●いやぁ興奮しました。力入りました。試合が終わるとどっと疲れ果てました。 とにもかくにも日本代表はよく闘いました。 歴史的なワールドカップでの勝ち点1。 引き分けに終わりましたが、一度は勝ち越し、 そして再び勝ち越しかと思ったものの不可解なファールで取り消しとなってしまった (あの判定は何度リプレイを見ても納得いきません)稲本のゴールがあったりで、 正直、口惜しさも一塩なのですが、引き分けは悪い結果ではないですし、 今日の闘いでの良いところも悪かったところも良き糧として、次は勝利だと信じます。 それにしても、先制点を取られたときは、目の前が暗くなりましたが、 その暗さをすぐに吹き飛ばしてくれた、鈴木のゴール、素晴らしかった。 そして、稲本、最高でした。 中田も流石のプレーぶり。 戸田、稲本がイエロー1枚受けてしまったのと、森岡の具合が、心配と不安な要素だけど、 今日以上に素晴らしい日本を見せて、ロシアを破って歴史的な勝利を上げてほしいです。
●例の稲本のファールのシーン、 NHKのダイジェストでスローモーションと足もとのアップをやってくれていて、 そこでは相手ディフェンダーの足をボールに触れる前にブロックしたのを、 ファールに取られたのだろうという結論になり、ジーコもこれはファールはしょうがないという意見。 なるほど。と思い、一度は納得できたのですが、 どうもファール判定の笛が鳴ったのは、そのプレイの前で、 NHKの説明とは別の理由で鳴らされたように思えるんだよなぁ。 うーむ真相はいかに・・・
●いよいよ日本VSベルギー戦キック・オフまで秒読み段階(これ書いているのは実は6/4の昼間です)。 大きな期待と、なかなか拭えない不安とで、自然と、そわそわしてしまいます。 日本代表がテストマッチ・親善試合で勝利から遠ざかっていることに加え、 対するベルギーの方はフランスに勝つなど真逆の結果が出ていることから、 日本が負けるといった不安論も、結構あるんだろうなぁ。 僕は、正直なところ全く不安が無いとは言えないのですが、 それでも意外とあっさりとベルギーを退けて、 日本代表が勝つ案ずるより生むが易しな結果になるのではないかと、 結構本気で思っています(甘いでしょうか?)。 今のベルギーは、やはり選手を見ると、世界の一線級というわけでは無いですし (勿論、日本も世界の強豪から見るとまだまだ未熟なことは分かってますし、 過去の実績と経験では明らかにベルギーが日本よりも上ですけど、 現チームの個々の選手を見ると、こちらには中田という世界に通じる才能と、 そしてその後を追って世界を目指す小野・稲本ら才能溢れる若者がいます。一方、 ベルギーには中田クラスの選手はいないと思っています)、 フランス戦のように格上のチームがなめてかかると、足下を救えるだけの力は、 持っているとは思いますし、全く侮れないとは思いますが、 きっちり研究して対戦すれば(当然、日本スタッフはベルギーを丸裸にはしているはずです)、 それほど恐れることはないのではないでしょうか。 攻撃パターンがそれほど多いと思いませんし、意外な攻撃をしかけてくるような、 ファンタスジックな選手もいないような気がします。 というわけで、あの高さは脅威ではあるが、きっちり研究してあれば、 意外と守備はしやすいかと。 ホスト国として予選突破は義務だと強く期待されている日本が、 その初戦のプレッシャーに負けず、 中田・小野を中心にして多彩な攻撃をしかけられれば、 ベルギー守備陣を粉砕できると信じています。 ベルギーが悪い意味で僕の期待を裏切るような強いチームでないことと、 日本が拙攻をしないことを祈りながら、キックオフを待っています。
