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 NERVE ナーヴ/世界で一番危険なゲーム 
[ACTION]
2016:アメリカ作品/2017.1:日本公開(プレシディオ)
監督:ヘンリー・ジューストアリエル・シュルマン
出演:エマ・ロバーツデイヴ・フランコ
エミリー・ミードマイルズ・ハイザーコルソン・ベイカージュリエット・ルイス/他
2017年の一発目です
どれにしようかなと悩んだ末のチョイスです
外した時の保険を掛けて?TOHOシネマズ6ポイント無料を繰り出しました

STORYは…
ヴィーことヴィーナス、スタテン島で看護師の母親と暮らす卒業目前の高校生
名門カリフォルニア芸術大学すら入学通知を受け取ったものの
自宅から通える大学に奨学金で進学すると信じ込んでいる母親に言い出せない
大学から届いた入学するか辞退するかの最終的な返答を求めるメールを前に悩んでいたヴィー
Facetimeしてきた親友シドニーから多人数参加型ゲーム【NERVE/ナーヴ】のことを教えてもらう
そのゲームサイトとは「挑戦者」と「視聴者」のどちらかを選択
視聴者は視聴料金を支払い、挑戦者は視聴者達が出す指令に挑戦(棄権すれば賞金全額没収)
視聴者数を最も集めた挑戦者2人が最終的に決勝に挑み、大金を手にするというものだ
地味なヴィーはゲームに無関心、大胆なシドニーは「挑戦者」としてネット・セレブになるつもりだ
ヴィーが卒業アルバム用に、片思いのJ.P.が活躍するアメフト部の写真を撮影しているとき
チアリーダーのシドニーは観客に向かってムーニング(尻をさらす行為)という挑戦、喝采を浴びる
試合後、ダイナー、J.P.に話しかけろとシドニーからけしかけられるヴィー、怖気づく
臆病と馬鹿にされた挙句、シドニーがヴィーの片思いをJ.P.にバラす、タイプじゃないと面と向かって…
恥ずかしさの余り店を飛び出していくヴィー、頭に血が上ったままナーヴにアクセス、「挑戦者」を選択
それは自動的にネット上にあるヴィー自身の情報を全てオープンにする危険なアクセスだった
ルールを提示されたヴィー
@挑戦は「挑戦者」自身のスマホで撮影する
A失格の条件はふたつ、〈失敗〉か〈棄権〉
B密告には制裁を!ナーヴは秘密に
与えられた指令…〈ダイナーで知らない男性に5秒間キスすること〉
仲良しのトミーに(ヴィーのスマホで)撮影を頼んだヴィー
彼女の愛読書であるヴァージニア・ウルフの「灯台へ」を読んでいた青年イアンにキスをする
トミーの待つ席に逃げ帰ったヴィー、イアンが店内でラブソングを歌い出し、彼もまた挑戦者であることを明かす
1度だけの挑戦で終わりにするはずだったヴィーだが
イアンに課せられた〈ヴィーと15分以内に市内に到着する〉という指令に協力して、マンハッタンへ
イアンのバイクを降りたヴィーが家に帰ろうとすると、スマホに新たな指令が届く
ヴィーとコンビで挑戦することを強いられたイアン
ヴィーに頼み込んで2人で挑戦を重ねながら人気ランキングを上げていく
一方、ヴィーを心配したトミーはハッカー仲間アズハルの助けを借りて
イアンの身元を調べるうちに、彼がナーヴのリピーターと知る
シドニーのパーティー会場、ヴィー達のランキングアップに嫉妬、視聴者に「もっと凄い指令を出して」と挑発
(突然現れた謎の男タイ、一緒に組まないかと、連絡先を残していく)
高所恐怖症(と知られている)の彼女に与えられたのは…〈建物の10Fの間に渡された梯子を渡ること〉
危険な指令、シドニーはあえなく失敗(途中棄権)してしまう
そんな中、イアンの提案でシドニー達のパーティーにやってきたヴィー
シドニーとJ.P.がベッドインするのを目撃してしまう
大喧嘩の挙句、ヴィーはシドニーが失敗した命懸けの挑戦をやってのける
しかしこれらが全てイアンに当てられたナーヴの指令によるものだったと知ったヴィーの怒り
過激化していくナーヴを終わらせるため、近くに駐車していた警察官にナーヴのことを話してしまう
ルールを破り、密告者となったヴィー
途端にヴィーの母ナンシーとの共同口座から貯金額全額が消失
更にヴィーは「挑戦者」タイに殴られて意識を失う…


外すかもしれないという予想は杞憂に終わった
なかなかスリリングで手に汗握る、高所恐怖症の私、梯子渡り&クレーンぶら下がりは本気で手に汗かいた
その他のシーンも、やれと言われてもできないが笑える指令のオンパレード(CMにある目隠しバイクは除く)
特に下着姿で…あまり書いちゃいけないか
しかしナーヴ自体には謎が多い、理解できない面も多くて、突っ込みどころも多い
誰が何のために作ったとか…これも余計なことは書けないな
更にハッカー集団の秘密基地のセキュリティーが甘すぎるとかいうのもあるな
まあ、それらはさてておき、勢いもある映画で面白かったな
出演者では主役ヴィーのエマ・ロバーツの顔に誰かに似た雰囲気があると思っていたら…
ジュリア・ロバーツの姪であった…「スクリーム4」にも出ていたんだったな
身長が低いのが難と言えば難、ちょっともったいない
公開初日の第1回(10:00)、225席の映画館で25人程度の入り(TOHOシネマズシャンテ CHANTER1)
2011.09format



 ナイトクローラー/NIGHTCRAWLER 
[SUSPENSE]
2014:アメリカ作品/2015.08日本公開(GAGA)
監督:ダン・ギルロイ
出演:ジェイク・ギレンホールレネ・ルッソリズ・アーメッドビル・パクストン
マイケル・ハイアット/他
夏休みゆえの映画枯れ状態
子供向け作品がロングランで掛っていたり、こちらも休みゆえ観たい映画を観尽くしたりで…
やっと観たい映画が公開されました、なんか長かったな!
しかもジェイク・ギレンホール主演のサスペンス映画なのだな!

