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03年12月31日(水)

◇ 雑談
SMAPが紅白歌合戦の大トリなんですねえ。ふーむ,ちょっと感心してしまった。

◇ 更新記録
表紙をお正月風にしました。イラストは,幻影素材工房というサイトさんから。

それから,今年の鑑賞のまとめみたいなページを作ろうと思ったのですが・・・ちょっと無理みたいです。
たまに真剣におそうじをするとどんどん深みにはまっていくみたいで時間が足りなくなってしまいました。だいたいさー,最初にきれいにした場所が今日あたりになるとまた汚れているのはなんなのよっ。(怒)

ありゃ,また雑談になってしまった。ええと,で,とりあえず,印象に残る舞台ベスト5だけ。

1 新国立劇場バレエ団 『マノン』 11月3日 オスタ,マトヴィエンコ,小嶋

2 レニングラード国立バレエ 『海賊』 2月1日 ペレン,シェミウノフ,ルジマトフ,クチュルク,ミハリョフ

3 『スペードの女王』より (ローラン・プティ・グラン・ガラ) 4月12日 リエパ,ツィスカリーゼ

4 『ジゼル』第2幕より (バレエの美神) 2月15・16日 ハート,ルジマトフ

5 松山バレエ団 『ジゼル』 5月3日 森下,清水

 

◇ 年末のごあいさつ
本年は当サイトをご訪問いただき,ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
新しい年が,皆さまにとって,すてきな舞台に出会えるよい年でありますように。
そして,安心して暮らせる人が一人でも多い年になりますように。

☆本日のキーロフ 
「ニューイヤー・ガラ・コンサート」 ロパートキナ,マハリナ,ヴィシニョーワ,アモソワ,コルプ,ルジマトフ,イワンチェンコ,指揮:ゲルギエフ (←というわけで,どういう催しか気になりますー)
ワシントン公演 『白鳥の湖』 グーメロワ/コルスンツェフ(あくまでも予定)

 

03年12月30日(火) 米BSE問題で吉野家が牛丼提供中止の方向を発表

そうじする場所がTVのある部屋になったので,今日は『くるみ割り人形』三昧。流し見ですけれど。

まず,パリ・オペラ座のヌレエフ版。主演はモーラン/イレール。これはキーロフよりもっと久しぶり。
買って初めて見たとき,スタジオ撮影でがっかりしたのを思い出しました。装置を生かしているとも言えるかもしれないけれど,私は舞台の四角い枠の中で踊ってもらうほうが好き。実際に見ている気分に近づけるから。

1幕は20世紀半ばくらいの設定なのかな。モーランがクララでずっと通す演出で,子どもたちはバレエ学校の生徒。
舞踏会もネズミとの戦いも雪の場面も割合普通だけれど,なぜドロッセルマイヤーが王子に変身するのかなー? この人,クララの夢の中の王子さまなんですよねえ。ブサイクな人形が変身するというのも話に無理はあるかもしれませんが,必死に戦ってくれたんだからあり得るかも〜,ではあります。しかし,あの黒い眼帯の怪しげなおじさんが変身するというのは,いくら夢の中とはいえあまりに荒唐無稽なような。

2幕はかなり独特。全体に怪奇ムードの美術だし。そうそう,この幕の最初,ワイノーネン版だと静かにお船に乗っているところでもヌレエフは二人のパ・ド・ドゥにしちゃうのよね。いかにも,という感じですねー。
で,各国の踊りになるまでの段取りがわかりにくいですー。ネズミがここまで追いかけてくるのは時々ある演出だけれど,あの人面こうもりはいったいなんなのであろうか? 王子の部下の仮の姿とか? 
キャラクターダンスは変わった振付で面白いのですが,花のワルツは,キーロフの翌日に見てはいかんなー,と思いました。振付も違うけれど,踊り方が私にはきれいに見えないみたい。グラン・パ・ド・ドゥは・・・あはは,私,この振付は忙しすぎて苦手なのよ。モーランもイレールも「ご苦労さまです」と思ってしまいました。
あと,ラストシーンがよくわかんないなあ。クララちゃん,寒くないのかしら?

