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「被団協」新聞1997年 9月号(224号)

伝えよう被爆の実相−長崎で「国民のつどい」

被爆52周年の8月8日午後、長崎市で「つたえよう ヒロシマ ナガサキ 国民のつどい '97長崎」が、日本被団協と長崎被災協の主催で行なわれました。

 会場の長崎市民会館文化ホールには、全国から被爆者、市民ら500人が参加しました。

 今年の「つどい」は、6月に発表された著名70氏(先月号の69氏につづき俳優の西田敏行さんが参加)のよびかけに応え、被爆の実相普及に重点が置かれました。

 寺井一通さんの歌で開会。山口仙二・日本被団協代表委員が「原爆がなくならなければ被爆者は死ねない」とあいさつ。

 藤平典・日本被団協事務局長は「核兵器のない21世紀めざし核兵器被害の実相を世界に伝えよう」と訴えました。

 このあと、日本被団協が制作した「原爆と人間展」のスライドと証言による構成劇を上演。長崎在住の谷口稜曄、山口仙二、松谷英子の三氏は、自分が写っているパネルを指さしてナマの証言をしました。涙する観衆が多く見られる感動的な構成劇となりました。

 来賓として日本青年団協議会の加藤義弘会長、日本生活協同組合連合会の石田靜男副会長理事、日本反核法律家協会の池田眞規弁護士、アメリカの反核法律家協会のアナベル・ドアイヤーさんがあいさつ。ネバダ核実験場風下地域に住むデニス・ネルソンさんが、自分の一家を含めた住民の被害の実相を述べました。

 会は、「核兵器廃絶と原爆被害への国家補償を実現するため全世界に被爆の実相を伝えよう」とのアピールを採択して閉会しました。

【「つたえよう ヒロシマ ナガサキ 国民のつどい 長崎」での感想から】

▽ここで聞いた話や写真を地元で周りの人につたえていきたい。これが自分にかせられた役割だと真剣に思うようになった(静  岡県・医師・男性)
▽涙が出てとまりませんでした。わが子にもクラスの子どもたちにも、これから自信をもって平和を訴えていこうと強く思いま  した(佐賀県・女性)
▽私は知らなかったことを恥ずかしく思います。知ろうとしなかったことを恥ずかしく思います。同じ国に住みながら(東京・ 29歳・女性)
▽くじけず、にげず、つづける勇気をあたえてくださってありがとう(札幌市・45歳・女性)
▽くやしさ、語りつぐ被爆者の勇気に涙を流しました。今まで被爆者の方々の話を聞かなかったことを反省しています(千葉・ 21歳・女性)