丁寧一徹 塗装作業 屋根 |
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外壁とひとくちに申しましてもいろんな種類の材質のものがございます。モルタル・サイディング・トタン・タイル等々、その中のモルタルだけとりましても又さらに各種ございます。ここでは基本的な施行パターンやそれぞれの特色、仕上がり具合を施工例として私なりに御紹介、御説明してみたいと思います。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() 多孔質ローラーによるスチップル仕上げの外壁 |
![]() 吹きつけによるボンタイル玉吹きっぱなし仕上げの外壁 |
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![]() 吹き付けボンタイルヘッドカット仕上げ |
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モルタルなどに塗装する外壁材は、今から20年くらい前から数年前まで弾性塗料(ゴムテックスなどが代表的でしょうか)が全盛期だったのが私の記憶にあります、当時は、シーラーなどの下塗り材で密着をよくし、上塗りの弾性塗料で厚みをつけるような理屈だったようですが、最近はホールド工法(ホルダーGU)のようなアンダーフィーラー材で下塗りから厚みをつける工法に流行が移ってきています、確かにこの工法のほうが細かいひび割れなど材料でつぶせてなくなり,仕上もセラミックやウレタン系の上塗りを塗装すれば大変綺麗な仕上がりで理にかなってると思います。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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下地処理(水洗い=機械による高圧洗浄) |
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施行前の下地処理としては機械による高圧洗浄が一般的です。今から20年ちょっと前、今はなきT塗装協会(塗装協会といいましても実際はただの塗装業者でかなりひどいやり方だったようですが....)が最初に流行させたようです。それ以前の機械による水洗いは、プラスターや旧セメント系リシンの傷んだ塗膜を剥離除去する工法のひとつにすぎなかったんじゃないでしょうか。 うちの先代は建物をあえて濡らすということにかなりの抵抗を感じていたと記憶しています。モルタルが防水性がある状態ならいいですが水を吸い込む状態だとかえって湿気を閉じ込めてしまうことになりはしないかという懸念があったからだと思います。しかしながらカビや埃を洗い流すことは下地処理としては理にかなってるとも思います。いろいろと経験や熟慮の結果、私流では亀裂や吸い込む部分に加減をしつつ洗浄の後ある程度の乾燥時間を置くことで機械による高圧水洗いのリスクを極力なくして作業をすすめています。 |
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養生(マスキング) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
下地処理の次は窓や屋根瓦、塗装しない部分あるいは汚したくない部分を養生(マスキング)していきます。 私が若かりし頃、先代が私の修行先に一番最初に選んだのが吹きつけ塗装専門の業者”ガン吹き屋、ガン屋”さんと呼ばれる業種の親方の許でした。吹きつけ専門ですからやはり養生(マスキング)が勝負になります。来る日も来る日も親方にどなられながら養生をしてきた経験から、私はこの養生という作業が嫌いではありません。確かにこの”養生”という作業は形として残るわけではありませんし、細かい作業が多くなる故、根気も必要な作業でもあります。そのため大半の塗装屋は軽視しているかもしれません。 私なりの考え方ですが、丁寧な仕事を心がけている職人を見分けるにはこの養生のやり方、作業の具合を見ればわかりやすいのではないでしょうか。 |
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こちらは戸袋のあるタイプのアルミサッシの養生です。 マウスをかざしてごらんください。、 私流は、マスキングしてありましてもビニールの中で雨戸の開け閉め可能なように養生してあります。 一部戸袋のなくレールだけのタイプは開け閉めが不可能な養生になる場合もあります、いずれそのタイプも御紹介したいと思います。 |
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こちらは雨戸戸袋のないタイプの窓の養生となります。 同じくマウスをどうぞ。 |
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面格子付きの窓、出窓の面格子付きの両タイプです、こちらもマウスをどうぞ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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← 玄関の養生は開け閉めできるようにします、 ⇒当然施錠も可能でないと意味がありません |
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下塗り(アレスホールド工法)の場合 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
いよいよ下塗りの段階までまいりました。ホルダーGUを使用するアレスホールド工法にて作業を進めていきます。この下塗りの長所は細かなひび割れやピンホール(巣穴)などがきれいにふさがってかくれてしまうところだと思います。さすがに段差のついてしまったひび割れは完全にきれいにはかくれませんが、それでも隙間は完全にふさぐことはできます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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← ホルダーGを塗り終えた画像です、軒裏はすでにエコレタンを1度塗装してありますので光沢が確認できますが、ホルダーGは乾くと光沢がまったくでません。私感ながら上塗りの載りがよさそうな感じが手触りも含めいたします。 |
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仕上げ塗り(中塗り・上塗り)材料セラMレタンの場合 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仕上げ塗りです。一連の作業においてもまた建物にとっても外壁の仕上げ塗りはメインイベント的な工程だと思います。 職人の腕の見せ所でもあります。こう考えるのは私だけかもしれませんが、私の手によってだんだん建物がきれいになっていくのを目の当たりにするにつれ気分爽快といいますか、ある意味喜びを感jじながら作業できる工程です。 |
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![]() ![]() ↓ |
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![]() 仕上げ塗り完成後の画像です、ボンタイル吹き付け外壁(モルタル)の塗り替え施工例でした。 |
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