●今日は世界中のWebサイトで星の数ほどの、この話題についての記述を、読める日でしょうなぁ。 待ちに待った(でも来てしまえば早かったなぁ)、ワールドカップついに開幕。いやぁやっぱワールドカップは面白いや。セネガル、フランスに勝利。セネガルについては日本との親善試合で見たときに、とても、いいチームだとはおもっていましたし、ジダン抜きで前回優勝チームの開幕戦という難しい状況にフランス苦戦するかもとぐらいは思ってましたが、負けてしまったのはやはり驚き。ボール支配率や、シュートの数と持って行き方で、 王者の片鱗と実力の違いは見せながらも、 素晴らしいパフォーマンスを見せたセネガルの固い守備を崩しきれないフランス。 決定的チャンスもあっけなく外し、素晴らしいシュートはゴールポストに嫌われ、 フランスは点を取れないまま試合終了。 初出場で王者を破り、歓喜に溢れるセネガルチームとサポータ達を見ながら、 前評判で圧倒的不利だったこのチームに対しての判官びいきな気持ちは、この勝利を歓迎し、 やったなぁセネガルという感じだったのですが、 実はそれと相反して、 試合前には王者の素晴らしいプレーと勝利が見たいという判官びいきとは矛盾する真逆の気持ちもありましたし、 それに試合が終わりに近づくにつれ、 追いついたり逆転する王者らしい土壇場のねばりを見せるフランスを見たいという、 これもまたセネガルに対する判官びいき(このまま逃げ切ってくれと・・・)とは、 完全に矛盾する気持ちも大きく芽生えていたため、残念さも残りました。 で、この番狂わせで、A組が俄然おもしろくなりましたが、更に、仮にフランスがA組2位でかろうじて(1位は難しくなったか)抜けた場合に、決勝ラウンドでいきなり、フランス VS 死のF組を勝ちあがってきたチームとの対戦となるわけだから、この金星は大会全体に大きな影響を与えるかもしれないなぁ。
●今、ハンフリー・カーペンター著「J・R・R・トールキン 或る伝記」を読んでいて、 その最初の章で、トールキンの書棚に、 各国の「指輪物語」の訳本が並べられているという文章があるのですが、 そこでは、日本語版には触れられていませんでした。トールキンの書棚に日本語版は並んでいたけど、 カーペンターが省いて記述したのか?それとも、トールキンは日本語版は並べていなかったのか? がちょっと気になってしまったのですが、 原書の "J.R.R.TOLKIEN a biography"の方も購入していたので、 そちらをあたってみると、原文ではしっかり日本語版の記述もありました。 これですっきりしました(訳するときに抜けたのか、訳の底本の版で既に抜けていたのかまでは分かりませんが)。 僕の現在の乏しい英語力では原書の通読はまだ難しいのですが、 それでも原書は、持っていると、こういう時の比較に使えていいですね。
●これまで洋書を買うことは、ほとんど無かったのですが、 トールキン本に関しては、邦訳を持っていても、原書の方も欲しくなったりするのと、 トールキン本は未訳のおもしろそうな本がとても多いので、 最近は、amazon.co.jp の洋書コーナーでトールキン関連の洋書をいろいろ買っています。 とはいっても学生時代の怠けが祟っていて、英語力が全然ついていかないので、ちゃんと英語の勉強をしないと洋書を読むのはつらいですね。邦訳のあるものは比較したりできるからいいのですが、未訳のものは、 ほとんどが買ったままになっています・・・でも、それらをすらすらと読めるようになりたいという欲のおかげで、英語を勉強しようというモチベーションだけは人生の中で過去最高かもしれませんので、これから、ぼちぼち勉強していこうと思っています。 はたして、これまで人生で何度も跳ね返され敗れっぱなしな、英語の高い壁は破れるだろうか?