STORYは…
眠らない街ロサンジェルス、闇にまぎれ金網を盗もうとしている男ルイス・ブルーム
呼び止める警備員を殴り倒し…戦利品を工場に売りつける
そこで「僕は勤勉で志が高い人間だ」と自分の売込み、「コソ泥は雇わない」の言葉、笑顔で去っていくルイス
帰り道、交通事故現場を通りかかったルイス
事件・事故報道のスクープを専門にしている映像パパラッチ、通称“ナイトクローラー”と遭遇
悲惨な映像がテレビ局に売れると聞いたルイス、自転車泥棒で物々交換したカメラと無線傍受器
さっそくその夜から警察無線を盗み聞き、車で現場に急行、カージャックの被害者の映像
先に到着していたナイトクローラーより接近した生々しいもの
彼がTV局“KWLA6”に売り込み電話している姿、ワザと同じ局に持ち込み
ルイスの作戦は成功、女性ディレクターのニーナが映像を買い取る
「欲しいのは刺激的な画、望ましいのは被害者が郊外に住む白人の富裕層、犯人はマイノリティや貧困層」!
ルイスは何か撮ったら一番に彼女に連絡する約束
本格的に事業を始めるルイス、アシスタント募集、面接に来たリック、住所不定・特技なし、僅かな賃金で雇用
助手席で進路を指示する仕事さえ満足にできないりっく、冷酷に叱咤するルイス
ある夜、住宅街の発砲事件、負傷者もなくハデさに欠ける映像だが…
被害者宅の裏手に回り込んだルイス、開いていた扉、忍び込んで…
冷蔵庫の生々しい銃弾跡と家族写真を撮影
映像を持ち込まれたニーナ、「最高の素材」と絶賛、不法侵入という制止を振り切って放映
それからもセンセーショナルなスクープ映像をモノにしたルイス
車はスピードの出る赤い高級車に、機材も最新型に買い替える
壮絶な横転事故では、誰よりも早く到着、絶好のアングルのため…血だらけの遺体を移動という暴挙
ネットで学んだビジネスノウハウや格言を狂信、成功だけに邁進、怖いものなし
そんな絶頂への階段を駆け上がるルイス、思わぬ落とし穴
リックのミスで飛行機墜落事故という最大のスクープを逃してしまう
過激な視聴率争いからニーナにも激しく罵られる
進退窮まったルイスは遂に究極の一線を超えるのだが…


ジェイク・ギレンホール怪演である、ひん剥いた眼が行っちゃってる
独断的で脅迫的に機関銃のように喋る姿は怖い
人の命を何とも思わない、見られていなければ何でもありの報道パパラッチは怖いのである
法律も無視、人道的な面も関係なし、求める者がいる限り、それに応える
ジェイク・ギレンホール怖いよ…流石だな!
今回は、初めてTCGカードを使えた!よって1300円で観られたのもあって良かったりしてね!
公開初日の第1回(11:50)、200席の映画館で7〜8割程度の入り(ヒューマントラストシネマ渋谷シアター1)
2011.09format



ナイト ミュージアム                      は、別ページとなります
ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密     は、別ページとなります



 ナイトメア・アリー/NIGHTMARE ALLEY 
[SUSPENSE & THRILLER]
2021:アメリカ作品/2022.03:日本公開(サーチライト・ピクチャーズ)
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ブラッドリー・クーパーケイト・ブランシェットルーニー・マーラ
ウィレム・デフォートニ・コレットデヴィッド・ストラザーンロン・パールマンマーク・ポヴィネッリ
ポール・アンダーソン
ピーター・マクニールメアリー・スティーンバージェンリチャード・ジェンキンス/他
久しぶりのギルレモ・デル・トロ監督の映画!待ちに待ってました!
人間か獣か正体不明な“獣人”を出し物にするカーニバル
ショービジネス界での成功を夢見る男が迷い込んだ“悪夢の小路〈ナイトメア・アリー〉”とは?
ギルレモ・デル・トロが得意そうな奇怪な世界…
何やら怪しげで、美しい映像美が観られそうだぞ!
今回は、どこか大きなスクリーンで掛かるものと信じ…もしかしてIMAX?などと考えていた!
そのためにTOHOシネマズ6ポイントを有効に使おうと思っていたが
各シネコンのメイン・スクリーンは…
先々週公開の「THE BATMAN」、先週公開の「SING/ネクストステージ」
同日公開でジャニーズ“Snow Man”主演「おそ松さん」
「ナイトメア・アリー」は4番手?
何なんだ?
少ないスクリーン数、しかもどこもかしこも小さなスクリーンばかり…嘆き!
許せるのは「THE BATMAN」だけだ
そうは言っても始まらない…その中でも大きめのスクリーンを選択
久しぶりのTOHOシネマズ日本橋のSCREEN5(228席)!
楽しんできます!

