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 ナイル殺人事件 
[MYSTERY]
1979 アカデミー賞[衣装デザイン賞]
1978:イギリス作品/1978.12日本公開(エンターテインメント)
監督:ジョン・ギラーミン   原作:アガサ・クリスティ 「ナイルに死す」
CAST-1:ピーター・ユスティノフデヴィッド・ニーヴン
CAST-2:ロイス・チャイルズミア・ファローサイモン・マッコーキンデール
CAST-3:ジョージ・ケネディジェーン・バーキンアンジェラ・ランズベリーオリビア・ハッセー
     ベティ・デイヴィスジャック・ウォーデンマギー・スミスジョン・フィンチ/他

STORYは…
■天与の美貌と輝くばかりの聡明さを兼ね備えたうえ…つい最近莫大な遺産を相続したアメリカ娘のリネット・リッジウェイ、20歳!その彼女が親友ジャクリーン・ド・ベルフォールの婚約者サイモン・ドイルと突然婚約を発表!欧米社交界のトップ・ニュース、マスコミの話題を独占!失業中のサイモンを助けてほしいというジャクリーンの願いを聞き入れ…サイモンと会ったのが運命?彼の好ましい印象がいつしか忘れられなくなり、ジャクリーンの婚約者であるということすら気にも留めなくなっていた!サイモンもジャクリーンを心から愛していたが…リネットの美しさ&富の魔力の前にはその情熱も揺らいだのだろうか? ■2人の結婚は思わぬ波紋を!豪華客船カルナーク号、人目を避けてエジプトにハネムーンに旅立った新婚カップルの周囲に…その影響は現れ始める、まずはジャクリーンの意外な出現、苦しめられるリネット、リネットに関係する船客はまだ乗っていた、リネットの叔父で巨大な財産管理を委されていたアンドリュー・ペニントン(不正帳簿の疑惑を晴らすため、2人のもとに駆けつけてきた)、作家のサロメ・オッターボーン女史(リネットを自作の小説のモデルとしてからかっていた)、サロメの娘ロザリー・オッターボーンはリネットに引き換えて自分のみすぼらしさを強く意識し…悩みを内向させていた、金持ちの老婦人ミセス・バン・スカイラーはリネットの高価な真珠のネックレスに目をつけていた、ドイツ人の医師ルドウィヒ・ベストーはリネットによれば“いかさま師”、リネットのメイドのルイーズ・ブルジェすら…リネットを内心恨んでいた…リネットが以前ルイーズの結婚話を破談にした事実、相手の男が妻子持ちだったけど…、ミセス・バン・スカイラーの付添い看護婦のミス・バウアーズの父はリネットの祖父にビジネス上で破産させられた過去がある、左翼思想に凝り固まった学生ファーガスンはブルジョワ階級のシンボルのようなリネットを軽蔑していた、リネットは偶然乗り合わせた私立探偵エルキュール・ポワロ!にジャクリーンを遠ざけて欲しいと依頼するが…ポアロは丁重に断るのだった ■ある朝、リネットが船室で死体で発見される、頭を銃弾で射抜かれていた、ベッド際の壁には“J”の血文字、証拠はことごとくジャクリーンに不利なもの、だが前の夜…ジャクリーンは展望室で酒に酔い、ヒステリックになりサイモンと激しく口論&彼の足を護身用ピストルで撃ってしまい、看護婦ミス・バウアーズに慰められていた、負傷したサイモンもベスナー医師の手当てを受けて一夜を明かしていた、2人ともアリバイがあるが…ジャクリーンのピストルが紛失したことから、リネット殺害の凶器はジャクリーンのピストルと断定された ■ポアロは旧友のレイス大佐の協力を得て捜査を開始、多くの人間が被害者を嫌っていた、そして多くの人間が動機を持っていた、誰もが展望室に入って床に落ちていたピストルを拾い、リネットを殺害し、ピストルを河に捨てるチャンスがあった!実際に老婦人ミセス・バン・スカイラーは作家の娘ロザリーが河へ何かを捨てていたのを目撃していた、ロザリーはサイモンが撃たれたとき…展望室に居合わせていたのでピストルを手に入れることができたはずだ、しかしそれはベスナー医師も学生ファーガスンも看護婦ミス・バウアーズも同様のことが言えた、更にリネットの高価な真珠のネックレスが紛失していることが判明 ■ポアロの推理は徐々に真相に迫っていく、川底を浚った結果…凶器のピストルが発見された、老婦人ミセス・バン・スカイラーのストールに包まれ、血痕の付いたハンカチも一緒に!ポアロは船客達に何度も質問を繰り返し、事件の重大な事実と鍵がいくつも判明した、夜中に廊下を走り去る足音!血文字の“J”、ワインのボトル、ネックレスが思いがけず再び出てきたこと、だがまたしても殺人が!そしてさらに犠牲者は続く…!


