22/Juin/1998

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 今日こそが本当の最終日。今日も栗原氏は先に朝食に行ってしまい、追いかけていく。さすがに安かっただけのことはある。パンとコーヒーのみ。スクランブルエッグとか食べたかったなぁ。栗原氏はきっと納豆とご飯に味噌汁だろうけど。

 朝食後、またPACKINGし直しだ。その間、栗原氏は外に出かけていった。長袖の服とかフランスじゃ、じゃまだったけど、ロンドンでは必要だ。でも、相変わらずカバンは重い。でも、20kgの制限内だけど。

 栗原氏も戻ってきてすぐに用意が出来た。帰りの飛行機は16時15分。まだまだ余裕だ。昨日は店が休みだったので出かけることにした。荷物はB&Bに頼んで置いていった。

 どうも、帰国前になって腹が痛くなってきた。前回の旅行中も、帰国1週間前になって体調がおかしくなった。帰国拒否症候群か。

 ともかく、まず、Victoriaに行ってみる。前回、前々回に来たときと変わっていた印象があった。今回も変わっているだろうと思ったが、特に変わってはいなかった。ここでついにカードで現金を引き出す。ちらっと見てPiccadillyへ向かった。

 昨日は日曜で全く店がお休みだったため何も買わなかったが、今日は昨日あたりをつけていたものがあった。まず、Carnaby st.に行く。サッカーグッズを売っている店に入った。そこにはユニフォーム等あったが、Beckhamの人形(にするか、Shearerにするか、Owenにするか迷ったが)を買った。結構面白い店だったけど時間がない。次に栗原氏が珍しく(?)みやげとなるT-shirtsを探す。そうこうする間に辺り一帯を廻っていた。そのままRegent st.をちらちら見て廻る。ここで気が付いたのだが、前2回はBritishぜんとした店員がいたものだったが、今回はインド系だと思われる人がほとんど店員をやっていた。B&Bもインドの人のようだったし。商売はインド人か中国人が上手だからね。

 もうすぐお昼になる。栗原氏は最後だからパっとやろうという。でも、やっぱり中華料理。飲茶(ヤムチャ)でいこうって話になった。中華街に行き、飲茶をやっている店には行った。前はワンケイに安いからよく行ったけど、店員がぶっきらぼうで栗原氏にロンドンに悪い印象を与えないため、やめた。2人で適当にオーダーしたが、よくよく考えたら、しすぎた。ただでさえ腹痛ぎみなのをよけいに悪化させた。おいしかったが。さすが栗原氏。中国人の店員に気に入られていた。アジアを股に掛ける男だ。

 Leicester squareに戻る。そこでコーヒーでも飲んでいこうって思っていたのだが、栗原氏はいらないと言う。残念。もう時間がないから別行動している場合じゃない。その割には似顔絵を描いている一角で立ち往生。7年前にはなかった光景だが。写真

 時間となった。宿まで戻って荷物を持ち、空港へ。地下鉄の中、だんだん無口になる。あ〜、終わりに近づいていく。でも、帰らなきゃ。1週間だけしか休みがない。もっとロンドンにも居たかった。前回済んでいたHendonの方にも行きたかった。ロックを聴いてないし。ともかく1泊ではどうにもならない。無情にも地下鉄はHeathrowの地下に入っていった。

 飛行機に座った時、あ〜、もう終わったんだと思った。いつまた戻れるかわからない。パリも最高だった。あの日本人の女性がやっていた店には未練がある。もうちょっと居て、通いたかったなぁ。前回行って今回行けなかったところや、前回も今回も行けなかったところがたくさんある。でも、今回も人生で何回かしかない黄金の日々だった。それを胸にして日本に向かうしかない。さようなら!またいつの日にか。

つづく

*この日の夜、イングランドはルーマニアと対戦し、破れた。大変だったろうなぁ、町が。