STORYは…
1939年アメリカの片田舎
死体を入れたと思われる布袋を床下に引き摺り落とす男
注がれる液体、マッチ、点けられる火、燃え上がる…大草原の一軒家
長距離バスに乗り込む男、終着地、バスを降りて…何かないかと探す男、目の前を通り過ぎる小人
その行き先にはカーニバル!引き込まれていく男スタン・カーライル
「紳士淑女の皆さん!世界最大のカーニバルへ、ようこそ!」
会場内を歩き回るスタン、目を引いたのは、怪しげな見世物“獣人〈ギーク〉ショー”!
獣人が生きたニワトリを掴み、喉を食いちぎり&生き血を飲む…追加の特別鑑賞料25セント
衝撃を受けたスタン、25セントは払わず…舞台裏に入り込む、関係者以外立ち入り禁止!
突然の豪雨、テントをたたむ仕事!1ドルに乗っかるスタン(25セントしっかり引かれたけど)
カーニバルの支配人クレムから仕事の誘いを受けたスタン
仕事場を案内してくれる支配人、ホルマリン漬け、エタノールとウイスキー(飲むなら有料)
カーニバルの人間相手の風呂提供(10セント)の看板…入店するスタン
店主にして読心術師のジーナが一目でスタンを気に入り(鷲掴み)…彼女のショーを手伝うことになる
トリックの重要な役を担うパートナーのピート…本番中に酔いつぶれて合図を送れない
時間稼ぎ、観客の女性の亡くなった兄の姿が見えるという芝居で切り抜ける
かつてジーナとピートは、この“幽霊ショー”というトリックで一世を風靡したが…
霊媒能力を信じ込んだ(大切な人を亡くした)人々を騙す罪悪感、ピートが酒に溺れる
今の単純なトリック・ショーに変更
ピートに、技を教えて欲しいと頼み込むスタン
ピートはお手製の暗号システムを書いた手帳を見せるが…悪用は危険!決して渡さず
夜中、“獣人〈ギーク〉”が逃げたとの騒ぎ、発見したスタン…襲われるが仲間に救出される
一方で、全身に電気を流すショーで人気のモリーの清らかな美しさに惹かれるスタン
積極的アタック!新しいショーの考案!少しずつ心を開くモリーだが
「俺と組んで、もっと大きなショーをやろう」という言葉に…外の世界を知らないモリーは戸惑う
そして彼女の親代わり&仲間のブルーノや“少佐(件の小人)”がスタンを威嚇
ある時、病気になった“獣人〈ギーク〉”を病院の前に捨てるのを手伝わされたスタン
帰り道、クレムから“獣人〈ギーク〉”の作り方を教わる…人間の弱みを熟知した恐るべき方法
ジーナから酒を控えるよう言われているピート、酒を入手するようスタンに依頼!
こっそり渡した酒で?ピートが死亡
更に乗り込んできた警察、道徳的に許されない出し物の通報、モリーも公然わいせつ罪で逮捕?
スタンは読心術を応用して警察官を操ってみせる
感激したモリー、スタンに付いていくと決意
翌朝、ピートの暗号手帖を手にしたスタン達は旅立つ!
2年後
一流ホテルのショーに出演しているスタンとモリー、上流階級の人々の前で読心術を披露
名声が高まるにつれ、時折り失敗するモリーに苛立つスタン
ある夜のショーで…トリックを見破ったエレガントな女性
モリーを介さずにバッグの中身を当てるように迫る!
観察と推理で見事に正解を導き出し…拍手喝采を浴びたスタン
更に彼女の連れの紳士に「最近亡くなった人が横にいる」と“幽霊ショー”を仕掛ける
続きは個人的に見て欲しいと紳士(判事)、モリーの反対を押し切って受諾
女性から渡された名刺…「リリス・リッター心理学博士」
数日後、リリスのオフィスを訪ねるスタン
あえて自分の手の内を明かし…彼女がカウンセリングで手に入れた重要人物の情報で大金を得ようと誘う
取り分は50:50!取り合えずモリーを心配させたくないからお金は全額リリスに預ける条件提示
しかし、リリスはスタン自身の“真実”との交換を望む…謎に満ちたスタンをカウンセリングしたい
契約成立、情報を駆使し判事夫婦に“幽霊ショー”、直ぐに息子に会える!高額の謝礼を受け取るスタン
やがて…判事の友人から霊視の依頼が来る!大富豪エズラ・グリンドル、かつてリリスの患者
簡単に騙せる相手ではないらしい、初対面でウソ発見機まで持ち出す用心っぷり
しかもエズラの要求は亡き恋人を出現させること!
リリスにも過去の秘密を探られ(父親との確執)追い詰められていくスタン
窮地に陥ったスタンは一世一代のトリックに打って出る…!


まあ人それぞれだとは思うが、私には面白かった!
前半の、ショービジネス界での能力を身に着けていく、怪しげで華やかなカーニバル
(闇の世界の象徴!獣人〈ギーク〉…ニワトリの首を噛み切り血をすする怪人、その正体?)
後半の、高級ホテルのショー、そして大金を得るべく暗躍する…冷たくも華やかな上流社会
2つのショービジネスの舞台を走る読唇術師のスタン、彼が愛するモリー
仕事のパートナーとなるハイスペックで所作も美しい美貌の心理カウンセラー、リリス!
スタンの成り上がりと自分の能力を過信して暴走する様、その先に待ち受けているもの
先にも書いたとおり、怪しげに華やかに描かれている…やはりギレルモ・デル・トロ監督だな!
アンダーグラウンドなカーニバルと上流階級の表裏を描く数々の舞台装置と衣装
まるでおもちゃ箱を引っ繰り返したようなビックリ箱&冷徹な華やかさ
しかもスタンに関わる女性3人ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、トニ・コレットが見事!
もちろんスタン役のブラッドリー・クーパーも怪演ではある
で、ラストに向けて伏線が回収されていく
絶対に飲まないはずの…あああ〜なんかラストが朧げに観えてきた!そして貨物車
分かっていたが、納得のラスト(詳しくは書けないが…)
ここに集結するための長い前フリだったのか!背筋ゾクゾク!である
だが問題点もあり
チョット150分は長すぎだな…どこまで続くのか?途中で時間が気になりだした
多分1割くらいカットした方が展開も良くなるのではないだろうかと思う次第
ちなみに、228席のスクリーンに50人程度の観客…年齢層は高め!若い人少ない!
上映終わってロビーに出てきたら、若い人と子連れで溢れかえっていた!
みんな「SING」「おそ松さん」「おしり探偵」か?
公開2日目の第1回(10:30)、228席の映画館で50人程度の入り(TOHOシネマズ日本橋 SCREEN5)
2011.09format



