シングリッシュでシンハラ・ユニコードを打ち出す

シンハラ語質問箱 Sinhala QA102
2015-Apl-07 2017-July-20



スリランカの友達とシンハラ語でやりとりをしたいのですが、シンハラ文字の打ち込み方がよくわかりません。
英語でメールをやり取りするより、シンハラ語で接したいのです。

 

ユニコード・シンハラ文字を打ち出す方法

    シンハラ単語をアルファベットで打ち出して、これをひょいひょいと軽いシンハラ語の文字変換ソフトに通すとユニコードのシンハラ文字が出てくる。このスタイルがシンハラ・タイピングの主流になってきました。ユニコードのシンハラ文字を使っているので、どんな風に開いてもシンハラ文字が表示されます。

 シンハラ・ユニコードの文字が誕生したころは、その文字配列がウィジェーセーカラのタイピングを今になってリバイバルさせたので、打ち込みが窮屈この上なかった。「知っている人しか打ち出せない」という排他のムードがプンプンしたものです。そこに登場したのがシングリッシュ。当時はインハラと俗に呼んでいました。イングリッシュ+シンハラを合わせた造語です。アルファベットで話し言葉のシンハラ語を書いていました。ローマ字書きの日本語という感じです。
 
 当時は物 笑いの種だったのですが、それがユニコードのシンハラ文字の誕生とともに進化して、インハラを打ち込めばシンハラ文字に変わるという画期的なソフトが開発されて、いまはシングリッシュ(シンハラ+イングリッシュの造語)に名を改めて、SNSやスマートフォンの世界を飛び回っています。
 Singlish(シングリッシュ)でシンハラ文字を打ち出すソフトにはグーグル・プレイで配布しているものを含めて、数多あります。なぜ、数多あるかと言えば、どれも不完全だからです。シンハラ文字にはアルファベット・キーボードに対応させることのできない文字がいくつかあります。その処理がうまくで きないのです。それと、日本語キーボードの場合、対応しきれないキーに託された文字もあります。
 
それと、ソフトをインストールするとマルウエアも一緒に送られてきたりします。これが一番うんざりさせられます。多くは宣伝チラシのマルウエアですが、シンハラ語を書き込んでいるこちらの情報が丸見えなのも、どうかな。下手なシンハラ語の打ち込みがあけすけですから。
 いくつかのユニコード・シンハラ変換ソフトの中で、使いやすいのは「えんぴつ」Pencil පැන්සල というソフト。もちろん下手なマルウエアとは縁もゆかりもないウィンドウズ用のソフト。

でも、このソフトを使うには乗り越えなくてはならないことが待っています。
まず、シンハラ語の単語を覚えていること。
次に、なるべく正確な発音を知っていること。
最後に、それをローマ字式アルファベットに落とせること。

 とにかくも、シンハラ単語を知らなくては何にも始まらないので、簡単なシンハラ単語が使えるところまでは学習整理しておきましょう。

えんぴつ
えんぴつPencil පැන්සල Serandibsoft
 トゥシタ・マナトゥンガというエンジニアが開発したシンハラ・ユニコード変換ソフト。ローマ字の感覚でシンハラ語を書き込むと、あら不思議、シンハラ語になってしまう。フリーのソフトですが、使ってみて、いいな、と感じたらドネーションしてください。

Singiliisi 基本のキー・マップ