アガサ・クリスティは中学生のころに読み倒したな…と言うわけで、「オリエント急行殺人事件」や「そして誰もいなくなった」なんかは映画で観たわけで、なんか突然「ナイルに死す」が映画化されて、思わず観に行ってしまいました!
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 ナイル殺人事件/Death on the Nile 
[MYSTERY]
2022:アメリカ/イギリス作品/2022.02:日本公開(20世紀スタジオ)
監督:ケネス・ブラナー
出演:ケネス・ブラナー
ガル・ガドットエマ・マッキーアーミー・ハマー
トム・ベイトマンアネット・ベニングレティーシャ・ライトソフィー・オコネドーアリ・ファザルローズ・レスリー
ラッセル・ブランドジェニファー・ソーンダースドーン・フレンチ
スザンナ・フィールディング/他
えっ!?前回映画化してから43年も経っているんだ…
4年前にケネス・ブラスナーがリメイクした「オリエント急行殺人事件」がなかなか豪華で良かったもので
今回もチョット期待しています!
出演者豪華ですし、予告CMの映像も綺麗だし…
2月末〜3月頭はTOHOシネマズのシネマイレージデイで、大人1200円で観られるので、行ってきます!
ホームだった「TOHOシネマズ渋谷」は、最近公開時間が合わず(9時代始まりが多い、流石に早過ぎる)…
もっぱら「TOHOシネマズ日比谷」に行く回数が増えてきたな!(10時代始まりが多い)

STORYは…
第一次世界大戦、ドイツ軍と対峙するベルギー軍、従軍する若かりし日のエルキュール・ポアロ
上層部からの命令〈橋の奪還〉!死を覚悟した作戦
風と鳥!閃き…ポアロが上官に提案、8分以内に作戦実行を!
煙幕の中突入、作戦成功!農民にしておくには勿体ない…ポアロを褒める大尉
気を許した大尉がトラップに引っ掛かり爆死、ポアロも爆発に巻き込まれる!
野戦病院のベットに横たわるポアロ…恋人にして看護婦のカトリーヌが見舞うが、来てほしくなかった?
鼻の下に酷い裂傷!これでも愛してくれるか?大丈夫とカトリーヌ、髭を生やせばと提案…
時は流れて…
莫大な遺産を相続したアメリカ人の美女リネット・リッジウェイ、パーティー会場、押し寄せる報道陣
パブの中では生バンド演奏(ジャズ・シンガーのサロメ、姪にしてマネージャーのロザリー)
真っ赤なドレスで踊る女性ジャクリーン、相手をする男性サイモン
バーカウンター、親友同士であったリネットとジャクリーン、婚約したと報告するジャクリーン!
婚約者サイモンを紹介(SEXしまくり、絶倫)、現在失業中、不動産管理人として雇ってくれないか?との相談
まずは…一緒に踊ってみて!とジャクリーン
ホールに降りていくリネットとサイモン、情熱的なダンス!
それを客席から見ているポアロ
6ヶ月後
教会での結婚式、新郎サイモン、そして…新婦はリネット!(一目惚れ)
邪魔に現れるジャクリーン
カイロ
ピラミッドを目の前にしてティータイムを楽しむエルキュール・ポアロ…休暇中!
ピラミッドで凧を揚げている馬鹿者に注意をするポアロ…んっ?旧友のブークじゃないか!
旧交を深める2人、ブークの母親ユーフェミアを紹介、画家!常に画材を持って絵を描いている
新婚旅行!メイドのルイーズの提案でエジプトへ向かうリネットとサイモン
エジプト旅行に呼ばれていたブーク母息子
旅先にも現れるジャクリーン、常に付き纏うジャクリーンに恐怖するリネット
ブーク繋がりで…私立探偵ポアロに相談
「まだ事件は何も起こっていない」と宥めるしかないポアロ、それでも心配なら旅行を中止しては?
真剣に旅行中止を検討しだすリネット、ここまで来て?反対するサイモン
2人の出した結論…チャーターした豪華客船での招待客のみのナイル川の旅!
これならジャクリーンは入ってこれない!
