例えばシンハラ文字で「か」はක の文字。ここに“旗坊“を付けてක් 文字の右上の記号にご注意 とすれば「かka」から母音 a が取れて子音の k だけになります。
この"旗坊"を"ハル記号"と呼びます。“ハル”は音節文字から子音を作りだす記号で、この子音抽出をハル・キリーマと言います。
インドや日本のことばは原則、1音節(子音+母音)のまとまりが音の最低単位。音節毎に音を捉えて聞き分ける。そして、日本以外の音節文字を用いる言語は子音だけの音も聞き分けて子音文字を音節文字から抽出します。シンハラ語の場合、ハルの記号を文字の肩や頭に乗せて子音を作ります。