言葉を発せられる方へ。

俺がとても判りやすくお答えします。
「大丈夫です。」
「本当に大丈夫です。」
何が心配なのですか?と逆に俺が質問したくなるほど、大丈夫です。

だって、国内で狂牛病が出たって騒いでいるじゃない。
 → 検査の精度の高さが確認された証です。安全なものしか市場には流通していません。工業製品でも規格外の物は確実に存在し検査過程で取り除かれるのと一緒です。

でも心配だわ。
 → 食肉を食べて死んだ人はいません。ちなみに日本国内での交通死亡事故は平成15年度で7,702人で、これは46年ぶりにやっとこさ8000人を下回った快挙とも呼べる水準です。 更に付け加えると日本国内での自殺件数は毎年3万件という感じです。1日あたりに換算すると、
交通死亡事故21人/日
自殺件数82件/日
統計上の数字ではありますが、こんな勢いで毎日尊い命が失われています。せいぜい交通事故と自殺にはお気を付けください。

なんだか気持ち悪いわ。
 → 例え話になりますが、俺は 納豆が嫌いな人にはそれを無理には勧めません。嗜好の違いですから。ただ個人的に言わせて頂くと、あんなに旨いものを食べないなんて俺から見ればあなたは気の毒な人です。

私は真剣に心配しているのよ。
 → 俺も真剣に心配しています。

今を生き残れないものには明日はありません。それは個人も企業も同じです。今を生きるのに必死なあなたと同じように、目に見えにくい安全や信頼を守ろう、伝えようとしている人もたくさんいます。芸能人のスキャンダルや、不幸な事故があった時の遺族に「今のお気持ちは?」とインタビューを試みるような、報道に似せた低俗な娯楽番組に洗脳されないように御注意ください。

2004.2.23.
2012.3.25. (タイトルを修正)



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