●5/17の日本代表最終メンバー発表で、いよいよワールドカップ開幕が、 すぐ間近に迫ったという実感が湧いてきました。本当に楽しみです。 最近の代表は、試合でのパフォーマンスが明かに落ちていて、不安論も出てきているようですが、 サッカー経験の無いド素人の僕の全くもっていい加減な意見では、 その原因の多くはハードスケジュールによる疲れによるものだろうと思います。 こればかりは仕方が無いし、開幕時に完全にコンデションが戻ってればいい。 だから、必要以上に不安に感じることは無いと思っているのですが、 かといって僕も、不安に感じる要素が全くゼロというわけでもありません。 一番不安なのはFW陣の調子が戻るかどうかですね。 柱の一角も期待していた高原は結局復帰できないままで、 高原が駄目なら彼がいるさと思っていたら期待に応えてくれて好調だった西澤も思いがけぬ入院で一時離脱し、 リーグ戦不調の眠れるエース柳沢は代表戦でも体調が最悪だったし、 鈴木も強いフィジカルを武器に、献身的な動きは見せるものの、ゴール勘は戻らず。 彼の才能は凄いなぁと、昔から思っていて次代のエースは彼では?と思ったこともある、 久保は代表戦でのチャンスをほとんど生かせず、あえなく最終メンバーから落選。 土壇場で復帰した中山がFW陣に活を入れてくれることに期待です。 守備陣の方は森岡のコンデイションさえ戻れば大丈夫じゃないかと思います。
最終メンバーですが、欧州遠征メンバー外からベテラン二人中山と秋田が選ばれましたね。 中山はあるかなぁと思っていたので、特別驚きではなかったのですが、秋田にはやはり驚きました。 中山については、欧州遠征メンバーに入ってなくても、代表選手の多くとは何度もプレーしてコンビネーションに問題は無いでしょうし、今更試さなければいけないような国際試合経験不足の選手でも無い。 むしろベテランは国内でじっくり調整していた方がいいでしょうし、欧州遠征メンバーに入れなかったのは、 うなずけます。トルシエの中では多分久保と中山が最後の椅子を争っていたのでしょう(欧州遠征で結果を出していれば久保が選ばれていた思います)。だから、中山選出には驚きは無い。 そういう意味では考えてみるとベテラン秋田の代表入りもそんなに驚くことはないのかもしれません。 今の代表での試合数が少ない気はしますが、練習では何度も合わせているでしょうから。 先発はちょっと難しいかもしれませんが、いざというときの守備固めには、 心強いベテランでしょう。 とにかく自分と同世代の彼らには、頑張って結果を出して欲しいと、 同世代の人間の一方的な期待と感傷をこめて思います。
中村落選は残念に思っている人すごく多いのでしょうね。 それを理由にトルシエを叩く人もいるようですし。 僕は、中村の代表入りを願っていた方には申し訳無いのですが、中村よりもむしろ名波落選が残念でした。 欧州遠征の試合を見る限りでは、中山とともに名波復帰があるのではと思っていましたし。 ちょっと福西に不安を感じたので、ここに名波が入れば・・・。 戸田か稲本のどちらかが使えないときに、名波がいると心強いかなぁと。 でも、普段の練習も見ているトルシエが福西を選んだのだから、 それは仕方ないですし、福西に、いい意味で心配を裏切って大活躍してくれれば嬉しいですね。
中村も好きな選手なので、選ばれればよかったのですが、最後の最後で怪我もありましたし、 今回は仕方なかったかなぁとも思っています。 でも、最近の中村はコンディションが良かったですし、怪我さえしなければ選ばれてたかもしれませんね。 コメントを聞く限り、中村本人は怪我は大丈夫な実感があって、 口惜しいと思っているでしょうし、心中察するに余りありますが。 ところでトルシエは中村を冷遇していると、煽るマスコミもあるようですが、 以前から中村に対して大きな期待の裏返しとしか思えない、 強いプレッシャーをかけつづけてきたトルシエが、 実は中村代表落ちを一番残念に思っていても不思議ではないと思っています。
ちなみに、僕がワールドカップでこういう中盤が見てみたいなぁと思っていた夢の素人考えは、 トップ下中田、左中村、右小野、Wボランチ稲本、名波。まぁこれはメンバー的に、 有り得なくなりましたし、左右に中村、小野を並べるのは、 もっと彼らの守備能力が上がらないと難しいでしょうから、ワールドカップまでの時間を考えると、 無理があったでしょうけど(ただ、点を取りに行くときの攻撃的オプションとしては、見てみたかったなぁ)。
以上、経験ド素人だけどサッカー好きの戯言でした。