ナイル殺人事件(1978)           は、別ページとなります
ナイル殺人事件(2022)          は、別ページとなります



 ナイルの宝石/THE JEWEL OF THE NILE 
[ADVENTURE]
1985:アメリカ作品/1986.04日本公開(20世紀FOX)
監督:ルイス・ティーグ
CAST-1:キャスリーン・ターナーマイケル・ダグラスダニー・デヴィート
CAST-2:スピロス・フォーカスアヴナー・アイゼンバーグポール・デヴィッド・マギッド
CAST-3:マーク・デイリー・リチャーズ/他
「インディ・ジョーンズ」の女性版!女性冒険小説作家ジョーン・ワイルダーが事件に巻き込まれて…というアドベンチャー映画らしいのだが、なんというか、困っちゃったな…

STORYは…
■南米コロンビアの秘境…大冒険の末に豪華ヨット“アンジェリーナ号”を入手したジャック!マンハッタンのどまん中の船上、ジョーン・ワイルダーを抱きしめてから…世界一周の旅に出航!◇地中海、友人達に祝福されての結婚式、ジャックがジョーンに指輪を嵌めようとした時…海賊出現、ジャックも仲間の協力を得て…大決戦、そこへ1人乗りの救命ボート、海に落ちたジャックが助かりますように…祈る思いのジョーン、海賊に囲まれて、さて… ■女流冒険小説家ジョーン、創作中の新作の一コマ、船上の生活がもう半年、今の生活にウンザリ気味、ファンから届けられる花束の山、陸に寄港してはパーティでサイン責め、ネタギレ…ひどいスランプ?執筆を急かす編集者グロリア!ギリシャ行きを計画するジャック、気が進まないジョーン ■南欧、サイン会、紹介されたアフリカ某国の大統領オマー、取巻く数人のガードマン、アフリカ統一のためリーダーに選ばれたこと、即位式にジョーンを招待、取材&自分の伝記の執筆を依頼、刺激的で絶好の冒険小説のネタがあるかも…OK!のジョーン、アフリカ行きを拒否…単独ギリシャ向かうジャック ■オマーの車で空港に向かうジョーン、早速テロリストの攻撃!胸に短剣を刺されるオマーだが…鉄製のベストのおかげで無事 ■ジャックの前に…コロンビアで宝石の争奪戦をやったチビの悪党ラルフが出現、刑務所から出所したばかり、あの時の宝石を出せと…銃、その時…沖に浮ぶ“アンジェリーナ号”が大爆発!オマーを狙うテロリストのタラクが仕掛けた時限爆弾!そのタラクから2人への依頼…オマーが盗んだ“ナイルの星”という宝石を取り戻して欲しい…大金を用意する!一転…手を結ぶ2人、アフリカへ ■アフリカの空港、溢れかえる民衆、新しいリーダのオマーを祝福、一緒に歓迎されるジョーンだが…いたる所の壁に書かれた…“アルバカハラを返せ”の文字、気になるジョーン、“アルバカハラ”は“ナイルの星”の意味と知るが…それ以上は一切秘密!しかも…自分がホテルに監禁状態にあることに気付くジョーン、こっそりホテルを抜け出し…謎の解明へ、オマー達が戦争を始めようとしている作戦図を入手!直に捕えられ牢獄送り ■牢獄、ホリー・マン(聖なる人)と名乗る男に出会うジョーン、彼はカディールで救世主になると言う ■ジョーンが捕えられたことを知ったジャック、会いに行くも…断られる面会 ■ジョーンはホリー・マンの手引きで脱獄に成功、オマーの軍隊の追走、屋根から転がり落ちると…そこに居合わせたジャック、驚き!“アンジェリーナ号”の爆発で死んだと思っていたジャックが生きていた!感激のキス、そこへ…“ナイルの星”奪還のため責めて来たスーフィー教徒の軍隊、迎え撃つオマー軍、大乱戦 ■ジャック、ジョーン、ホリー・マン、飛行機で滑走、爆発発生、折れた翼…飛行不能、民家やオマー軍の基地を破壊、スーフィー教徒は撤退も…当てどなく砂漠を疾走する飛行機、迫るオマー軍、戦闘、砂漠のど真ん中で飛行機は大爆発…