突然の予定変更に奔走するリネットのメイドのルイーズ
同行するのは…リネットの従兄弟で財産管理人のアンドリュー
ユーフェミアとブークの母息子、リネットの後見人(名付け親)のスカイラーと彼女の看護婦パワーズ
リネットの元婚約者で医師のウィンドルシャム
リネットの友人ロザリーと叔母(伯母?)の歌手サロメ
(乗員達は昼間のみ乗船、夜間から早朝は下船している)
ナイル川を遡るクルーズ船カルナック号
アブシンベル神殿の前で停泊する船
その船に近付く小型ボート、何故か新たな客が乗船?
神殿の中でいちゃつくリネットとサイモン、頭上から落ちてきた石、寸でのところで避ける2人
神殿の外では、ブークと母親、ロザリーとの交際を認めない!と…影で聞いているロザリー
母親が去った後…それでも2人で生きていこうと抱き合うブークとロザリー
砂嵐を避けるため神殿内に集まってきた面々
カルナック号に戻ってきたリネット達、その前にジャクリーン!?
何故?正式な旅券を持っている?客船としては下船させられない!?
ある夜
カルナック号の船内で事件が発生する!
展望室で逆上したジャクリーンが、サイモンと激しい口論の末、彼の足を銃(22口径)で撃ち抜く!
慌ててスカイラーの看護婦パワーズと医師ウィンドルシャムを探しに行く一同
スカイラーの部屋にいたパワーズを興奮しているジャクリーンに預ける
医師ウィンドルシャムを連れて展望室へ…足を撃たれたサイモンの止血、部屋に連れ帰り介抱!
翌朝
カルナック号に悲鳴が響きわたる!
メイドのルイーズが…ベッドでこめかみから血を流したリネットの死体を発見
疑惑を掛けられたジャクリーンだが…彼女が自室から一歩も外に出ていないことをパワーズが証言
リネット殺しの捜査を進めるポアロ
他の乗客の中にも、リネットに恨みを抱く者、巨額の財産を狙う者
その美しさに惹かれ、あるいは嫉妬する者がいることを知る…
更には…リネットの巨大宝石のネックレスが消えていることが判明!
川底を浚うと…スカイラーのスカーフ(血染め?)に包まれた拳銃が見つかる!
ナイル川に浮かぶクルーズ船という密室で起きた殺人事件
第一容疑者の完全なアリバイ
愛・嫉妬・欲望が全ての乗客を容疑者にする
灰色の脳細胞を働かせ、ポアロが真相に迫る中、やがて第2の殺人事件が起きるのだった…


あれっ、「シラノ」との一騎打ちと思っていたが…実は「シラノ」は上映館が少なくて小スクリーンだった!
真の敵は「ウエストサイド・ストーリー」だった…こっちは大変な入りのようだ
上映開始間際は売店が混みますからって…まあ元々が良く出来上がったストーリーなので
スピルバーグが凄いか分からないが、まあ若手が名作に触れることは良いことだとは思う!
それはさておき…
「ナイル殺人事件」であるが、TOHOシネマズ日比谷の一番でかいスクリーン(459席)で掛かっていたんだが
まあ10:00始まりの初回だし、4割程度の入りかな?
パっと見た目、年齢層は高めかな?原作のアガサ・クリスティーのファンかな!?
しかしケネス・ブラナー監督・主演のシリーズはなかなか映像が綺麗でよろしい!
これを大スクリーン「TCX」で観られたのは最高でしたね!
まあ推理に至る「灰色の脳細胞」の構造がどうなっているのかは流石に説明が付かないな
インプットして…真犯人に辿り着いてしまう展開は、小説で読むと気にはならないが
映像として見ると、流石に展開が早過ぎ?強引かもしれないが
名作を美しく再現していますね(エジプトの風景が鮮明で美しい&クルーズ船が見事だな)!
出演俳優も豪華!ケネス・プラナーのポアロは貫禄あって良い
そしてガル・ガドットは相変わらずの美人で存在感、エマ・マッキーも小悪魔っぽいとこがいいですね
脇を固める俳優陣も個性的です(原作とも1978版映画とも少々設定が違いますがね)
それから、原作シリーズでは全く語られたことのないポアロの若かりし頃の話が見られたこと
彼の唯一愛した女性カトリーヌのこと
ポアロが髭を蓄えていること…のドラマが付けたされていたのは面白かったな!
まあと思ったけどにUPしてみました!
ケネス・ブラナーのアガサ・クリスティのシリーズはまだ続くのだろうか?
あったら観に行くかもしれない!
公開2日目の第1回(10:00)、459席の映画館で3〜4割程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN1)
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