スペイン王家が絶対王政の財力と王族の審美眼で集め、またお抱えの画家たちに描かせたスペインの至宝の数々(展示1500作品、非展示7000作品あまり)の中で、
美術館のキュレーター達が自分の一番好きな作品をたたえるドキュメンタリー。
(こういう美術館の作品を見ているといつも「第三の男」でハリー・ライムが言う「スイスの平和と民主主義が生んだもの。それは鳩時計さ」を思い出す)
ベラスケス、エル・グレコなどなど。特にゴヤに時間が割かれていたと思う。
ウチは、ミーハーなもんでプラドといえばボッシュ(ボス)の
「快楽の園」やねんけど、キュレーターの人達は
「
素人現代人には面白いんでしょうね。」と苦笑交じりに言われていました。
会社の後輩に海外旅行が趣味の人たちがいて、年に2、3回行ってはったんやけど
7、8年前かな、マドリードに行った時にプラド美術館の前まで行って外観は見たけど入らなかったって聞いてびっくり!
ふたりの内のひとりは油絵を習ってはるのに。なんで?
絶句してたんやけど(**)、このドキュメンタリーを見ると旅行中に1回見たくらいでは、味わえんのかもしれん。
(でもでも、なんてもったいない)
その時に聞いた話では、夜は無料とか。並ばなあかんらしいけど。