冒頭に書きましたが…パンフレットには「インディ・ジョーンズ」の女性版!の文字、女性冒険小説作家ジョーン・ワイルダーが事件にワザワザ巻き込まれていって…彼氏に助けまくられるという展開のアドベンチャー映画でした、よくよく見れば助けに行ってオイシイところを全部持ってちゃうのが…製作者でもあるカーク・ダグラス!そういえばパンフの中央もカーク・ダグラス、本来主人公となるはずのキャスリン・ターナーは後方でトーン落とされて描かれてます、ちなみに「ロマンシング・ストーン/秘宝の谷」の続編だそうですが…見てません、さらにパンフによれば…限りなくA級に近いB級映画シリーズとのことだが、結局どっちつかずか…?「なんか面白くなかった」程度の記憶の映画です (2008.07)
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 9〈ナイン〉/9番目の奇妙な人形 
[CG ANIMATION]
2009:アメリカ作品/2010.05日本公開(GAGA)
監督:シェーン・アッカー     製作:ティム・バートン
出演:イライジャ・ウッドジョン・C・ライリージェニファー・コネリークリストファー・プラマー
クリスピン・グローヴァーマーティン・ランドーフレッド・ターターショー/他
シェーン・アッカー監督11分間の短編作品に惚れたティム・バートンが製作の劇場用長編CGアニメ作品
宣伝チラシ1枚で興味がわき(CMは見ていない気がする)、見に行こうと思ってました

STORYは…
外観を麻袋で縫われて作られた人形(ロボット)
「9」と記された人形が目を覚ましたとき…世界は終わっていた
人類滅亡後の未来に遺されたのは9体の奇妙な人形達
人類は何故に滅んだのか?襲い来るビーストとは?
9体の人形達は何のために作られたのか?
…というようなCGアニメ映画

そろそろティム・バートンという名前で映画を見に行くのを止めようか?
どうしようか?うーん!まあ難しく考えるのはやめよう…
ココのところ連続して外しているというか、私の好みとズレが大きくなり始めたよう…

2012.1.2追記:新フォーマットでの人物リンク張りをやってるけど
声優陣は凄いメンバーだったのね!
ティム・バートン映画には…大物も好んで出てきますからね!
まあ楽しみの一つではあります!
まあ懲りずに観に行くとしましょうか…
公開初日の第1回(10:00)、157席の映画館で3割程度の入り(新宿ピカデリー・スクリーン5)
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 ナインスゲート/THE NINTH GATE 
[MYSTERY]
1999:スペイン・フランス作品/2000.06日本公開(GAGA-HUMAX)
監督:ロマン・ポランスキー
CAST-1:ジョニー・デップフランク・ランジェラレナ・オリンエマニュエル・セニエ
CAST-2:バーバラ・ジェフォードジャック・テイラートニー・アモーニジェームズ・ルッソ
     ホセ・ロペス・ロデロ
CAST-3:アレン・ガーフィールド/他
「ブックハンター」なる職業、悪魔書「ナインスゲート」を入手したコレクターからの依頼…あと2冊ある本を探したうえで真贋判定を!本にまつわる伝説、忍び寄る影、命の危険… 一冊の本を巡るミステリー映画

STORYは…
NY、ブック・ハンターのディーン・コルソ…出版社社長ボリス・バルカン(悪魔研究家)からの依頼、コレクター仲間から入手した17世紀の悪魔書「ナインスゲート(影の王国への九つの扉)」、悪魔自身の著作?翻訳した作家は火あぶりの刑、伝説の書、世界中に3冊、なぜか?残りの2冊を探し出し、比較のうえ真贋を判定するようにと… 預かった本、元の持ち主テルファーは首吊り自殺、危険な予感、本を友人バーニー(本屋)に預ける。彼を待っていたテルファーの未亡人リアナ、コルソを誘惑、本を取り戻そうとするが失敗。図書館、バルカンの悪霊学の講義に出席していた女性を見かける、翌日、空港に向かう途中、友人の店へ、本の挿絵通りに殺されていたバーニー、隠し場所から本… スペイン、テルファーが本を購入したセニサ兄弟の書店へ、ナインスゲートに関する多大な情報、テルファー夫妻について(本を欲しがったのは夫人)、そして挿絵の版画に秘密があること… ポルトガル、あの女性と遭遇、2冊目の持ち主ファルガスの屋敷、本を比較、挿絵とサインの違い… 屋敷を出たコルソに突っ込んできた車、見覚えの有る男、回避、ホテル、依頼主から状況確認の電話、ホテルに人物照会の依頼、また彼女…、明け方、彼女の言われるがままにファルガス邸を再訪、池で溺死していたファルガス、焼かれた本、切り取られていた挿絵


おもしろかった…しかしよく考えていないと、戸惑いのラストに…、突き放されたような感じがするかもしれない、キーは彼女!危ない仕事、早く終わらせてしまいたかったはず…いつのまにか本に魅入られ、そして彼女… 自らの意思(?)でナインスゲートへと対峙することに…、そしてあえて描かれなかった…こと
最近、続けざまにジョニー・デップの出演作が公開され、またそれを見ているわけだけど…凄い人だと思う(過去の作品も含め)、まあ色々な役を怪演されてます…最も気に入っているのが「ラスベガスをやっつけろ」のラウル・デュークだったりして…異論がある人の方が多いと思うけど…
(渋谷松竹セントラル)
2000-2009format



ナショナル・トレジャー                           は、別ページとなります
ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記   は、別ページとなります



 ナビゲイター/FLIGHT OF THE NAVIGATOR 
[SF]
1986:アメリカ作品/1986.12日本公開(東宝東和)
監督:ランダル・クレイザー
CAST-1:ジョーイ・クレイマーポール・ルーベンス
CAST-2:ヴェロニカ・カートライトクリフ・デ・ヤングマット・アドラーアルビー・ウィテカー
CAST-3:ハワード・ヘッセマンサラ・ジェシカ・パーカー/他
CAST-4:
1986年当時…個人的には楽しめたチョット子供っぽい内容のSF映画、ツッコミどころ満載ながら…UFOの綺麗さ(当時としては)に驚き、特に街に向かって海上を飛ぶシーンは感動ものでした…