●今ごろ書くのもなんですが、3月いっぱいまでやっていた、金曜10時のドラマ「木更津キャッツアイ」は最終回までレベル落ちることなく、というか、見事な終わり方でした。ここ最近のドラマでは最高の終わり方です。 未見の人、ビデオやDVD出ているでしょうから、是非どうぞ。でも、このドラマ合わない人には全然合わないでしょうから、絶対おもしろいという保証はしませんけど。 その、木更津キャッツアイの後番組、「夢のカルフォニア」もなかなか面白くて、 今やっているドラマでは、唯一かかさず見ようと思っているドラマです。
●また1ヶ月ちょっと間があいてしまった。再開したときはもっとマメに書くつもりだったんだけどなぁ。
●はまり真っ最中のトールキン、 前回の独言のときはまだようやく「ホビットの冒険」を読み終わるかなというぐらいだったのですが、 「ホビットの冒険」、「指輪物語」、「シルマリルの物語」は読み終えました。 映画の方は字幕と吹き替えを1回ずつ観ました。それぞれについて感想を 書こうと思ったのですが、いっぱいありすぎて、書ききれないしまとまらないや。 トールキンのページを作ろうかな。
●金曜10時のドラマ「木更津キャッツアイ」がすごく面白い。昨日の7回は、脚本の宮藤官九朗が演出もしていて、見事に好き放題にやってました。どうも一部での高い評価とは裏腹に視聴率はあまり良くないらしいのですが、木更津世界にはまらない視聴者層にこびずに、木更津キャッツアイのおそらく一番マニアックな部分を前面に出したこの話しを最終回2回前に持ってくる思いきりの良さに、爽快感です。 このドラマ第一回を見たときは、正直、期待していたほどじゃないかなぁという感じだったのですが、第二回以降は、見事にはまってしまいました。特に、オジーのエピソードが最高です。
●先日、BS漫画夜話の最終日を見る前にNHKつけると、トップランナーという番組で、司会者はなちゃんのザクを見ての「こいつがゲストですか?」というさぶめのギャグを受け、ロボットダンス(?)で富野由悠季氏登場。見事にすべってましたがお茶目だなぁ。 メディアに出る富野さんは久しぶりに見たのですが、相変わらずの、屈折した発言の数々と、はなちゃんとの話しの噛み合わなさっぷりがおもしろかったなぁ。もう一人の司会者田辺誠一も富野氏の話しについていけずきょと〜んとしてたりするし。 ガンダムの続編、Z(ゼータ)ガンダムのフィルムが流れると鬱になってる富野さん。 Zガンダムは一度も見たことが無いのですが、あそこまで鬱にさせる作品とはどんなんだろう?と興味が湧いてきて見たくなった。番組の最後にイデオンのエンディング「コスモス君へ」が流れていたけど、やっぱあれはいい曲だな〜。ビデオなんて高級品(当時)は家に無かった中学時代、テレビの前にカセットデッキ置いて、内蔵マイクで録音したのを思い出した。♪コスモス空を駆け抜けて祈りを今君の元へ〜。
●先日、今頃ですが、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」を観て来た。 全体的に、まぁ、こんなもんだろうな〜、という感想でしたが、 クィディッチのシーンがすごく迫力があり爽快なスピード感があったのが映画ならではだなぁ。
●話題の映画「THE LORD OF THE RINGS」の原作者のトールキン関係の本を、最近買いあさっている・・・その話しは後で書くとして、ちょっと近況を書いておくと実は、作年末でそれまでかかっていた仕事がひとくぎりつき、1月〜休業中です。体がちょっと壊れてしまったのでした。
体が壊れているとはいっても日常生活にはそれほど支障は無いのだけど、なにぶん、プログラマ(余談ですが、僕の職業は世間ではSEという呼び方もあったりするのですが、僕はプログラマって呼び方の方が好きです)なんていうハードで拘束時間も長い仕事しているもんだから、完全に体を治してから次の仕事に取り掛かった方がベストと判断。
当初は今月ぐらいから復帰する心づもりだったのだが、どうも今の体調では無理そうで、4月以降にずれこみそうな感じなので、しばらくは余暇の時間などは結構ありそうです。 で、かの有名なトールキンの「指輪物語」を読破しようと思い立ったのでした。こいつは、言うまでも無く映画「THE LORD OF THE RINGS」の原作の邦訳です。
有名な作品ですから、以前にも何度か読もうかなと思ったことはあったのですが、思っただけで終わってました。先日、近所の本屋へ行くと、トールキンコーナが出来ていました。ずらっと並ぶ、指輪物語をはじめとする、映画「THE LORD OF THE RINGS」とトールキン関係の本。 それを見て、うーんやはりこの映画は見たいな、映画を見る前に原作も読んどきたいな、と思いたち、早速、「指輪物語」全巻と関連書などを買い込みました。その後も、本編をまだ一行も読んでいないにも関わらず、面白そうな関連書などを更に買い足し、合計金額は数万円はいったでしょうか。当分の間楽しめそう。普段、収集癖はほとんど無いのだけど、なにかをはじめようとするとき、前もって、関連するものをまとめて集めるのだけはなぜか好きです。WEBのトールキン関連ページもネタばれしないように気をつけながら、ぱらぱらと眺めてます。
