独言?


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2006/06/07(水)

●長く中断中の独言でしたが、ブログ「なんにもない世界@はてな」 を先日より開始したので、過去に独言に書いていたような内容は、これからは、そちらに書いていきます。おそらく今後独言が更新されることはないと思います。これまで読んで下さった方ありがとうございました。

2005/02/10(金)

●去年出版されたテド・ネイスミス(Ted Nasmith)による挿絵入り『シルマリルの物語』原書 『The Silmarillion』 ハードカバーを先週注文していたものが、 届いた。

2004/12/06(月)

●土曜日に amazon.co.jp で注文した、 トールキン直筆の絵が使われている、 来年のカレンダー『Tolkien Calendar 2005: The Lord of the Rings 50th Anniversary Calendar』と、 エルフ語の解説書『An Introduction to Elvish』が届く。 注文時、「24時間以内発送」になっていたので、 在庫があったということなのでしょうが、 海外の出版物が土曜日に注文して月曜日に、 日本の片田舎まで送料無料で届けられてくるのですから、 いい時代です。

●図書館で借り、興味深く読んだ、児童文学の理論書、 『子どもと大人が出会う場所―本のなかの「子ども性」を探る』(ピーター・ホリンデイル 著、猪熊葉子 監訳、柏書房)の感想を、 返却までにはここに書こうと思っていたのですが、 気がつくともう返却日。 この本、 手元にないと、 不正確な紹介になりそうなのと、 うまくまとまりそうもないので、 感想はまたの機会に。

図書館からは一緒に 『不思議の国の"アリス" ルイス・キャロルとふたりのアリス』(舟崎克彦 文、山口高志 写真、笠井勝子 監修、求龍堂グラフィック)と、 『不思議の国のマザーグース』(夏目康子 著、柏書房)も借りてました。 『ルイス・キャロルとふたりのアリス』は絵と写真が豊富な大判のムック本で、 キャロルと『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』にまつわる話を、 読みやすくまとめてあります。 僕は、 キャロル縁の地を実際に尋ね豊富な写真とともに紹介している章と、 様々な画家によるアリスの挿し絵を紹介した章が面白かったです。 ムーミンのトーベ・ヤンソンによる、 アリスの挿し絵があるのは知っていたのですが、 この本で、はじめて見ることができました。 ちなみに、 監修者が同じ、 『「不思議の国のアリス」の誕生―ルイス・キャロルとその生涯』も、 読みやすい良書なんで、 キャロルとアリスシリーズに興味持っている人への水先案内に、お奨めです。

●楽しみにしていた、 NHK教育テレビ、 『ようこそ「マザーグース」の世界へ』を観る。 毎週月曜日、午後10:25〜10:50 放送のシリーズ第1回(13日の午前5:05 〜5:30から再放送、来年1/12午前2:00 〜2:25に再々放送もあるとのことなので、見逃した方もご安心あれ)。 講師の鷲津 名都江さんは、 かって、小鳩くるみという芸名で歌手や声優をやっていた方ですが、 小鳩くるみといえば、アタックNo1の鮎原こずえ役が真っ先に思い浮かびます。

2004/11/23(火)

11/04の独言で紹介している、 英国 HarperCollins の、 『The Lord of the Rings: 50th Anniversary Deluxe Edition』、 英国アマゾン(amazon.co.uk) の同書ページでは、24時間以内発送になっているので、 英国では発売されたようですね。 日本のアマゾン(amazon.co.jp)の同書ページでも「通常8〜9日以内に発送します。」になっていました。

●HarperCollins からは、前述の『The Lord of the Rings: 50th Anniversary Deluxe Edition』と対になるような装丁の、 『The Hobbit: Deluxe Edition』も出版されるのですが、 こちらも、英国アマゾン(amazon.co.uk) の同書ページでは、24時間以内発送になっていました。 この『ホビットの冒険』原書の新しい豪華版、 amazon.co.ukの紹介文によれば、 「featuring the definitive corrected and reset text」 とのことで、気になっている一冊です。 決定的な校訂をしたと謳うぐらいですから、 LotR 50th Anniversary 同様に、 テキストを徹底的に見直し、 かなり突っ込んだところまで修正が行われているのかもしれません。 僕は、LotR 出版50周年の記念版は、米国 Houghton Mifflin 版を購入したので、 Houghton Mifflin からも、新たに校訂されたテキストを使い、 同社の LotR 50th Anniversar Edition と対になる装丁の、 決定版 The Hobbit の出版があると嬉しいのですが。

●『子どもと大人が出会う場所―本のなかの「子ども性」を探る』(ピーター・ホリンデイル 著)を読了。 英国の児童文学理論書『Signs of Childness in Children's Books』の邦訳です。 監訳者である猪熊葉子さんの著書 『児童文学最終講義 - しあわせな大詰めを求めて』(『児童文学最終講義』については、7/14の独言に簡単な感想を書いています)で、 非常に興味惹かれる紹介がされていたことから、読みたいと思っていた本。 感想は後日にでも。

