KhasyaReport さとやま食らいふ 014-2

そら豆、九十九里からやってくる

ストーブの天板の上に載せて素焼きにする。これが、うまい。

 ストーブ天板のそら豆は千葉の九十九里産なのだけど、東北の山里で味わうと、なぜだろう、味が濃密になる。そら豆のミルクっぽい味わいも、独特の青っぽい匂いも際立って、九十九里の砂と太陽の記憶がよみがえる。
 いただいたそら豆、ストーブで焼いて食べてるよ。その前に生でかじったよ、と相棒が九十九里のUのママさんに電話でお礼を伝えるとUのママさん、とても驚いた。
「ええー、そら豆、生で食べたの?」
「うん、甘くておいしい」
「ええー、食べたの?」
「うん、甘くて、甘くて。やっぱ、産直だね。生産者直送だものね」

 言い訳しちゃうけど、送られてきたそら豆の箱を開けたらおいしそうで、こらえきれなくて生のまま食べた、というわけじゃない。新鮮なそら豆は生でかじる。そして、焼いても食べる。
 ビールが必要でしょ? まあ、そういう方もおられます。
 太宰のそら豆、生で食べたか、炊いて食べたかな。 2014-7-10



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