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2002/07/31

 住基ネットのクラックテスト - その効果はかなり疑問(slashdot.jp)。

 ICANNに全ての記録開示を命じる判決 (slashdot.jp)。スラッシュドットでICANN絡みだと、話がそれていくことが多いような気がする。


2002/07/30

 某書店は、『戦闘妖精・雪風 解析マニュアル』(早川書房編集部 編/早川書房)を軍事・戦闘機関連の棚の前に平積みしていた。隣のSFの棚の前をうろうろと探していて、ふと横を見て脱力した。


2002/07/29

 auの携帯電話にReferer誤送出の欠陥、KDDIは回収せず(slashdot.jp)。セッション管理、HTTP_REFERERなど。
 ZDNetの記事に、今回の欠陥に該当する機種名(とそのバージョン)が掲載されている。


2002/07/28

 「かまいたちの夜2」ほぼクリア(プレイ時間、約30時間)。エンディングリストも全て埋め終え、後は分岐一箇所(前作絡み)を残すのみ。「底蟲村篇」のラストの美しさが心地いい。


2002/07/27

 自治体のセキュリティ意識に温度差(slashdot.jp)。

 「ゲーム脳」に物申す(slashdot.jp)。
 『ゲーム脳の恐怖』(森昭雄 著/NHK出版 生活人新書)で、著者は「ソフトウェア開発者8人の脳波を測定してみたところ、8人とも痴呆者と同じ脳波を示した」と書いているそうだ。主張が暴走する様はまさに「実演・運動脳の恐怖」と言ったところかと。


2002/07/26

 住基ネット業務連絡用Webページにおけるアクセス制限の実態(slashdot.jp)。

 著作権者によるサイバーテロを許可する法案、米下院提出(slashdot.jp)。米新法でクラッキングに終身刑も、令状なし盗聴可能(slashdot.jp)と合わせ技?


2002/07/25

 Hamada's Boat 掲示板のいなばさんの書込みで興味を持って、「池田信夫の「ドット・コミュニズム」第20回「監視社会」の神話──プライバシーなき世界は恐怖か(その1その2その3)」(Hot Wired)を読んだ。
 ……ネタかこれは。ネタついでにスラッシュドットで検索。

 技術的なことについて、人の事を言えないですな。「世界のサーバOS市場でウィンドウズのシェアがUNIXの2倍以上あることを知らないのだろうか。」質より量ってこと?


2002/07/24

 ソニー、JPEG特許(の主張)に屈す(slashdot.jp)。(関連日記:2002/07/20


2002/07/23

 住基ネットは仮運用初日からトラブル多発(slashdot.jp)。


2002/07/22

 「かまいたちの夜2」わらべ唄篇をやり直し。並行して陰陽篇もやって、いちおう「完」まで。でもこれはあんまりな気が。ドアを開けて、襲来場面を見た瞬間、夜中なのに大笑いしてしまった。かかあ天下はあの世まで……香山さん、幸せそうだ。


2002/07/21

 「かまいたちの夜2」(PS2/サウンドノベル/チュンソフト)のわらべ唄篇(脚本:田中啓文)の「完」エンディングを見た。
 「かまいたちの夜」というゲームソフトが売れたお礼に、8月15日からの一泊二日で、ゲームのモデルとなった皆さんがたを別荘用の島にご招待します――ゲームの脚本家からの招待状を受け取った主人公たちは「三日月島」を訪れるが、邸には主である「脚本家 我孫子武丸」の姿はなかった。しかも、ある理由により、明日までは島から出られないのだという。招待客たちは仕方なく島で一夜を過ごすことにするが、その夜、第一の事件が起こった……。
 フローチャートやしおり、読み直しなど、操作性はとてもいい。こちらの話はそれほど恐くないので、夜中にやっても平気です。
 で今は陰陽篇(脚本:牧野修)を。香山さんの奥さんが素敵。こちらは夜中にやると、近所迷惑かも。


2002/07/20

 JPEGに特許が存在(slashdot.jp)。またか。


2002/07/19

 仕事場でひろった話。
 「社内システムの件ですが、お客さんは、NT4でやってくれ、と。……ええ、ええ。サポート期限についてはご存知ですよ、あちらもシステム会社ですから。でも、トラブルが起きなければ、サポートなんてなくても大丈夫だ、とおっしゃるので……うちとしてはどうしようかと……いっそ断わったほうがいいですかねえ?」


2002/07/18

 住民基本台帳システムはWindows!?(slashdot.jp)。
 アンチMSというより、やっかいなものを手入れしづらいところに入れて欲しくないと言ってるだけなのに、それを憎しみのあまりなどと言われると、必死だなー(誰が?)と感動すらおぼえてしまう(誰に?)。
 「月刊文藝春秋2002年8月号」についてのkjmさんの感想は参考になります。
 ちなみに、Windows2000のサポート期限は2004年3月まで、となっている。その後はどうするんだろう。(参考:Windowsの「引退スケジュール」に,昨年出た“あの”OSも(ZDNet))
 (関連日記:2001/12/05, 2001/12/19, 2001/12/24, 2002/02/25, 2002/07/04, 2002/07/11, 2002/07/15