2004/11/13(土)

●LotR 50th Anniversary Edition について、 Houghton Mifflin 社サイトの『The Lord of the Rings: 50th Anniversary Edition』案内ページでは、 ページ数が 1216頁になっていて、 一方、ネット書店 amazon.co.jp の同書の頁では 1157頁と表記されていますが、 書誌情報などで、同じ本なのに、頁数表記が違う場合、 数え方が違う場合はよくあります (単純に片方が間違っている場合もあるでしょうが)。 LotR 50th Anniversary Edition の場合、 頁番号がローマ数字の部分と、アラビア数字の部分があり、 それぞれ別個に頁が振られていて、 さらに頁番号がふられていない部分もあるのですが、 amazon の場合、この本については、 アラビア数字部分の最後に表記されている頁番号を、頁数として表記しているようです。

参考までに、LotR 50th Anniversary Editionの頁構成を書くと、

のようになっています。頁番号対象外のブランク頁やカラー頁、 単純に全部あわせても、Houghton Mifflin 社サイト表記の1216頁にはならないのですが、 ひょっとしたら挟み込みの地図を、大きさ、あるいは、折り数を基準に、 複数ページ分と数えているのかもしれません。

2004/11/09(火)

●LotR 50th Anniversary Edition、 追補編の年表関係を一部拾い読み。 サムの年表上の生年の誤り、 UT等で指摘されていたヌーメノール王が一人抜けている件、 シルマリエンの生年の誤り等の、 周知の誤りも訂正されていました。

●その、Hougton Mifflin 版 LotR 50th Anniversary Edition について、 11/03の独言で、 『箱と表紙は黒基調で、革っぽいコーティングでもほどこされているのか、 良い雰囲気を持った重厚感と質感があり、手触りも結構良いです。 但し、実際に革製というわけではなさそうで、紙製ぽい。 』 と書いてしまったんですが、 ネットで国内や海外で他に購入した人のレビューを読んでいると、 革張りとか革製だと書いてあるものも複数あったので、 革に似せた紙じゃないだろうかという、僕の推測は間違っていて、 本当に革張り製なのかもしれないという気もしてきました。 別に、本当の革かどうかに拘っているわけではなく、 見た目の雰囲気と手触りは結構気に入ってますので、 結論はどちらでもいいのですが、 念の為、以上のこと記しておきます。

2004/11/06(土)

●2,3日前からひいている風邪がこじれ、寝込む。熱っぽく、くしゃみと鼻水が止まらない。 こりゃたまらないと、くしゃみと鼻水に効きそうな、風邪薬を購入して飲むと、随分楽になった。 ルルゴールドありがと〜。 ルルゴールドが凄いのか、 普段、少々の風邪では薬は飲まないせいか、 たまに飲むと薬が利きやすいのかは分かりませんが。

●『The Lord of the Rings: 50th Anniversary Edition (米国 Houghton Mifflin ISBN: 0618517650)』は、 ハモンド&スカル夫妻らによるテキストの徹底的な見直しが行われています。 巻等付近にある、ハモンド&スカル署名の文章、 "Note on the 50th Anniversary Edition" で紹介されている、 この版での訂正例の中から、2つばかりあげておくと、 Numenorean(s) は、従来版の表記だと u にだけアクセント記号があるNúmenorean(s)だが、 o にもアクセント記号がついて、Númenórean(s)となり、 シルマリルの物語などでの表記と整合性が取られています。あるいは、 HoMeでクリストファーが指摘していた、FotRでの、 渡し場から、ブランディワイン橋までの距離記述の矛盾が訂正されていたりします。

50th Anniversary Edition、 出版50年記念版に相応しく、 全体にトールキンの本来の意図や希望を尊重するよう丁寧に作られているようですし、 新たにテキストも校訂されていることもあり、 買ってよかったなぁと、 今のところ満足度高いです。

2004/11/04(木)

●LotR 出版50周年の記念版は、 僕の購入した、米国 Houghton Mifflin 版だけでなく、 英国 HarperCollins の方からも出るのですが、 赤+白装丁で定価100£の、 [50th Anniversary Deluxe Edition] (参考リンク: HarperCollins の THE LORD OF THE RINGS [50th Anniversary Deluxe edition] 紹介ページ)とは別に、 定価 £35 の、[Single volume 50th Anniversary edition] という版も、 12月に発売予定になっていることを、 HarperCollins 社のトールキンページ Tolkien.co.uk を覗いていて知りました(参考リンク: HarperCollins の THE LORD OF THE RINGS [Single volume 50th Anniversary edition] 紹介ページ)。 紹介ページの画像を見る限り、Houghton Mifflin版と同じく黒基調の装丁のようですが、 Houghton Mifflin版とはサウロンの目のデザインが微妙に違うようです。 それらの HarperCollinsの2つの版の詳細と、Houghton Mifflin版との違いは見えてきてないのですが、 [50th Anniversary Deluxe Edition] は値段や書名から何やら超高級な品質っぽい匂いが・・・。 またちょっと気になったのが、[Single volume 50th Anniversary edition]はISBN が0261103202ですが、 この ISBN、1994年出版のハードカバー1巻本で使われていたもののようです。 絶版で使わなくなったISBNの再利用的なことなのかも知れませんが、[Single volume 50th Anniversary edition] だと思って、 注文した人のところに、 ISBNが同じ1994年の版が来たりすることはないのでしょうかねぇ?