●買ったトールキン本のプチ紹介。ほとんどまだ読んでないけど。
(2003/07/23追記)この時は、関連書を選ぶ、判断基準を全く持っていなかったので、 中には後から思えば買わなくていいような本まで買ってますね。
「指輪物語」は現在、文庫版全9巻とカラー大型愛蔵版全3巻も出ています。本編の内容は全て同じ物のようでした。 文庫版は値段も一番安くて(各700円)、持ち歩いて電車の中などで読むのには便利そうなのですが、単行本と愛蔵版にはある「追補編」というのが省かれていました。これは指輪物語世界を理解するには是非読んでおいた方がよいもののようです。 愛蔵版はアラン・リーによるカラーの美しい挿画が入っているし、所有欲を満たすであろう豪華な作りにも、心引かれたのですが、値段も高いですし(各7800円)、かなりボリュームがあるので、持ちあるくのはおろか家で読むのも骨がおれそうな代物です。 どれを買うかちょっと迷ったのですが、無難なところで単行本で揃えました。 文庫本で揃えて、単行本で追補編だけ買い足すというやり方もあるのですがこれだと単行本のページを指して「第1巻〜ページ」とある追補編の内容と、整合が取れないですし、やはり文庫より単行本の方が持った感じもいいですしねぇ。
「THE LORD OF THE RINGS」の前に書かれた「The Hobbit There and Back Again」の訳。「指輪物語」と同じ世界の過去の話しで、こちらを先に読んでから指輪物語に進むのがベストらしい。ホビットの冒険も岩波書店から現在、愛蔵版、少年文庫版など何種類か出ていますが、訳者後書きの有無や解説の違いがあるぐらいで内容は同じもののようでした(と、買うときは思ったのですが、実際には後述のように差異はあります)。岩波少年文庫版は、一番安くて大きさもいい感じなので選びました。 ところで、愛蔵版と内容が同じ物だと思っていた少年文庫版は、愛蔵版から変更されている記述があることを、J.R.R.トールキン研究会「白の乗手」のサイトで知りました。差別用語といわれているものや、職業蔑視になりそうな部分の書き換え等がされているようです。
「The Hobbit There and Back Again」に米の研究者が注釈をつけて出版した、「THE ANNOTATED HOBBIT」の訳。トールキンは「The Hobbit There and Back Again」を何度か改訂しているのですが、その最終版に基づいた訳でもあります(瀬田貞二氏訳のものは、最終版ではない)。 僕は、最初、ホビットの冒険は買わず、こちらだけ買ったのですが、帰ってからWEBで調べてみると、この本、資料的価値は高いようですが(3/12 追記参照)、山本氏の訳 はトールキンファンには言葉の使い方や訳語の選び方など評判が良くないようで、いろいろ批判や疑問を目にしました。読む前から批判を鵜呑みにするのもよくないのかもしれませんが、それらのページを見ていると、なかなか納得できる指摘でしたし、山本氏訳は瀬田氏訳の「指輪物語」との用語面などの親和性も低いようで(ちなみに山本氏は瀬田貞二訳は読んでいないと公言しています)、「指輪物語」の前には瀬田氏訳の「ホビットの冒険」を読んだ方がやはり良さそうです。こちらは後で資料として読むことにして、岩波版を改めて買いました。
参考リンク:原書房版『ホビット』について
(2002/03/10追記)原書「THE ANNOTATED HOBBIT」は新版が6月に発売予定のようです。
(2002/03/12追記)上記で「資料的価値は高い」と書きましたが、この訳書には原著にあった資料的価値を減じるような問題ある翻訳が見うけられますから、正確な表現では無かったです。
死後出版された、指輪、ホビットの前史を書いた「The Silmarillion」の訳。
指輪の舞台「中つ国」(MIDDLE-EARTH)の歴史や地図を詳細に書いた研究書、 「THE ATLAS OF MIDDLE-EARTH」 (Harper Collins版, Houghton Mifflin版 )の訳。書店で見かけて、面白そうだったので、買いました。
指輪物語世界の用語や生き物等を解説した辞典。 指輪コーナーにはどこの書店でも山積みしてありますね。 指輪物語辞典 愛蔵版も出ているが、こちらはあまり見かけない。愛蔵版の方も普及版と内容は同じようですが、イラストがカラーになっていて綺麗でした。 値段は高くなるけど、愛蔵版の方にしておけばよかったかなぁ。
(2003/07/23追記) この本は結局、あとで自分には不要なことが分ったので、値段の高い愛蔵版買わなくて正解だった。
