2002年6月4日

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 4年後のこのとき。あの興奮が日本で体験し、日本中が熱狂した。予選リーグの第一戦、日本対ベルギー。まさか再びこの熱狂の中に自分がいるなんて.....。

 ことごとくチケット確保を失敗し、友人が取った仙台で行われるアルゼンチン対スゥエーデン戦だけしか(それでもうれしかったし、ありがたかったが。)1年前の段階では見られそうもなかった。そこへN先輩から電話があり、埼玉スタジアムで行われる試合、たぶん二試合、を手に入れたので買わないかという。それは天にも昇る思い。何でも良かった。一応、準決勝(これもトルコ対ブラジルで、あのロナウドのドリブル突破からのシュートをこの目にみれたのだからうれしかった。チケット代が5万4千円は厳しかったが(笑))は確実と言うことでした。イングランド対スウェーデンかもしれなかった。でも、その話に乗った。すごく信用できる人だったから即お金を用意。(預金がなくなった。)そのころは周りの女性陣、まったくワールドカップに興味なし。まさか「ベッカム様」騒ぎで(ありそうだとは思っていたが。)あれほど盛り上がるとは思わなかった。とりあえずは3試合は確保できたと大喜びでしたが、それ以上の大喜びになってしまったんです。

 6月4日。朝。もうテンションが上がりまくっていて、仕事はさぼった。行けるはずないよ。行っても仕事にはならなかったはずだし。何度もチケットを確認した。嘘でも夢でもなかった。この手にあった。夕方に東浦和駅に着く。そこからはバスだ。入るゲートによってバスが出発する駅が違っていたので、北ゲートに行く自分は東浦和か北浦和(だったけ)から乗ることになるので、東浦和にした。バスに乗るのにはチケットがないと乗れない。通常のJの試合はバス料金がかかるが、今回は無料。スタジアムに着くが早すぎてゲートが開いていなかった。全座席指定なのでそんなに急いで行く必要もなかったのだが。でも、待っていられなかった。二回もセキュリティにチケットを見せてやっとスタンドへ。我が席はゴール裏のかなり上の方。セキュリティが積めている部屋の下。文句は言えまい。たばこを吸いに行ったり、中をウロウロ。朝日新聞がスターティング表を配っていたので、ゲット。この試合の特製Tシャツを売っているはずだったが、売り切れていた。ごくノーマルのTシャツを購入。席に戻るとウルトラスの人が近くの少年に「ここの席を使いたいからあっちの席と変えてくれないか」と話しかけていたが、端で見やすいところで交渉が失敗したようだ。空が暗くなってきた。一人一人に小学生が書いた絵を渡された。裏には日の丸が。テレビでは絶対に見えないと思うが、この気持ちを伝えてあげたかったなぁ。青いプラカードももらっている。選手の入場。大きなフラッグの中にいたのでよくわからず。でも、気分は最高潮。空をジェットが過ぎていった。早すぎ!君が代を斉唱していて、気分が高揚してきた。(こんなときぐらいでしょう。)キックオフ!フランスの時は始めてだったのでもっと高揚していた。贅沢だなぁ。相手に一点取られたときは、あのナントを思い出し、嫌な気がしたが、すぐに鈴木隆行選手が取り返してくれた。今回は違うぞ。稲本選手の連続ゴールもあり(幻のゴールもあり。入ったと思って大喜びしていた。)勝利!!フランスでのもやもやが4年後に解消された。もうどうしていいのかわからないくらいだった。

 バスに乗るまで1時間くらいはかかった。でも、フランスの時と違い、すぐに帰ってきてしまう。このまま帰れない!そこでU先輩宅へ電話をし、いさせてもらった。テレビでは韓国も勝利し、喜んでいる姿を映していた。

 そのまま日本はロシア、チュニジアを破って決勝リーグへ。残念ながらトルコに0-1で負けてしまった。すごく充実した6月。毎日ワールドクラスの試合をテレビで見られる幸せ。7月からはしばらく虚脱状態でした。

 次の2006年はドイツで開催される。果たして3大会連続で日本は出場できるのか。また、自分も3大会連続で観戦することが出来るのか。