KhasyaReport さとやま食らいふ 001

さとやまへ行こう


さとやまへ行こう
さとやまへ行こう
 スカイツリー見に行ったけど東京タワーのほうが好みに合う。錦糸町のロッテ・ホテルの窓に覗いている夜のツリーは冷たい。南に東京湾を遠く眺めて気分が落ち着いた。
 北へ向かう汽車の席で。東京駅グランスタでお弁当とサラダを選んで、北へ向かう電車に乗る。管理栄養士監修と書いてあるお弁当を背もたれのテーブルにのせて。んん、なかなか。相棒と二人でこれだけ食べる。
 車内ではペットのお茶を飲んだ。サラダを食べていたら郡山を過ぎた。さとやまへ行こう。


  山里の早朝。部屋の中のぼんやりした明かりが窓に映り山の杉木立ちに浮かぶ。薄暗いうちに起きて山の畑へ行く。

 納屋を出る頃には空が白む。


赤いバラの花を越えて、
杉木立の間を抜けて。


 
冬はこうして雪景色だけど、
畑はこの山の中にある。

 初夏になれば縄文の温暖期ヒプシサーマルのやすらぎ。山を行き、

 つつじ山を過ぎて、

 峠を行き、

 山に植えたばかりのアッサムの幼木にたどり着いた。この山のあたりでは中国種の茶木に時々出会う。細い枝の灌木でほったらかしにされて茶葉を摘み取る人もいない。いや、山にはいる人がいない。

 山を下りると、畑が待っている。

 ツユの雨がないので心配したけど、

 イタリアン・トマトも。昨年、枝に残したままのトマトの種が落ちて自然に芽を出した。デルモンテの調理用をホームセンターで買ったやつ。サントリーが毎春売り出すトマトの幼木はもうこの土地になじんでしまった。

 トマトのコンパニオンとして並べて植えたバジルも芽を出して何とか元気。山里の家と山の畑と。3年まえに三途の川から引き返してから、この畑生活をずうっと繰り返している。  2014-4-29


さとやま食らいふ目次山里ライフ かしゃぐら通信から

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