STORYは…
■1978年7月4日、賑わう南フ□リダ愛犬フリスビー大会、12歳になる少年デヴィッド、パパとママ、8歳になる弟ジェフ、そして愛犬ブルーザーを連れて見物、いつかコノ大会に出場するつもりのデヴィッド、でも…ブルーザーの腕?は優勝に程遠い… ■夕食までの時間…デヴィッドは密かに憧れている少女ジェニファーを望遠鏡で見つめて過ごす ■夜、友達の家で遊んでいるジェフを迎えに…暗い森の中へ、樹の陰から飛ぴ出してデヴィットを脅かすジェフ、怒って追いかけようとした時…ブルーザーが崖下に何かを発見、ツタを頼りに…身を乗り出すデヴィッド、突然切れるツタ、崖下へ落下するデヴィッド、そのまま気絶… ■目覚めるデヴィッド、経過時間不明、帰宅、ドアを開け…家の中へ、そこには見知らぬ老婦人!パパとママは何処? ■町では事件発生、奇妙な形のUFOが鉄塔にぶつかり…立ち往生中?駆けつけたNASAのファラデー博士、UFOを…NASA開発品と誤魔化し研究センターへ運び込む ■警察に引取られるデヴィッド、少年課のバンクス刑事の調査、両親の住所が判明、デヴィッドの知らない家、歳をとったパパとママ?今は1986年、転落から8年が経過!必死に行方不明のテヴィッドを探してきた家族(+8歳)、ジェフも16歳!何故か歳を取っていないデビッド?入院し検査されることとなるデヴィッド ■NASA研究センター、UFO相手に悪戦苦闘中のファラデー博士、出入口も無ければ&継ぎ目も無し、どう手をつけていいやら…、博士の元へUFOの形を正確に描いた図面が届く、それは…検査中のデヴィッドの脳波検査から出現した図面、デヴィッドをNASAで検査させるよう説得 ■研究センターに向かう車の中、誰かの助けを求める声を聞いた気がするデヴィッド、以前にも病院で聞こえた声、どこから?誰の声? ■デヴィッドの検査スタート、質問、デヴィッドの意志とは無関係に…次々とディスプレイに表示される答え、デヴィッドの意識下に…本人も知らない情報が埋め込まれていた、行方不明の間…デヴィッドは地球から560光年離れた、フェイロン星で分析されていた?溢れ出てくる未知の文字と星図、あまりのことに…検査室を飛び出すデヴィッド、彼は超光速で宇宙空間を旅していた!?移動速度が光速に近づくほど相対的な時間の流れは遅くなる、だから年をとっていない!目を輝かせるファラデー博士、一方のデヴィッド…世話係のキャロリンから約束の48時間では解放してもらえないと知る、両親に連絡するよう依頼 ■夜、再びあの声、指示、運搬用ロボットカーR.A.L.Fに隠れて部屋を脱出、格納庫へ、声の主は…


個人的には(当時の)楽しめた映画です、どこが?まあイロイロと…、ストーリー的には単純極まりなしのお子様向け、映像的に撮影可能なので作ってみました映画?破綻箇所もありなのだが、何と言ってもUFOというか、マキシアムが気に入ってしまったことによる、状況に合わせて変形するは、飛行が綺麗&ジェットコースター感覚、それから妙に生き物くさい…映画中で生きているということになっているが、まあA.I.というとこでしょうが…しかし何でフェイロン星人はそんな余計なものを与えたのだろうか?まあ映画の設定ですし…それが無ければツマランだろうから、まあいいか!
映像面では前述したとおり1986年の時点として…マキシアムの変形及び飛行シーンのSFXは綺麗、特に海面スレスレを飛ぶシーンは感動ものだった…今(2008現在)なら当たり前に見てしまうんだろうな…多分
ところで、チッピーの故郷ビプカ星が爆発して戻せなくなったというが…そんなことかまわず時間を逆行して採取時点に戻せば良いのでは?ルールなのだから、直後に爆発しようとそれが正しい行動である、もし地球人のように逆行に絶えられないとしても…映画では危険覚悟でデヴィッドが挑戦して成功、当然チッピーも一緒に成功しているわけなのだから…ルールどおりビプカ星に戻すべきだ!彼が行方不明になった家族が心配しているだろうに…、偶然にせよ地球環境に適合できたが天涯孤独の身であることに変わりなし、デヴィッドが家族の元に戻れて良かった良かったの感動場面の裏側で…気になって気になってしかたがなかった
まあイロイロあるのだが、当時の記憶を思い返せば…評価は高かった映画ではあります (2008.03)
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 ナポレオン/Napoleon 
[HISTORY & HERO]
2023:アメリカ/イギリス作品/2023.12:日本公開(エンタテインメント)
監督:リドリー・スコット
出演:ホアキン・フェニックスヴァネッサ・カービー
 タハール・ラヒムマシュー・ニーダムルパート・エヴェレット
ベン・マイルズリュディヴィーヌ・サニエイアン・マクニース/他 
えっ、この映画って宣伝してた?全くノーマーク!突如現れた感のある大作「ナポレオン」!
情報集めたら凄そう!監督がリドリー・スコット!ではないですか!ナポレオン役がホアキン・フェニックス!
これで凡庸な映画の筈がない!
なので、観たいリストの他作品を押しのけて観に行きます!
これは巨大スクリーン選択!TOHOシネマズ日比谷SCREEN4(IMAXレーザー)行きます!
少々値が張りますが、まあそれだけの価値があると期待です!

