永遠のイスラエル〜ヘルツェルの丘
 
Mt.Herzl
 
 
ヘルツェルの丘
 

 
ヘルツェルの丘
 


  緑鮮やかな芝で覆われた広大な丘に、建国以来の歴代首相をはじめ、相次ぐ戦争に倒れていった名もなき兵士たちが眠っています。  

       
 
ヘルツェルの墓
シオニズムの父テオドール・ヘルツェル。19世紀末のヨーロッパでこのひとりのジャーナリストが起草した宣言が、2000年来の民族の夢の実現への第一歩となりました。
 
ラビンの墓
1995年、和平交渉のさなかに凶弾に倒れたイツハク・ラビン元首相は信念の人でした。歴代首相と並んで建つ墓石はひときわ立派で、今も訪れる人が後を立ちません。
 
軍人墓地
建国以来生存のための戦いを余儀なくされてきたイスラエルでは、誰もが親族の誰かを戦争で失っていると言われます。犠牲者に手向けられた花輪が並んでいました。
 

 
ヤド・バシェム
 


  ナチス・ドイツの虐殺を永遠に記録するヤド・バシェム。イスラエル現代史を理解するには欠かせない場所です。  

       
 
虐殺記念館
正式名称は「歴史博物館」。しかし展示しているのはホロコーストに関する公文書、フィルム、遺品などです。見ると、そこまでやるかって感じですけどね。
 
記憶のホール
ナチスによるホロコーストを決して忘れない。記憶のホールではガス室の悲劇を象徴する炎がたかれ、床には強制収容所の所在地がひとつひとつ刻まれていました。
 
ユダヤ人を運んだ貨車
この貨車はユダヤ人を強制収容所に送るため、第二次世界大戦中のドイツで実際に使われました。崖の上で途切れたレールは「行き先が死」であることを表しています。
 

 
ホーリーランド
 


   
第二神殿時代の模型
ホーリーランドホテルの庭園には、イエスが生きていた第二神殿時代のエルサレムの1/50の模型が造られています。考古学者アビ・ヨナは自分が2000年前の街を歩いている夢を見て、その記憶を頼りに設計したそうで、ほとんどは想像の産物というから驚き。東武ワールドスクエアみたい。
   

 
エン・カレム
 


  エルサレムの西の外れにある、ヘブライ語で「ブドウ畑の泉」を意味する静かな集落。緑の森に囲まれた谷は訪れる人も少なく、時がどこかゆっくりと流れていました。新約聖書ゆかりのふたつの教会のほか、ハダッサ病院に飾られているシャガールのステンドグラスが有名です。  

   
聖ヨハネ教会
1時間ごとに響く時計塔の鐘の音が、のどかな雰囲気に彩りを添えてくれます。この教会はイエスに洗礼を施したヨハネが生まれたと考えられる洞窟の上に建っています。なるほど、それは記念するに値するな、と思いますね。あたりには喧騒を逃れてきたアーティストが何人か住んでいるそうで、ちょっとした芸術家村になっています。
     
訪問教会
この教会は、聖母マリアが親戚のエリザベツを訪ねたことを記念して建てられました。って言われても、それっていったいどういうこと? なぜそんなことを記念するのか、異教徒である私にはまったくわかりません。聖書的には重要な事跡なのでしょうか。そうだとしたら何故に? 誰か知っている人がいたら教えてください。
   

   
マリア賛歌
それはそうと、マリアがエリザベツに挨拶したとき(たぶん妊娠の報告だったんでしょうね)、まだお腹の中にいた胎児イエスが踊ったそうです(ホントかいな?)。そのときにマリアが歌った賛歌が、50カ国語に訳されて教会の壁に掛けられています。もちろん日本語バージョンもあります。
   


   

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