 えっ。
 アプリケーションと心中するOSって当たり前なの?それは知らなかった。WindowsNTが吹っ飛んだ例(Wired News)は知っているけれど、他にもあるのか……調べてみよう。


2002/07/17

 『最果ての銀河船団』(ヴァーナー・ヴィンジ 著/中原尚哉 訳/創元SF文庫)読了。
 250年周期のうち、215年は消えたままという、奇妙な変光星、オンオフ星。星系にだたひとつの惑星――アラクナ星には、蜘蛛型異星人が存在している。ふたつの人類文明、<チェンホー>と<エマージェント>は、オンオフ星系が生み出す利益狙って、アラクナ星の軌道上で対立していた。表向き和平交渉が行われていたが、ある時、片方の先制攻撃によって戦闘がおこり、結果、双方とも人的資源や装備の大半を失ってしまう。彼らが再び航行可能な装備を入手するためには、惑星の――蜘蛛族の文明が高度に発達するのを待つしかなかった。
 とまあ、これが上巻。惑星上の蜘蛛族と、軌道上のふたつの人類文明の対立について、じっくりと書込まれた描写を読むのは楽しかった。ネットワークについての扱いは、とても興味深い。"成熟したプログラミング環境"や"レイヤー"など、にやりとさせる描写も多く、下巻で、蜘蛛族のひとりが、ある手段を用いて連絡をとろうとするあたりは、特にわくわくした。

 米新法でクラッキングに終身刑も、令状なし盗聴可能(slashdot.jp)。「えっ、"誤爆"ですよ!!」(サム小父さん 著『いざって時の言い訳マニュアル』「第9章11節」より引用)なんてね。

 エルコンドルパサー号の死亡について(JRA)。


2002/07/16

 作業用のPCに、あるツールをインストールすることになった。インストール用のディスクだけ寄越してくれればいいのに、作業はこちらでやります、と言われる。それでもいいか、と任せて横で見ていると、どうも上手くいかないらしい。PCの環境について私に質問してくる。
 「OSを入れ替えたんですよね。スクラッチインストールしましたか?」
 「ああ、クリーンインストールのことですね?やりましたよ」
 「いいえ、スクラッチインストールです。してないんですか?」
 この場合、言っていることはどちらでも同じだと思いますよ、と言ってみたが、クリーンインストールが何なのかよく分からなかったらしく、スクラッチインストールしてないから上手くいかないと言われる。だからさー……文脈から判断出来るだろうそれくらい。
 その後、環境変数を変更しなくていいんですか、と訊ねてみたら
 「何ですかそれ」
 結局ツールは使えなかった。


2002/07/15

 住基ネットのセキュリティ問題を扱うスレッド(jca.apc.org)。

 Tea Room for Conferenceの「07月09日 04時40分 ( No.943 )」と「07月13日 04時27分 ( No.948 )」でも、住基ネット関連の話題が取り上げられている。


2002/07/14

 NHK スペシャル「変革の世紀」第3回 "知"は誰のものか 〜揺れる知的所有権〜にレッシグ氏(著書『CODE − インターネットの合法・違法・プライバシー −』(感想))が出演していた。


2002/07/13

 フィル・ジマーマン・インタビュー(HotWired)その1その2その3
 ジマーマンはPGP(Pretty Good Privacy:個人用暗号ソフトウェア)の作者。

山形「……(略)……。暗号の本では、たぶん来年に、スティーヴン・レヴィっていう人の『クリプト』(引用者註:邦題『暗号化』として翻訳出版されている)という本の翻訳が出るんですけど、こっちは暗号について人間を中心に描いていくのね。『暗号解読』にも出てきたジマーマンって人がある日ストリップ小屋に行くと、ストリッパーのおねえちゃんが『あんた何者?』、『こうでこうで』、『あたしもあんたが作ったソフト使ってんのよ!』って、ひざの上でグラインドしてもらったとか、くだらん話が山ほど出てて最高に楽しい」
(「BOOK OF THE YEAR 2001 ビジネス・科学」(稲葉振一郎 × 山形浩生)「SIGHT」vol.10 WINTER 2002 掲載)

 『暗号化』(感想)と『暗号解読』(感想)はどちらも面白かった。

 暗号化ソフト『PGP』の『アウトルック』用プラグインにセキュリティーホール(WiredNews)。


2002/07/12

 久し振りに会った知人と夕食。楽しかった。

 タイで生春巻きに包んで食べるドクダミは、日本のあのドクダミより味も香りもずっと柔らかいという話。タイ暮らしの長かった日本人が「ドクダミってウマいんだよ〜」と日本のそれを採ってきて食べて、その強烈さに絶句したという話を何かで読んだ。(ソースは失念)


2002/07/11

 住民基本台帳ネットワーク開始まであと1ヶ月の現状(slashdot.jp)。
 住基ネットについて基本的なことを知りたければ「日経コンピュータ」2001.3.26(no.518)の特集記事「あなたのプライバシが危ない 行政機関による「個人情報管理」の実態」(pp.56-69)を読むといい。住基ネットのシステム構成やその問題点がわかりやすくまとめられている。
 冒頭にとりあげられている横須賀市役所の例だが、ここが特別なのではなく、どこもこんなものだろう。

