20/Juin/1998 1

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 ついに来た、試合当日の朝。朝7時集合ってことで、朝食はあわててパンとコーヒーですませた。だってビュッフェ式でならばなきゃならないから、時間がないもので。他のツアーの人達はもっと早く行ってしまった。大丈夫なのだろうか。ともかく急いで支度をして、ロビーにいった。この先はバスにおまかせ。2人のドライバーが交代でいくという。パリから5時間かかるという。寝不足のおかげで寝て行けそうである。またまた昨日の組と一緒になった。某Jの職員の女性もこのチケットのおかげで一緒にバスで移動することになった。

 高速道路に入った。日本と違って入り口に料金所がない。でも、周囲何キロか知らないが、そこにいくと料金所はあった。そういうシステムか。もう、そこら辺まで来るとひたすら農村地帯。さすが農業立国。見ていて感心があったのは川を日本のようにコンクリートで固めていないことだ。川を自然な形で「生かして」いるのだ。日本じゃ、どこに行ってもそんな川はない。建設省が認めるわけない。それはともかく、さすがに絵画の国、絵になっていた。

 2時間ぐらい来たところに"LE MANS"の看板が。2週間前、ここで24時間の耐久レースをやっていたのだ。看板にもその記述があった。さすがに写真は撮れなかった、残念。

 やっと中間点近くで休憩に入る。日本のパーキングエリアよりも素朴な感じだ。そこにはいっぱい日本人が集結していた。青のユニフォームが次々と。でも、我々はちょっと遅いため、次々と先に出ていった。こちらも例によってコーラを飲んでいる(写真1)とふと目にはいったものがあった。あ、この人は!すかさずカメラで撮ろうとしたが、その人はバスに向かっていく。あ、間に合わない!「兄ちゃん、撮って欲しいんだろ、いっしょに」の声。その人と同じツアーだと言う人がその人に声をかけてくれた。そこで一緒にカシャ。本当にありがとうございました。撮ってくださった方、そして、川淵Jリーグチェアマン!!(写真2)自腹でツアーに参加して来たそうである。そこの職権で見に来ようとした政治家等のみなさん。見習ってください。そういえばJの試合も自腹で見に来てるよなぁ。ともかく、お忙しい中、時間を割いていただきありがとうございました。

 われわれも30分の休憩の後、出発。ナントまであと半分である。

 ちょっと予定よりも早く着いたようだ。バスでは競技場までは行けないため、無料の送迎バス(市営バスのようだ)に乗り換える。(写真3)帰りもこのバスで戻ってくるわけだが、間違えると大変だという。ともかく、競技場のそばまでそれで行き、入り口まで歩くことになった。暑い!絶対に30度は軽く越えているはずだ。路面電車の線路沿いに歩いていくと、ついに見えた。しっかし、すごい人だ。INFOMATIONに行ってみる。そこでは、この試合をなかで見れない人のために、市内中央に設置された大型スクリーンの場所の書いてある地図をくれていた。(写真6)そう、ここまで歩いてくる間に日本人サポーターがチケットを探し回っている光景をたくさん見た。また今日も目の前でダフ屋が捕まった光景を見たし。(写真4)

 2時間ぐらい時間があった。せっかく来たのだから市の中心を見に行こうってはなしになった。栗原氏に話をしたが、行く気はないそうだ。そこで、昨日集まった4人とサッカーを見る気のないガイドさんとで路面電車揺られて市の中心へ。車内にクロアチアサポーターがいた。彼らは2-0で勝つと我々に言う。我々も負けずに2-0で日本が勝つと返したが。そうこうしているうちに国鉄の駅(GARE SNCF)をすぎて中心部へ(COMMERCE)(写真5)。そこでガイドさんと分かれた。あまり人がいない。あまり暑いので、喉を潤していこういう話になった。カフェにはいる。とはいえ店先だけど。競技場のそばではアルコールの販売ができないそうなので、俺以外の3人はビールをしこたま飲んでいた。こっちはさえないノン・アルコール。昼飯時だ。となりの席で食べられている生ハムのサラダ&パンがおいしそうだ。4人は耐えられず注文してしまった。ただし、時間が刻々と迫っていた。確かにおいしかった。バターが気温で液体状になってパンにぬる(?)のが非常に楽であった。

 もう、時間がない。タクシーをデトロイトの人が捕まえて急いでいってくれるように頼む。某Jの人はフランス語を話せるので助かった。とばす、とばす。俺にはあんな運転できない。ほんと間に合わせてくれてタクシーの運転手さんのは感謝。ただし、競技場のすぐそばには入れない。さ〜、ここから人力で行かねば!

 つづく