うーむ,なんか悪口ばかりですねえ。すみません。いや,これはこれで楽しいんですけれどね。

次に,ボリショイのグリゴローヴィチ版。アルヒーポワ/ムハメドフ主演。
ヌレエフ版がやたら難しそうなのに対して,グリゴローヴィチ版はやたら踊りまくる版。これも久しぶりに見ましたが,私は大好きです。

こちらもアルヒーポワがずっとマーシャで,子どもたちも大人のダンサー。(男の子は女性ダンサー)
パーティーの最中から小柄な女性ダンサーがくるみ割り人形になって踊って愛嬌があるし,くるみ割り人形自体もぬいぐるみ系でかわいいし,ネズミと戦うときは同じ衣裳のムハメドフに替わっているから迫力があって楽しいです。2幕の最初に執念深くネズミの王様が登場,今度は王子はマーシャの助けなしに,堂々と勝ってかっこいいのですわ。
各国の踊りが全部トウシューズでパ・ド・ドゥになっているのはちょっと単調かもしれないけれど,これはこれで面白いし,男性が燭台を持った花のワルツ(?)とグラン・パ・ド・ドゥもダイナミックかつ雰囲気があってすてき。
最後はねー,マーシャと王子の結婚式なの♪ もちろんその最中にマーシャは夢から覚めるわけですが・・・でも,王子と恋に落ちるより結婚式のほうが「いい家のお嬢さん」の夢らしいと思うから,お気に入りの演出です。(ムハメドフって,恋人より夫にしたいタイプだしー)

で,最後に牧阿佐美バレエ団のカーター版。(TV放映を録画したモノ)
主演は川口ゆり子/ゆうきみほ/三谷恭三で,クララほかの子どもは子役。
ええと,それで・・・小嶋さんがフリッツ(←クララのお兄ちゃん。念のため)で出ているという私にとっては貴重な映像です。フリッツにしては「おすまし」すぎて難があるかも〜,なのですが,逆に言えば子どものころから王子なのよね〜♪  と,見る度にでれでれしちゃうのよん。

☆本日のキーロフ
ワイノーエン版『くるみ割り人形』 ワガノワバレエ学校公演
ワシントン公演 『白鳥の湖』 パヴレンコ/ゼレンスキー(←ケネディセンターこちらのページにそう書いてありますが・・・あくまでもある時点での予定キャストだと思います。真偽のほどは不明)

 

03年12月29日(月) 献血血液でHIV感染者(初めて)

今年は暦の関係でお休みが長いので,ちょっと真面目に大掃除。
ココを掃除するのは3年ぶりじゃないかとか,もしかしてこの家に越してきてから手をつけたことがないのでは,などという場所がけっこうあって,自分の家政能力の低さに感心してしまいますよ。

そういえば今年の暮れは『くるみ割り人形』見なかったなー,ということで,夜は,久しぶりにキーロフのレジュニナ/バラノフの映像を見てみました。ルジマトフ友だちの掲示板によると,パ・ド・トロワに学校時代のミリツェワとプハチョフが出ているらしいという話題もあったので。
あ,ミリツェワとプハチョフはレニングラード国立(マールイ)のソリスト。プハチョフくんは,ちょっとお気に入りですー。1月に地元でジークフリートを見て,「おお,王子♪」と思ったの。詳しくはこちらね。

で,映像の感想: いやー,実にいいねえ♪ 美しいねえ♪

私,この版ってあまり好きじゃないの。初めてキーロフで見たときには,ルジマトフが踊ったにもかかわらず,さらにマーシャがレジュニナだったにもかかわらず,あまりの盛り上がらなさに憮然としてしまった。新国立が初演したときなんか,もちろん小嶋さんも出たのに見にいかなかったくらいだもん。(それでもキーロフのほうはルジマトフを見るために毎年行っていたから,当時の小嶋さんの私に対する吸引力はさほどでなかった,とも言えましょう)

でも,今日久しぶりに見て,あまりに美しいので感激してしまいました。なぜなのかなー? と考察しようかと思ったけれど,掃除疲れで眠いので無理みたい。

更新記録: 一覧表に新国立『シンデレラ』と『こうもり』を追加

☆本日のキーロフ 『ラ・シルフィード』 シェシナ/ボボフニコフ

 

03年12月28日(日) 7〜8月に民間技術者がイラクで復興活動(治安悪化で帰国)