1977年刊行の「トールキンの世界」(晶文社)の改訂版だそうです。 単行本版と文庫版がほぼ同時に刊行されていて、どちらも内容は同じようです。字が大きい以外は、単行本版に特に付加価値はなさそうだったので、僕は文庫版を買いました。
(2002/03/30追記)単行本版の方は文庫版にはある原注が省略されているという情報を某所で見て、 確認してみたら本当に省略されていました。 文庫版にしておいてよかった。 それにしても何を思って単行本版で原注のような貴重な情報を省いたんでしょうかね>角川。
トールキン作品と神話の関係などを書いた研究書。
遺族・関係者が協力した唯一の公認伝記だそうです。欲しかったので、大阪、梅田や難波の書店を探したのですが、どこの書店にもこれ置いてないですね(大阪では)。結局、書店で探すのはあきらめ、有名なネット書店の、amazon.co.jp で注文しました。実は、amazon.co.jpをはじめて利用したのですが、すごく便利ですね。送料も購入1500円以上購入だと無料ですし、注文してから発送されるまでも素早かったので、気に入りました。
(追記)「或る伝記」は読み応えあり非常に面白いトールキン伝記です。お薦めです。
これも伝記。
(追記)こっちは「或る伝記」に比べてはるかに薄い内容の伝記です。 「或る伝記」の存在を先に知っていれば買わなかった本。
これは、いわば、ロード・オブ・ザ・リング映画便乗本という括りになるのでしょうけれど、内容は便乗本を域を越えてかなりマニアックで真面目な作りのようです。指輪物語の訳者、瀬田貞二さん(故人)へのインタビュー記事の再録が載っているなど、とても興味深い内容です。
(2002/03/09追記)上記は、ほとんど目を通していないときに印象で書いていたのですが、どうやら、この「指輪物語完全ガイド」は、指輪物語を最後まで読むまでは読まないほうが良さそうです。 指輪物語を全部読んいない状態で、ホビットの冒険の項や、指輪物語の読んだところまでのあたりのことが書かれていそうな項を、このへんだけなら読んでも大丈夫だろうと思って読んでしまうと、その先の指輪物語のストーリーの重要な部分のネタばれの危険性が潜んでいそうです。
関連書の紹介等は役立ちそうです〜というよりネタばれしそうなので、まだ、そのほかの部分は全く目を通していません。
映画の公式ガイドブック。
原書も英語の勉強がてら、訳書と比べながら後で目を通そうかなと思って購入。 買ったのはUSの出版社から出ているペーパーバックで、The HobbitとThe Lord of the Rings 1〜3 の4冊が箱に入れられたセット。 Hobbit/Lord of the RingsのペーパーバックはUK/US で何種類も発売されていますが、一番これが安かったです。The Lord of the RingsとBox の装丁には映画の場面が使われています。洋書を扱っている書店で確認してから、amazon.co.jp で注文したのですが、The Lord of the Ringsのペーパーバックの中でもサイズは小さい方で厚みがありました。 装丁のデザインはあまり好みではなかったのですが、装丁を気にするならハードカバーを買えばいいかなという気もしたので、値段でこれに決めました。 amazon.co.jpは洋書を買うのにも本当にいいですね。洋書を扱う書店で買うより安く入手できますし。 ちなみに、amazon.com やamazon.co.uk の方が値引率は高い場合が多いようなので、英語での注文に不安の無い人はこちらでもいいかも。ただ、輸入になり送料はかかるので、トータルで安くなるかどうかというとそうでもないかもしれませんが。
(2003/07/23追記)上ではペーパーバックでは装丁は気にしないみたいなことを書いてますが、 この後、考えが変って、気にするようになりました。 The Hobbit, The Lord of the Rings, The Silmarillion, Unfinished Talesのペーパーバックも、 後で別のものを装丁で選んで買ったりしています。
これも The Hobbit and The Lord of the Rings Boxed Set と同じ出版社のペーパーバックを買いました。
これは未訳の本です。トールキンが遺した原稿を息子さんがまとめたものです。 これも The Hobbit and The Lord of the Rings Boxed Set と同じ出版社のペーパーバックを買いました。 ちなみにNiftyのFSF2 のライブラリにファンの方が一部を訳したものが登録されていました。また、J.R.R.トールキン研究会「白の乗手」も訳を会誌に載せているようです。