cat  Norval −モードをたずねて− 


 モンゴメリがLeaskdaleの次に移り住んだ地、それがNorvalです。1926年から1935年まで、この集落の長老派教会の牧師館で暮らしていました。
 Norvalでの作品は、「エミリーの求めるもの」、「マリゴールドの魔法」、「もつれた蜘蛛の巣」、「銀の森のパット」などです。

 2月9日の日曜日も前日ほどでは無いにしても良いお天気。12時過ぎに近くのショッピングモールで買い物と昼食を済ますと2時過ぎ。天気はいいし、息子は昼寝してくれそうだし、そのままドライブすることに。

 今日はFreeway401を東へ。空港を通り過ぎ、Mississauga通りの次、Winston Churchill Blvd.で降りて北西へ。地図で見た通り、Freewayの南側はMississauga市の商業、住宅地域。でも北側は降りるとすぐに農村風景が広がります。前日北東へドライブした時とは少し印象が違います。Uxbridge近辺は丘が連なった風景でしたが、この辺りは真っ平。広々とした風景が広がっています。

 Town of Halton Hillsの標識が出てしばらくすると道が左へ続いて右にカーブし、住宅街の中へ。Norvalの標識が出たので一番最初の教会の駐車場に車を停めて地図を確認。この先の交差点を左折すると教会が2つ、このどちらかでしょう。

Freeway からの地図

 左折してGuelph St.を少し走ると右手に大きな教会。教会の手前から駐車場に車を入れてみると、教会と同じ敷地の左斜め後方に Yuka's LMM in Ontario のページで見たレンガ造りの牧師館が有りました。確かに、両方ともLeaskdaleのものより大きく立派な感じがします。牧師館から駐車場をはさんで東側にはCredit Riverが見えます。あの窓からモードは川を眺めながら執筆していたのでしょうか。

 寝ている息子を車に残し、夫と写真を撮りに行きました。教会も赤茶色のレンガ造りで、少し高い位置にステンドグラスの飾り窓が正面と左右に有ります。多分今日の午前中には礼拝があったことでしょう。敷地の中は駐車場以外(教会と牧師館の間)は雪が深くて歩けず、表通りから教会と牧師館の写真を撮り、教会の先の道を牧師館の前へ(教会の敷地は角地に有りました)。

 牧師館も赤茶色のレンガに玄関ポーチや軒下は白いペイント、屋根のダークグリーンが印象的な奇麗な建物です。牧師館の玄関ポーチにはクリスマスのイルミネーションライトがぐるっとついたまま、教会側の軒下には、星形のイルミネーションライトが下がっていました。きっと、まだ夜になると灯しているのでしょう。


 車へ戻って、川が見えるのではと牧師館の前のDraper St.を奥へ。とても素敵な住宅街で、どの家もまだクリスマスの飾りがついていました。地図の通り行き止まりで、川は住宅の陰にちらちら見えるのみでした。

 最初の交差点へ戻り、もう一度左折して川の方へ。川を渡ったところの小さな道に車を停め(他人の土地へのアプローチらしい)橋の上から川の上流を眺めると、林の向こうに教会の塔が小さく見えました。逆光補正をして写真を撮ったものの、目の前の電線がとても邪魔。モードが居た時代にも既に電気は来ていたのでしょうね。果たしてこの電線があったかどうかは疑問ですが。

 NorvalはLeaskdaleより少し大きな集落で、町の入り口ということもあって車通りは多くお店も何件か有りました。帰りは同じ道をもどらず、教会の前のGuelph St.をFreeway410に向かって東へ。すぐにCity of Bramptonに入り、先程同様の真っ平らな農村風景の中を走っていきました。でもしばらく走ると巨大な新興住宅地、この奇麗な農村風景もいつまでもつことでしょう。

Last Update: 1 Apr 1997
冬☆ Leaskdale ☆ Norval ☆ Uxbridge   春☆ Uxbridge ☆ Leaskdale ☆ Uxbridge
夏☆ Leaskdale ☆ Bala   秋☆ Uxbridge ☆ Norval ☆ Jane


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