録画したまま見ていなかった新国立の『ラ・シルフィード』/『パキータ』のビデオを見ましたが,小嶋さんが出ないんだから5倍速でいいわよね,と思ったのは大失敗でありました。
画像がとほほだわ,せっかくのバリノフくんの映像なのにぃ,と後悔。

私が見た日の舞台とほぼ同じキャストで,志賀さんやヴィシニョーワ/コルプも,ソリストやコール・ドについても,だいたい舞台で見たときと同じ感想。

唯一違うマトヴィエンコ@ジェームスは,「かわいいから馬鹿でも許せる」感じで好ましいのですが,踊りが「ロシア人の踊るブルノンヴィルは間違ってるんじゃないのかなぁ?」の典型のような。(いや,ウクライナ人ではあろうが) 上半身を使いすぎるというか,タメがありすぎるというか。小嶋さんも「なんか違う」とは思ったけれど,これよりは「らしかった」ような気がするなー。
うーん,ほんとのところはどうなんでしょ? 専門知識をお持ちの方,よかったら教えてくださいー。

☆本日のキーロフ 

マチネ: 『ジゼル』 タラソワ/コルプ
ソワレ: ワイノーネン版『くるみ割り人形』 ワガノワバレエ学校

ワシントン公演 新版『くるみ割り人形』 
マチネ: ソログープ/wサラファーノフ(予定)
ソワレ: ゴルプ/メルクーリエフ(予定)

 

03年12月27日(土) 26日にイラン南部で大地震。死者は2万人を超え負傷者は5万人。

昨日BSフジで「レニングラード国立バレエ プリマバレリーナたち」という放送があって,ファルフさんもちょっと登場しているという話だったのですが・・・ありゃりゃ,確認したら録画に失敗しておりましたよ。とほほ,機械に弱い自分が悲しい・・・。
ま,昨日の番組自体が再放送だったらしいから,またあるかもしれないわね〜,と期待しておきましょう。

◇読み終えた本(大掃除の一環で整理しました。すみません,お読みになってもつまらないですよねえ。なんでこう読書傾向に一貫性がないんだか)

「話を聞かない男,地図が読めない女」 アラン・ビーズ+バーバラ・ビーズ 訳:藤井留美 主婦の友社(文庫)
意外にマジメな本だったのね。しかし・・・この本を読んだ結果,去年までの上司(男性)と今ひとつ順調にいかなかったのは,その方の脳は女で私のほうは男だったからのような気がしてきた。

「文化の経済学−日本的システムは悪くない−」 荒井一博 文春新書
副題が著者の主張を象徴。うん,それはそうでしょう。「最近若い世代が頻繁に用いる「関係ない」という論理は新古典派経済学的な発想」というのになるほどー。

「史上最低元カレコンテスト」 清水ちなみ 幻冬者文庫 
暴力男も多く,ストーカーも多い。が,これで「史上最低」と言われては気の毒という人も。

「兵士に聞け」 杉山隆男 新潮文庫
自衛隊の現場に(隊員に)きちんと取材したノンフィクション。きわめて有益。96年新潮学芸賞受賞。

「イスラーム世界の女性たち」 白州英子 文春新書
シバの女王,アラビアンナイトから現代サウジのプリンセスまで。有益。

「斎藤家の核弾頭」 篠田節子 朝日文庫
近未来の国民能力別総分類制度下においてなりゆきで国家への宣戦布告をせざるを得なくなった一家というか・・・。それなりに面白いけど,まあそれだけかな。

「グリーン・マイル(1〜6)」 スティーブン・キング 新潮文庫
面白かったし感動もした。そういう人(乱暴に言えば超能力者か)にとって生きていくのはつらいだろうと思える。

「女は男のどこを見ているか」 岩月謙司 ちくま新書
理解し難いというか・・・「ヘ?」という感じ。男のヒトってこんな無邪気なコトを考えているのね,とでも言っておけばいいのかなぁ・・・? なんだってこんな本を買ってしまったのかと深く後悔。

「日本型ポピュリズム−政治への期待と幻滅−」 大嶽秀夫 中公新書
派閥政治の終わりの始まり/国民党標的首相選出の実現/日本におけるネオ・リベラル的ポピュリズム/戦略なきポピュリスト政治家/テレビニュースの変容
有益。でもコレを面白がって読む私もワイドショー政治に毒されているのかも。