STORYは…
1793年、フランス
4年前に始まったフランス革命で国王ルイ16世が処刑、王妃マリー・アントワネットもギロチンの下で生涯を終える
コルシカ島生まれの若き軍人ナポレオン・ボナパルトは、広場にて彼女の最期をじっと見ていた…
革命の混乱に揺れるフランスで、ナポレオンは目覚ましい才能を発揮する!
南部の都市トゥーロンを王党派(王政支持者)から奪還、パリ市街地での王党派の反乱を大胆な戦法で鎮圧
その実力を買われ、軍の総司令官に任命される
その頃、ナポレオンには気になる女性がいた…ジョゼフィーヌ
ある日、彼女の亡き夫が愛用していた軍刀を自宅に届けたことから親密な関係となる
2人は正式に夫婦として結ばれ、ジョゼフィーヌの連れ子達も家族となる
しかし、ナポレオンの溺愛ぶりとは裏腹に、もとより奔放なジョゼフィーヌは、直ぐに別の男とも関係を持つ!
エジプト遠征中に妻の浮気を知ったナポレオンは、直ぐ様に帰国、「よくも私の気持ちを踏みにじったな!」と激怒
ジョゼフィーヌは涙を流して謝罪するが、既に夫婦関係は奇妙に捻じれ始めていた
だが〈英雄>ナポレオンは快進撃を続ける
クーデターを成功させ、政府の最高権力者である「第一統領」に就任
更にはフランス帝国の「皇帝」まで上り詰め…ジョゼフィーヌも「皇后」となる
今やナポレオンは政治家・軍人のトップに立ち、全てが思いのまま!ジョゼフィーヌも豊かで優雅な生活を送る日々
だが…それでも2人の心は満たされないままだった
やがてナポレオンは戦争にのめり込み、凄惨な侵略と征服を繰り返すようになる
敵兵を容赦なく殺し、味方の犠牲も厭わない彼の残酷さを、既に人々は恐れていた
輝かしい栄光に翳りが見えてもなお、ナポレオンは戦いを続ける
才能あふれる若き軍人は、なぜ冷酷非道な〈悪魔〉に変貌したのか?
果たしてナポレオンを狂気に駆り立てたものとは何だったのか?


私の知っている「ナポレオン史」が壮大な映像美で再現されています!
なかなか美しい!が、何か切って貼ったような気がするが、実話なので致し方なしか?
成り上がっていく様、エジプト遠征、戴冠式、ロシア遠征の失敗、流刑、ワーテルローの戦い…
そうそう、そうだよね!
あれっ?そうか「アメリカ/イギリス映画」なので「英語」か!「仏語」ではないのね!まあ当然か…
でもこの映画で最後に語られるように…
ナポレオンは妻ジョセフィーヌにメロメロというか、人生の大半だったと知る
ジョゼフィーヌ、ジョゼフィーヌ、ジョゼフィーヌ!そういう男だったのだな!人間味が出てきた!
私的には初めて知ったが、有名な話?
パンフ見たら、稀代の3悪女の1人に数え上げる説もあるとか…すいません不勉強でした!
また世間的に言う「小男(背が低い)」感はないが、微妙に低いというか、周りが高いのが少しツボ
ナポレオン(ホアキン・フェニックス)よりジョゼフィーヌ(ヴァネッサ・カービー)が少し背が高い?
流石に「世の辞書には不可能の文字はない」は出てこない!
映画興行で稼ぐのか?あとで配信で稼ぐ予定なのか?
その立ち位置の微妙さが…宣伝の中半端さに行ってしまったか?
凄く面白い!ではなく、IMAXに耐えられる「美しさ」…かな?
公開9日目の第1回(9:50)、341席の映画館で3割程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN4)
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 ナンバー23/The Number 23 
[MYSTERY]
2007:アメリカ作品/2007.11日本公開(角川映画)
監督:ジョエル・シューマッカー
CAST-1:ジム・キャリーヴァージニア・マドセンローガン・ラーマンダニー・ヒューストン
CAST-2:ローナ・ミトラマーク・ペレグリノポール・ブッチャーリン・コリンズジョン・フィンク
CAST-3:バッド・コートデヴィッド・シュティーフル/他
主演はジム・キャリーですがコメディではありません、「23」という数字に取り憑かれた人々を描くミステリー映画です、何で前売券買ったのか?自分でもよく分からないのですが…とりあえず見てまいりました