横須賀市役所の場合、各課の長が毎朝パスワードを入力して端末を起動した後は、その課の全職員が自由に住民基本台帳を閲覧できるようにしていた。端末が課に一台程度しかなく、職員が住民基本台帳システムを使うたびにログインし直すようでは仕事にならないからである。(p.58)

 「国の行政機関、および地方自治体が保有する主な個人情報」(pp.70-71)では、現在既に電子化されている個人情報の種類が一覧できる。

これらの情報は、ほぼすべてが電子化されている。ただし本誌が取材した範囲では、暗号化のようなセキュリティ対策がとられているものはない。運用上の手間が大きいのに加えて、インターネットなど外部のネットワークとは接続されていないホスト・コンピュータやサーバで管理されているのが理由である。なお国の行政機関は合計で1661種、東京都は約2300種、足立区は約580種の個人情報を管理している。(pp.70-71)

 山田宏氏(杉並区長)の指摘(p.68)は、的を射ていると思う。


2002/07/10

 『グヌーテラ』開発者が自殺(Wired News)。ジーン・カン氏(25歳)。

 Conversation Room経由でA catalogue of errors(今回の大会で問題になっている判定の一覧)Dallas stands firm(6月21日 ドイツアメリカ戦での、ハンド見逃しに見える判定について)(以上、BBC)。


2002/07/09

 文化庁がトップページ以外へのリンクを機械的に拒否(slashdot.jp)。面白い。これ、製作会社が無知なだけなのでは。

 HTTPステータスコードについて調べてみた。(以下、『Apache拡張ガイド(上)-サーバサイドプログラミング』(Lincoln Stein, Doug MacEachern 著/田辺茂也 監訳/田和勝 訳/オライリー・ジャパン)pp.71-72「表3-1 主要なHTTPステータスコード」より一部を引用)

 (7月10日追記:実際のステータスコードは"302"とのこと。また、文化庁、「ディープリンクを拒否するつもりはない」(ZDNet)なんて記事も出たりしている。)


2002/07/08

 今日も暑い。

 『最果ての銀河船団』(ヴァーナー・ヴィンジ 著/中原尚哉 訳/創元SF文庫)には"蜘蛛族"という名前の異星人(?)が出てくる。蜘蛛嫌いな人は、この本を読めるのだろうか。まあ蜘蛛っぽい描写は今のところ(上巻200ページまでは)無いが……

 ゲームをやって陸軍に入ろう(Wired News)。ゲームで床磨き機を動かしていると陸軍からスカウトが(違う)。


2002/07/07

 七夕。

 本の整理をする。


2002/07/06

 急に暑くなった。

 「.hack//感染拡大」vol.1(PS2/RPG/BANDAI)を少しやってみる。冒頭の話の展開にはかなり戸惑ったが、そこを乗り越えるとなかなか楽しい。


2002/07/05

 「Number」 7/18号(no.553)を読む。カーン選手のインタビュー(pp.29-31)が目当て。韓国ドイツ戦のスタジアムについての彼の感想は、興味深かった。
 ページをめくっていて目にとまったのが「ワールドカップTMコリア・ジャパン」(pp.82-83)の「トゥルシエグラフ拡大版」。1998年8月〜2002年6月までの、トルシエ監督の浮き沈みをグラフにしたもの。何がグラフの数値の基準になっているのか私には分からないが、沈んでいることが多いように見える。

初来日は8月(引用者註:1998年)。「日本語を覚えたい」と殊勝なことを言っていた。(p.83)

 殊勝って。……これによると、通訳のダバディ氏が登場したのは1999年1月。


2002/07/04

 住民基本台帳ネットワーク開始まであと1ヶ月の現状(slashdot.jp)というか惨状というか。

 パソコンスクール「アビバ」から個人情報流出(slashdot.jp)。責任逃れの魔法の言葉「ハッキングされました」。


2002/07/03

 途中で速くなるエスカレーター(slashdot.jp)。"動く歩道"はJR船橋法典駅〜中山競馬場の専用地下通路にもある。

 NPRがリンクの申し込み義務を撤回、しかし反発は残る(Wired News)。


2002/07/02

 『ハッカー/13の事件』(ジャック・ダン & ガードナー・ドゾワ 編/浅倉久志 ほか 訳/扶桑社ミステリー文庫)読了。
 "ハッカー"をテーマとしたアンソロジー。企業のデータベースから遺伝子まで、なんでもhack。
 遺伝子操作が生み出した病気にまつわる物語「血をわけた姉妹」(グレッグ・イーガン/山岸真 訳)と、架空の本の書評という形式をとった「わが神経チェルノブイリ」(ブルース・スターリング/小川隆 訳)が面白かった。

 US to probe Afghan bombing 'blunder'(BBC)。US militaryのスポークスマン曰く"We don't know anything about a wedding party,"
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 はい、次の言い訳は何?


2002/07/01

 気が抜けてだるい。

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