「子どものことを子どもにきく」 杉山亮 新潮OH!文庫
児童書作家が息子に年1回,3歳から10歳までの8年間インタビューした記録。よい本だと思います。特に5歳のときの迷子の話が好き。

☆本日のキーロフ ワシントン公演 新版『くるみ割り人形』 
マチネ: ゴンチャル/メルクーリエフ(予定)
ソワレ: ヴィシニョーワ/サラファーノフ(予定)

 

03年12月26日(金) 中国重慶市の天然ガス噴出事故は死者198人,被害者は1万人以上

休みます〜。

☆本日のキーロフ ワシントン公演 新版『くるみ割り人形』 ゴルプ/メルクーリエフ(予定)

 

03年12月25日(木) 米では機械解体牛肉の3割に脊髄組織付着(米農務省検査)

クリスマスというのは暇ですな。残業すると周りから変人に思われるし,忘年会も設定しにくい。7時前に家に帰り着いてしまって,はて何をしたらいいのやら。

というわけで,新国立『こうもり』の感想を書きました。

☆本日のキーロフ 
『ドン・キホーテ』 シェシナ/コルサコフ
ワシントン公演 新版『くるみ割り人形』 ヴィシニョーワ/サラファーノフ(予定)

 

03年12月24日(水) 米国でBSE感染牛を初めて確認。当面輸入停止へ。

『こうもり』続き

えーと,今回一番心配だったのは,ラトマンスキー版『シンデレラ』でキーロフ黒燕尾軍団を堪能したばかりの目に,同じ衣裳を着た新国立の男性ダンサーがどのように見えるか,だったのですが・・・うん,大丈夫でした。もちろんキーロフには及ばないし,個人差はあったけれど,皆さんけっこうかっこよかったですわ〜。

一番似合っていたのは,市川透さんかな。
背が高いし,脚も長いし,細身な割に上半身がけっこうしっかりしている。細面なのにおヒゲも似合う。(髭があったほうが二枚目かも) 披露宴のお色直しでドレスを着るときに隣に並ぶ方がこれくらいすてきだったら本望だわ〜,友達にさぞうらやましがられるだろうな〜,という感じ。(うん,そういう局面ではロシア人は避けたほうがいいですよね。言葉の壁があるし,あそこまでプロポーションがよすぎるとこっちが惨めだ。←いくらなんでも話が飛躍しすぎ)

更新記録: 表紙を再度『シンデレラ』に。

 

03年12月23日(火) 司法制度改革推進本部,行政訴訟法改正案で原告適格拡大の方針

新国立劇場バレエ団『こうもり』を見てきました。

主演:湯川麻美子/山本隆之/吉本泰久

楽しかったけれど,去年の初演のときほどではなかったです。
「初演の意気込み」みたいなモノがなくなってしまった分迫力がなかったような気がするのですが・・・まあ,見る側の気分のせいもあったのかな。

湯川さんは,とてもよかったです。まさに当たり役なんじゃないかしら。古典の主役向きではないのでしょうが,この役を踊るときの輝きはすごいですわ〜。男二人を手玉に取る感じさえあって,見事でした。
山本さんは,もう少し踊りが上手だといいのになー,という気はしましたが(上達していたとは思う),軽薄なダメ夫という役の雰囲気に合っているし,かっこいいのが何より。
吉本さんは,去年のほうが芝居のノリがよかったとは思うのですが,軽妙で楽しかったですし,踊りは去年よりこなれた感じになっていてよかったです。
ただ,私にとっては「小嶋さんではない」というのは致命的な欠点なのだなー,と。いや,もちろん吉本さんを見るつもりで行ったのですが,ちょっとした拍子に去年の小嶋さんの踊りを思い出して悲しくなっちゃうの。我ながら度し難いことだと呆れるわけですが・・・。