STORYは…
■2月3日、動物管理局の車、車中待機のウォルター・スパロウ、勤務時間終了間際、名指しの無線、無理矢理仕事を振られる…以前のX’masパーティー、美人の妻アガサ(ケーキ店経営)…風邪で欠席、言い寄る同僚女性に冷たくした腹いせ?生ゴミ集積場を荒らす野良犬の捕獲作業!実はウォルターの誕生日…祝わってくれるアガサとの待合せの時間が迫る、早く終わらせようと現場の中華料理店、捕獲成功、首のネームタグ…NED(ネッド)に気を取られた瞬間…腕を噛み&逃げる犬、麻酔銃を手に追跡、まるでウォルターを導くように墓場へ、“ローラ・トーリンズ”名の墓碑の前、銃を構えた瞬間…姿を消したNED? ■待合せ場所…ノベル・フェイト古本屋前、来ない夫、店の中…目に飛び込んできた赤い装丁の本、立読み、ウォルター到着、推理小説好きのウォルターへ…プレゼント、タイトル「妄想小説『ナンバー23』」、著者「トップシー・クレット」 ■友人の家で誕生日パーティー、友達少ないウォルターのため ■帰宅、居間で彼女とキス中の息子ロビンを発見、帰宅を知らせる大声&時間稼ぎするウォルター、慌てて彼女を帰すロビン、照れながら…父へプレゼント ■小説を読み始めるウォルター(既に先を読んでいる妻)、「この小説に登場するものはすべて想像上の人物であり、万が一、その生死に関わらず実在の人物によく似たものを見つけた場合、そこから先は読まないでください…」のメッセージ、探偵フィンガリングの物語、彼の興味をひいた点…フィンガリングの生い立ちが、ウォルターのそれと酷似!田舎町、親友なし、会計士を継いで欲しい父、犬を飼っている隣人…未亡人、彼女の死体の発見者となったこと…等々、自分の事が書かれている!とウォルター、偶然とアガサ、興味を惹かれるロビン ■[23]サックスを趣味とする孤独な探偵…フィンガリング、彼の危険な匂いに惚れる恋人ファブリツィア、強い刺激を求める性癖 ■動物に噛まれた社員向けのカウンセリング、問題なし、帰宅…憑かれたように小説を読むウォルター、既に読み終えた妻の反応は鈍い ■[23]ある仕事…自殺直前のブロンド女性を説得するフィンガリング…首吊りは失敗すると跡が…等々、彼女の話…縁ある日付&時間、車のナンバー、本のページ、エレベータの階数…身のまわり全てに「23」が潜んでいる、壁中に書かれた数字&数式、逃げても逃げても…追われ、取り囲まれる…妄想、彼女の父は娘へ「23」が取り付くことを断ち切るために自殺…でもダメ、愛が足りなかった!ついに自分も自殺寸前、馬鹿げた妄想を取り払い&一時は説得に成功したフィンガリングだが…アパートを出た途端、飛び降り自殺した女、その時から「23」の呪いはフィンガリングに取り憑き…人生を狂わせていく ■フィンガリングと同調?身の回りが「23」だらけと言い始めるウォルター、誕生日、運転免許証、社会保障番号、結婚式の日、壁の色番号、彼にまつわる情報&目にするもの全てに「23」が潜んでいる!それだけイジリ倒せば…何でも「23」になるとアガサ、父を信じ…「23」について一緒に考える息子ロビン ■アガサの友人である大学教授アイザック・フレンチに相談、実は「23」に関する話題は昔から多いこと、気になりだすと関連付けが容易なことを説明、納得いかないウォルター、著者「トップシー・クレット」なら何か知っているハズ!書店で問合せも…著書は「ナンバー23」のみ、連絡先不明 ■「23」に取り付かれたフィンガリング、診察する精神科医マイルズ・フェニックス、休養を勧める診断、銃を一時返上(?)、不満なファブリツィア…


妄想小説「ナンバー23」という1冊の小説から始まるミステリー映画です、主演はジム・キャリーですがミステリー映画です、どうして前売り買ったのか?買った時の精神状態も芳しくなかったためか?まあそれは置いといて…
実際の世界でも「23」という数字に取り憑かれ…研究までされた方がおられるというネタ、身の回が「23」だらけ、逃げても逃げても…追いつき、周囲を埋め尽くしていく「23」、気になりだしたら止まらない…周りは気のせい、偶然と言うが…本当に「23」だらけだと…、でも「2月3日」だとか「23日」だとか「23番」だとかストレートなのは良いが、長い数字を足したり引いたり掛けたり割ったりして…「23」と言われ…確かに妄想の域、そんな妄想でも、取り憑かれた人間は…「23」が出るまで計算を続け、「23」になって恐怖する、そんな恐怖の数字「23」から逃れるため…死を選ぶ者、そんな者に関ってしまった主役の探偵、そんな妄想小説を読んでしまった男、主役の生い立ちが自分とソックリなため…これは自分の事を書いているのではと…ふと考える、気がつけば自分の周りにも「23」だらけ、本を読み進めば探偵と自分の共通項ばかりが…いつしか悪夢に悩まされる日々、この状況から脱するためには…どうすればよいのか?男の格闘が始まる…
もっとミステリアスでオカルトなものを想像してましたが…アッサリとしたものでした、「23」事態に対する意味付けが薄いのが致命傷!…だから何?になってしまう、まあストーリー中で奥さんも言っていますが…、犬のNED…N(14番目)+E(5番目)+D(4番目)=14+5+4=「23」が隠れているとか、赤と白の色番号を足して出来上がる「PINK」が4文字だから4で割ると…「23」だと言われても…、一生懸命考えたのでしょうが、もう少しストレートな方が怖いのだけど…なんか無理矢理っぽい分で醒めてしまった感じ
それから…人間関係なんだけど、記憶喪失15年間として、飛下り自殺の治療期間と社会復帰に最短1年を要したとして、子供ロビンはステディの存在から中学生程度だとすると最低で13歳、妊娠期間を含めれば結婚生活は最短で14年…出会ってからすぐに結婚!?
ジム・キャリーは頑張ってると思います…特に探偵役などカッコよい位、ヴァージニア・マドセンも両極端な二役…特に探偵の女役はエロくてよい、そうか…小説側の方が面白そうなのに割合が少ないので…盛り上がりに欠けるのかも、しかもラストがアッサリと家●愛ですか…、何か違いますね、なんか面白い内容をワザワザ面白くなく映画化したような感じです
それから日本公開は、11月「23」日…言葉遊び、数字遊びが好きな日本人、シッカリ遊んでます、同じネタで日本人が作れば、もっと遊びまくってコメディかと思わせておいて最後にゾーっとさせると思うんだけど…
ちなみに公開2日目の第2回(12:30〜)、300席の映画館(渋谷東急)、「23人」の入り…ウソ!「32人」位はいたと思います…
2000-2009format