レプトントラベラー

 機界新種殲滅後建造された新型ディビジョンフリート、即ちディビジョンZ・超翼射出司令艦ツクヨミ、ディビジョン[・最撃多元燃導艦タケハヤ、ディビジョン\・極輝覚醒複導艦ヒルメが共通に装備する主推進装置。獅子王雷牙博士の手により、実用化された。
 レプトンとはクォークと並ぶ素粒子類型のひとつで、電子、ミュオン、タウ、三種のニュートリノがこれに含まれる。レプトントラベラーはこれらの素粒子をなんらかの形で利用した新生代の推進機関であり、ディビジョンW・全域双胴補修艦アマテラスが約三ヶ月かけて行った木星-地球間航行を約一週間、火星軌道到達に至っては数時間で行う事できるといわれている。その詳細は一切明らかになっていないが、おそらくはレプトン群素粒子を反物質と反応させる事で発生する膨大なエネルギィをそのまま推進力として利用する、反物質推進器の一種だと思われる。しかし、推進力が増大すれば当然働く慣性力も巨大なものとなるため、システムは平田博士が専用に開発した慣性制御装置と一体化している。この慣性制御装置がGSライドの出力を前提としているために、事実上レプトントラベラーはGストーン搭載型の艦艇にしか搭載できなくなっている。