ええと・・・私はもちろんウルリックの振りを全部覚えているわけではない,というか,どういう踊りだったか細かいことはほとんど忘れていたのですが,今日見ていて「そうだったわ,ココがいいのよね〜」と思う動きが何か所かありました。左脚で立って,右脚を細かく動かしながら回転するところとか,やっぱり左脚を軸にすごいスピードで回転しながら直線で進むところとか・・・。(わかりにくいですよねえ。すみません。私も具体的な動きはよくわかっていないのですわ)
で,今さらながら今日悟ったのですが,結局のところ,その振付自体が好きというより,それを踊るときの小嶋さんの動きのキレ,尋常ならざる技の冴えが好きらしい。そして,少なくともその部分に関する限り,小嶋さんと吉本さんには雲泥の差があります。
いや,吉本さんも上手なんですよ。あの速い音楽であれだけ細かい技をよどみなくこなすんだから,とても上手。だから,不満だと言っているわけではないです。
でも,でも,パの明晰さが全然違うのよぉ。「違ーーーうっ」と叫んでがばっと泣き伏したいくらい違うの。で,そういうところに来ると,悲しくなってしまうわけ。

やれやれ・・・たぶん,これも一種の刷り込みなんでしょうねえ。

本日のキーロフ
『ジゼル』 ジェロンキナ/コルプ/アモソワ
ワシントン公演 シェムヤキン=シモノフ版『くるみ割り人形』 ソログープ/メルクーリエフ(←ケネディセンターこちらのページによる。たぶん予定キャストだと思います)

 

03年12月22日(月) 道路4公団民営化推進委の田中,松田2委員は政府与党案を批判して辞任

新国立の会員誌が届きました。早くも高橋/小嶋の『シンデレラ』の写真が載っていてにっこり〜。
・・・・・・ではあるのですが,いっしょに4月『ロミジュリ』の郵送申し込みの用紙が送られてきて・・・でも,どこを眺めても,当然のことと言うべきか,主役以外のキャストは載っていないのでした。

はて,いったい私はどの日のチケットを買えばよいのだろうか???(困惑)

 

03年12月21日(日) 公明党神埼代表イラク南東部サマワを視察。陸自派遣容認を表明。

『こうもり』を見にいくのをやめて大掃除に着手。けっこう順調に進んで満足&爽快感。でも,やっぱり空しさが残る週末でありました。とほほ。

さて,小嶋@『シンデレラ』3幕

幕前に次々と人々が登場。恋愛模様を見せたり,お義姉さんたちが笑わせたり・・・そしてマントを着けて王子も颯爽と登場。うふふ,凛々しくてすてきですわ〜。
うん,今日はソフトといっても,やっぱり,こういう感じのほうが彼の本質なのかもしれないわね〜,王子業にも文官と武官とあるだろうけど彼は武官系なのよね〜,だからベルばらの軍服みたいな衣裳が似合うのよね〜,などと考察してみましたが,どうでしょーねー?

そしてシンデレラの家。普通に上手というか,もちろん上手というか。
やりすぎもなければ足りないこともない,この場面にふさわしい芝居をふさわしいタイミングで行っておりました。
そういえば,ダンス教師と大きいお義姉さんの一場は,以前はお義姉さんのほうが求愛を断る(?)感じだったと記憶しているのですが,吉本さんは逃げていってしまうんですよねえ。(ま,無理もないとは思うが)

結婚式
二人が左右に別れてローブを引きながら前に出てくる場面は,最初はシンデレラのほうを優しそうに見ていて,中盤は前を見て凛々しさを見せ,最後はまたシンデレラを見る。
で,パ・ド・ドゥになりますが,ロイヤルウェディングにふさわしく,「嬉しそうににこにこ」から「穏やかな笑顔」にちゃんと変えておりました。サポートも安定していましたが,ポアントで立つ高橋さんの左右で身体を入れ替えたときに手を差し出すタイミング(位置?)が合わなかったのが惜しかった。そうそう,最後の長い頭上リフトで舞台中央数段高いところまで上ったあとの下ろし方がきれいでした。自分のラインを崩さないまま柔らかく下ろすのよん。
最後,寄り添って奥に立っているところも雰囲気があってよかったです。うっとり〜。

カーテンコールはけっこう長かったような気がします。カーテン前が3回あったから。
二人でしばし見つめあっちゃったりして,よい雰囲気でしたわ。高橋さんは初役だから,その感激もあったのかもしれませんねー。(これに比べると宮内/小嶋のカーテンコールは「いつものお仕事」だけあってイベント性は薄いですなー)

 