2004/11/03(水)

●『The Lord of the Rings: 50th Anniversary Edition (米国 Houghton Mifflin ISBN: 0618517650)』 、 注文したときの配送予定日より、 10日近くも早く、午前中に届けられてきました。 アマゾンさん、ありがと〜。流行る気持ちを抑えつつ、 まず手を洗ってから、包装を解いて中身を取り出す。 以下、第1印象をまとまりなく書いておきます。

本は箱入り。 箱と表紙は黒基調で、革っぽいコーティングでもほどこされているのか、 良い雰囲気を持った重厚感と質感があり、手触りも結構良いです。 但し、実際に革製というわけではなさそうで、紙製ぽい。

本を持った感じは、想像してたよりは重たくない。 後で、箱抜きで計ってみたら、 約1.8kg。 手元にある別のハードカバー1巻本 HarperCollins のアラン・リー挿絵入りのものより 400g 程度軽い。 その挿絵入り一巻本は読むのに骨が折れる代物だったけど、個人的に、 400g の差は結構体感的に違いがあって、50th Anniversary Editionの方は、 さほど骨折らずに読めそう。

表紙中央には、サウロンの目が見える一つの指輪の周りにエルフの3つの指輪が、 金とオレンジでデザインされていて、とってもクール。 箱の裏側の中央には、トールキンによるオルサンクの絵。 表紙は赤じゃないけど、表紙を開いたところの見開きは赤い紙になっています(隠れ赤表紙?)。 本の各ページの側面が金箔張りなのは、インパクトあり。

この記念版では、1954年当時は出版技術やコスト等の関係で実現できなかった、 マザルブルの書のカラー絵と折込地図の挿入、指輪に浮き上がる火文字を赤インクにする、 などが実現されています。また、Appendices(追補編)には、 ホビットの家系図が2つ(BOLGER OF BUDGEFORD / BOFFIN OF THE YALE)追加されています。

2枚の折込み地図(中つ国全体の地図と、ローハン・ゴンドール・モルドール周辺地図)は、 A3程度の大きさ。 各々、本の最初と最後にくっついており、 保護の為、出荷時は開かないようにしてるのか、薄い糊張り (両面テープかな?)で閉じられていたので、 できるだけそれを慎重にはがす。 薄くはがれやすくはなってるんで、 あせって外さなければ地図に傷つくことはないのだろうが、 気が流行るんでついつい強引にはがしそうになって傷つけそうになってしまうも(^^;、 無事開くことができました。大きくて見やすくてグッド。

トールキン自身が作成した、 マザルブルの書のカラー絵は、 Book2 Chapter5 "The Bridge of Khazad-dûm" の直前に、 三葉挿入。とっても、いい感じ。

本の巻頭にはアンダーソンさんによる御馴染みのNote on the Text があって、 その次にハモンド&スカル夫妻による、 Note on the 50th Anniversary Edition 4ページ程。

2004/11/02(火)

●『英語の冒険』購入。 英語史の本だが、言語学者・英語学者によって書かれた専門書ではなく、 著者は英国の文学者で、一般読者に読みやすい読み物となっているようだ。 著者は英語史をテーマとしたテレビのミニシリーズを製作し自ら案内役を務め、 高視聴率を取ったそうだが、本書はそのテレビと同時進行で製作されたもの。 本屋で少し読んでみたが、実際面白く読みやすそうだったので、購入。

2004/11/01(月)

9/05の独言で触れた、 『The Lord of the Rings: 50th Anniversary Edition (米国 Houghton Mifflin ISBN: 0618517650)』は米国では既に出版されています。 僕は、今日 amazon.co.jp で注文。 装丁に赤(と白)が使われている、英国 HarperCollins から出る(出てる?)、 『The Lord of the Rings: 50th Anniversary Deluxe Edition( ISBN: 0007182368)』 にも惹かれたのですが、 値段が結構違うのと、発送時期がよく分からなかったので、 円換算で半分程度の値段で買えて早く届きそうな Houghton Miffllin 版に。 配送予定日は「2004/11/12 - 2004/11/15」で、今からとても楽しみ。

●同じく、9/05の独言で触れた、 『J.R.R.Tolkien: Interviews, Reminiscences, And Other Essays』の方は、 発売が遅れているみたい。


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