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     時候編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔時候編・冬〕   大田南畝関係
  【十月】
時候・行事詞書・詩歌出典巻・頁年月日
りっとう
立冬
 立冬 (別資料)
十月朔日「十月朔日、即事 去年叢裏菊猶新 細々黄花媚主人 十月之交雖改朔 残秋未入小陽春」南畝集17
漢詩番号3420
⑤178文化7年
1810/10/01
げんちょせつ
玄猪節
「玄猪節 液雨纔晴月上初 小春佳節賀玄猪 五城楼外庭燎色 照送千門満戸車」
〈十月の初亥の日、餅を食べ無病息災を願う〉
南畝集20
漢詩番号3421
⑤525文政4年
1821/10/10
てんしゃび
天赦日
「十月十九日甲子に天しや日なれば 甲子の大黒天じやよろづよしあすは小春の若夷講」
〈天赦日、とても縁起の良い日とされる〉
放歌集
千紅万紫
②171
①246
文化8年
1811/10/19
えびすこう
恵比須講)
「十月廿日、旧俗蛭児神を祭る【小川文庵の「菊を看る」の韻を次ぐ】
 十月風霜此地寒 家々念日酔相看 今宵須祭三郎子 士与商人共一般」
南畝集14
漢詩番号2570
④348文化1年
1804/10/20
しぐれ
時雨
 時雨 (別資料)
しょとう
初冬
「初冬 びんぼうの神無月こそめでたけれあらし木がらしふく/\として」めでた百首夷歌①78天明3年刊
1783/01/
しょかん
初寒
「初寒 晩入牛門市 買来黄菊根 手栽松下径 粧点古陶村」南畝集16
漢詩番号3103
⑤82文化4年
1807/10/
こはる
小春
「小春 朝めしと昼げの間みじかくて腹も小春の空の長閑さ」放歌集
千紅万紫
②171
①246
文化8年
1811/10/
 【十一月】
時候・行事詞書・詩歌出典巻・頁年月日
かおみせ
顔見世
 顔見世 (別資料)
しもつきはつね
霜月初子
「霜月初子 霜月の初子のけふの玉箒とりてはきだす貧乏の神」をみなへし
千紅万紫
②37
①257
文化5年
1808/11/03
とりのいち
酉の市
「さん水にひよみの酉の市ながらいもほり僧都なきにしもあらず」蜀山百首
清好帖
①311
⑳372
文化15年刊
1818/01/
とうじ
冬至
 冬至 (別資料)
  【十二月】
時候・行事詞書・詩歌出典巻・頁年月日
すすはらい
煤払い
「掃塵 万戸残年蝋十三 掃塵竃北与軒南 迎新婦子嬉々笑 執役傭奴瑣々談
 縛帚斎頭庭剪竹 餉茶隣並草盈籃 明窓浄几皆清潔 摩詰雲林可往参」
南畝集18
漢詩番号3576
⑤225文化8年
1811/12/13
あさくさいち
浅草市(十七・八)
 浅草市 (別資料)
せいぼ
歳暮
 歳暮 (別資料)
もちつき
餅搗
「隣家餅搗 垣一重こし粉つけてたまはるは居ながら自由自在もち哉」巴人集
徳和歌後万載集
②424
①28
天明3年
1783/12/
「餅搗 三杵半つきたての餅に二またの大根おろしをかけてくはばや」紅梅集②357文政1年
1818/12/
ついな
年内追儺
「年内追儺 蜀山 歯がないと断いへど一つかみ鬼打つまめをくれてゆくとし」放歌集
一簾春雨
②174
⑩502
文化8年
1811/12/
おおみそか
大晦日
「大晦日友人に簡す
 証文書尽して借金多し 懐ろ手して鼻歌を作すに由無し
 今日正当大晦日 君が家の仕舞近如何ん」
壇那山人藝舎集①472天明4年
1784/
じょじつ・じょや
除日・除夜
 除日・除夜 (別資料)
   【冬】
時候・行事詞書・詩歌出典巻・頁年月日
ふゆ
  (別資料)
ゆき
冬の雪
 冬の雪 (別資料)