03年12月20日(土) 東北大医学部寄付金問題,米沢市監査委員は地財法違反と判断

ウルリックが見られないから,気分を『シンデレラ』モードに戻して,と・・・。

登場シーンはですねー,まあ普通でした。かっこよくはあるんだけど,王子役で出てくる度に,失礼ながら「ありゃ,ちっちゃいなー」と思ってしまう。背も高くないし細いから。オーラの類も足りないのかもしれない。で,動き出すと毎回「うう,きれいだわ。やっぱり大好き〜」と思う。あまりにワンパターンの反応なので,自分でも笑ってしまいますよ。

最初の短いソロを見て「ん?」と思いました。なんだかソフトな感じだったから。いや,客観的にはたぶんそんなでもないとは思うんですよ。もっとふんわりした王子さまはたくさんいるもの。でも,『シンデレラ』に関しては,前はとにかく「軽くて速い」という感じだったから,ちょっと驚いたわけです。うーん,説明が難しいなあ。もちろん軽かったんだけど,それより柔らかさが前面に出る感じ,と言えばいいのかしらん?
最後のピルエットは軸はまっすぐだし,脚も爪先まできれいに伸びていて,うーむ,ほんとに上手できれいだなー,とこれもワンパターンのコトを思いました。 

続いて,数段高いところに立って,人々や道化の踊りを見ているのですが,ココが上達しておりましたです。不用意に足の重心を入れ替えたりしないで,ずっと手を後ろに組んで,いかにも王子らしく姿勢よく立っているの。終始にこにこしているんだけど,その笑い方が「民の喜びが王子の喜び」風に鷹揚で楽しそうなのよ。うふふ,とーってもすてきだったわ〜。

道化に歩み寄って「どこかの姫が到着されたようだ」と教えるところはエラソー度アップ。気軽な感じに振る舞っていてもお育ちよさそう,とでも申しましょうか・・・。前は根岸さんや左右木さんが踊っていたのに今回はバリノフくんだったから,そういう力関係みたいなモノもあるのかしらね。

で,シンデレラ登場。おお,ちゃんと一目惚れしているではないの(笑)。恭しいお作法でエスコートしながら,とーっても嬉しそうにシンデレラを見ていて,失礼ながら(←またか)少し驚きました。
で,シンデレラが夢から覚めた感じになって,しばらく手を取り合っているんだけど,そういうところも手の差し出し方が,あらまー,なんて優しそうなんでしょ。

というコトに気を取られたので,このあとのコール・ドつきの踊りは特に記憶に残っていないのですわ。・・・たしかシンデレラの後ろで跳躍したり,4人のカヴァリエといっしょに踊ったりしますよねえ。うん,そういうところが突出して印象に残らないのは,決して悪いことではないですよね。

ポーズをとったあと,人々の踊りを二人で寄り添って見ていて・・・このときもですねー,シンデレラは踊っている人々も気になる様子なのですが,王子はずーっとシンデレラばかり見ているの。なんか「蕩けそう」と形容したいような笑顔で,高橋さんをかなりうらやましく思いましたわ。(えへへ)

そしてシンデレラのソロ。続いて王子のソロ。なんだか忙しくてあまりいい振付とは思えないのですが,もちろんきれいでした。そして,やっぱりいつもより柔らかい感じだなー,と確信。
一番印象的なのは,最後のトゥール・ザン・レールとピルエット1回を交互に続けるところかな。トゥール・ザン・レールのほうは彼としては普通に上手程度だったと思いますが,間の回転でちょっと身体を伸ばす(反らす?)のが美しいのよん。

次がオレンジの場だったかしらん。お義姉さんたちの大きいほうの奪い合い(?)に全然動じないところがすてきですー。
で,奥でシンデレラと左右に別れて引っ込むのね。ココで彼女のほうに想いを残す動きをちょっと見せたのもよかったですわ〜。

そして一人で出てきてシンデレラの行方を人々に聞いて・・・シンデレラ登場。パ・ド・ドゥになりますが,これも王子らしく折り目正しい中に恋の雰囲気があったし,サポートのほうもなかなか上手でした。
ええとですね・・・小嶋さんはリフトはそれなりに上手ですが,どうも女性の回転をサポートするのが苦手みたいなのよ。ところが,この日は高橋さんの軸が傾くということは全くなく,回転を加減するのがとてもスムーズ。パートナーをきれいに見せておりました。やっぱり高橋さんとは合うのかなー。
最後,背中に乗せてリフトするところ(?)はもうちょっと見せてほしかったですけれど,ほかがあれだけよかったから贅沢は言うまい。

