元のページへ 

宴の日向のその為に、これほどの歳月を眠り続けてきたはず。


石膏、木の枝、大量の蝉の抜け殻、夏の終わりの蝉二匹

男根のイメージです。
逆さにされ、枯れ果てた男根を土の闇に年月を眠った蝉たちが這い上り、
婚姻の宴に参加します。

私と言えば、どうだったのでしょう?

昏 睡

(製作記録)

本作品は地面に掘った穴を型として、石膏を流し込んで制作しました。
手順を左図に示します。

まず、地面に穴を掘り、先端部分の型を作ります。
そこに石膏を流し込み、木の枝を差し入れます。
石膏が固まったら、別に掘った穴に石膏を流し、
先に固めたパーツを逆さまに固定します。
その後、ゆるい石膏液を振りかけて肉付けします。

固まった後に、金色に染めた蝉と蝉の抜け殻を
配置して完了です。

  



Copyright(c)2011 Wada Akifumi Fukuoka Japan All rights reserved.