19/Juin/1998

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 栗原氏に前日、オフィシャルショップの話をしたところ行きたいとのこと。そこで一緒に出かけることにした。Metroで凱旋門まで行く。そこで恥ずかしながらお上りさんのように写真を撮る。写真1そこから数メーターでショップだ。中にはいると、その日は前日とは違い日本人が多かった。そしてものも昨日よりかなり減っていた。栗原氏は知人から出場国全部のピンバッチがついたものを買ってきて欲しいと依頼されたそうだ。昨日まではあったのに、ない。ここで2人は行き先が違うため別れる。

 また、トラベラーズチェック換金のためOperaに行く。明日は換金できないので200Fを残して全て換金する。その後三越へ向かう。別に高級バッグなぞ買おうって訳ではない。前日手に入れた日本語新聞に三越で「ワールドカップ展」を開催していとのこと。どういうものか見ておきたい。でも、この日は地図を忘れた。しょうがなく周辺をフラフラ探してみる。そこでたまたま(メインストリートだが)日本人がやっているワールドカップ関連商品の店を見つけた。そこにはシャンゼリゼのオフィシャルにはなくなっていたものがたくさんある。しかも多少安い。そしてあの栗原氏が探しているものがあった。ちょっとしたものを買って急いでホテルに戻り、栗原氏に教えてあげることにした。

 せっかく急いで帰ってきたのだが、本人はすでにビールを飲んでしまっていて、もう寝るとのこと。こっちもSupermarketで買ってきたもので遅い昼食をとる。結局、栗原氏は睡魔に負けて寝てしまった。こっちもつられてうとうとしてしまう。ふと目を覚ますと16:00近くだった。そうそう、昨日「ナイジェリア対ブルガリア」を見に行く約束をしていたのだ。

 あわててロビーに降りる。昨日約束した人がビールを飲んで待っていてくれた。その人はJALの関係者だという。しかもNYから来たという。他にもう1人来るから、との話。しばらく2人で待つことにした。その人に話によると、もう一人はデトロイトから来ていて、その人の連れが都合が悪くなって来れなくなったそうだ。そこで余ったチケットを昨日売りに行くのについていったそうである。いるわいるわの日本人。まず、4人組。3枚手に入ったがあと1枚探しているという。でも、値段が折り合わず、ダメ。次に来た人は某Jのチームの職員の人。ここでも、値段が折り合わなかったが、その人はパリに1年以上住んでいたそうで、案内してくれるという。せっかくだからって一緒にまわったそうである。なかなか素晴らしいところに連れていってもらえたそうで、結局その人にチケット+バスをあげちゃったそうである。探している人が聞いたら気絶してしまいそうな話。(注 後日談 一番下を見てください)

 デトロイトの人が来たので早速出かける。目的地は「Parc des Princes」。駅はPortr des St-Cloud。途中でMertoの列車がもたもたしていて、中にいたナイジェのサポーターがイライラしていた。

 やっと着いた。外に出るとすごい人。写真2日本的に言えば何かの縁日かと思う。少しずつ競技場に近づいてみることにした。あまりがっつくと足下を見られそうだ。目標額は500F。元が250Fだから倍出せばいいよねってこと。キックオフ前に聞いてみると1000Fだという。2万5千円弱。目標はその半分。そんなこんなで試合が始まる。そこで聞いてもまだ1000。だが、少しずつ安くなっていく。で、こちらもちょっと焦る。途中で白人が近づいて来る。「400」。ラッキーとばかりに「買う」というと、向こうがその値段で買うって話だった。俺はダフ屋と間違えられたのか。しかし、向こうの人はがっちりしてやがる。あるヤツなんか「これは250じゃないか。250で売れ」って文句を言っていた。

 ハーフタイムになった。そこで聞いたら2枚で1100。値段はいいけどこっちは3人。なかなか条件が合わないうちに人が減ってしまった。あたりを見渡すとなぜか日本人だらけ。おかしい。なぜ日本人だけが?そこで聞いてみると明日の「日本対クロアチア」のチケットを探しに来たそうだ。それもかなりの人。ダフ屋に近づいて交渉している。値段が知りたい。デトロイトの人がためしに聞いてみた。「6000F」。どうもこれも最低値のようだ。普通8000Fから10000万。デトロイトの人を見ると昨日ただであげたことを後悔しているようだ。しばらく試合そっちのけでダフ屋と日本人の様子を見ていた。すると警察が来てダフ屋を捕まえた。写真3一緒にいた日本人はちょっとしてから解放されたが、ダフ屋は券を取り上げられていた。あ〜、もったいない。

 来たばかりで、ともかく競技場に来れば何とかってカップルとか、デトロイトの人が昨日交渉した4人組とかいろいろな人にあった。もう、何も起こりそうにないなぁ。このままいてもしょうがない。写真4そこでNYの人が昨日行った店に行こうという。そこは日本人の女性がやっているそうだ。で、そこの娘さんが超かわいいという。ぜひ行きましょう。

 凱旋門まで行く。9で1本だ。栗原さんを呼ぼうと思ったが、日本じゃないので携帯がない。たぶん、寝ているだろう。勝手に解釈して店に向かう。ほかの2人、だいたいしか憶えていないという。うろうろ道に迷った歩いている。そこへフランス人の女性が英語で助けてくれた。前回の旅行の時とはえらい違いだ。ますますパリが好きになっていく。

 ともかく店に来た。な、な、なんと、そこにすでに某Jの職員の人(女性)が来ていた。そこで4人が話したことは秘密。外が暗くなった頃、娘さんが帰ってきた。か、かわいい。フランスと日本のダブルボーダー。絶対に日本に来たらモデルになれると思う。写真はないよ、残念でした。そんなこんなしていたら1時を過ぎていた。明日は7時にはバスに乗るんだった。

 急いでタクシーに戻り、(タクシーの運ちゃんにフランス語ぽくホテル名を言ったが、通り過ぎられそうになった。勉強不足。)部屋に戻ろうとしたとき、別のツアーの1行が到着していた。驚くことに、これから明日の試合の抽選会をするという。残酷な話だ。

 部屋に戻ると栗原氏は就眠中。遅くなってすいません。さ〜、明日は早いぞ。

 つづく。

*結構いくと思ったナイジェリア。決勝リーグで早々と消えてしまった。アトランタオリンピック金メダルなのに。相手がデンマークではしょうがないか。1-4とはすごい。

(注)某Jの職員のひとから。「私は彼らに会ってすぐ案内を買って出たナンパな人みたいだけれどこれはちょっと誤解を招きますね。

一度チケット購入を断って私はサンジェルマンとFIFAの店行ったりして、だいぶうろうろしたんです。それから、彼ら(今度は二人になっていた)に「食事でもどうですか?」と声をかけられたのです。ずっと後に。凱旋門の近くでしたから大分時間たっていたと思いますよ。その間も私はNYの人にばったり会ったりもしているので。」

あくまで上の文は男の2人組から聞いた話から出来た文章です。端折って話をしたようでした。