コール・ドが登場して踊りだし,二人は奥で寄り添うのですが,パ・ド・ドゥを経て距離が近くなっておりました。ふーむ,なるほどー。うまいもんだ。
そして,12時近くなって狼狽するシンデレラ。逃げ出そうとする先々に王子や道化が現れて逃げ惑うのですが・・・あのー,私,ココでの王子役の振付は気の毒だと思いますー。宮廷の人々が4人で輪になる下をくぐってシンデレラの前に突然現れること数回・・・。いや,突然現れるのはいいのですが,なにもあんなふうに「かごめかごめ」状態にしなくても・・・。腰をかがめて隠れる(?)なんて,王子がすべき振る舞いとは思えないわ。ぷんぷん。まあ,ダウエルやサンソムもああいうコトをさせられたのだと思って諦めるしかないとは思うのですが・・・なんかやだなー。

2幕の最後,ガラスの靴を拾うところは,今ひとつでした。そんなふうにすぐに発見して手にとるのではなくて,もっと訝しげに拾ってほしいのよぉ。でも,ここは前からそういう感じの芝居をしていたから,小嶋さんの解釈が私の好みではないだけでしょう。
うん,しかたないわね。そういうコトもありますよね。

というわけで,うーむ,『シンデレラ』の王子といえども,書き始めてみれば,けっこう語れるのでありました。
続きはたぶん明日。

☆本日のキーロフ 『ドン・キホーテ』 ニオラーゼ/コルサコフ

 

03年12月19日(金) 劇団四季『キャッツ』仙台公演開幕

うううむ・・・・・・驚いたというか参ったというかなんというか・・・・・・

小嶋さんが,あさってからの『こうもり』を降板してしまいましたよぉ。しくしく。

詳しくは新国立劇場こちらのページ
いや,私の気分から言えば「これじゃ全然詳しくないわよぉ」という内容ですが・・・代役が吉本さん(3日間全日出演)で払い戻しがあるというコトはわかります。急な話だけあって,いつもと違って代役のプロフィール紹介が載っておりませんですねえ。

ええと・・・「怪我」と書いてありますが,電話で問い合わせたところ,新しく(というのも妙だが)怪我をしたのではなく,膝の調子がよくないので1月の『シンデレラ』に備えて大事をとったのではないか,という話でした。
「のではないか」という説明では,納得するには至らないわけですが・・・まあ,重症なら『シンデレラ』もいっしょに降板するでしょうから,その説明のとおりなのかもしれませんねー。

うん,無理して踊って,前みたいに1年かかると困りますもんね。『シンデレラ』で彼まで降板したら,まるでキーロフみたいな異常事態になってしまうしー。

というわけで,盛り下がりつつも,平常心を保って(装って?),1月12日を待つことにいたしますわ。うふふ,またあの王子さまが見られるんだもんね♪

(あ,でも,やっぱり調子が悪かったら無理しないでまたお休みしてね。おとなしく待ってますから〜)

 

03年12月18日(木) 防衛庁長官,イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊活動の実施要項を決定

うう,今日は1日体調が悪くて困りました。飲みすぎはいけませんですねえ。

ええと・・・なにか話題があったろうか・・・? 小嶋さんの『シンデレラ』の王子はソフトな感じでそりゃもうすてきだったのよ〜,とか同じコトを何回も書くわけにもいかないし・・・うーむ,そういう意味では,論じがいのない役ですなー。

あ,でも,「うまいっ」と「きれいだわ〜」があれくらい両立している王子はそうそういるものではないと思いますです,はい。
日本で踊っていていつでも見られるわけですから,1月の『シンデレラ』を絶対見逃してはいかんっ,などと勢い込んで勧める気はないですが,時々はご覧になったほうがオトクだと思いますよ〜。

☆本日のキーロフ 『ラ・シルフィード』 タラソワ/メルクリエフ(←もう帰って踊っているのね)

 

03年12月17日(水) 在イラク日本大使館にテロ情報。職員退避を検討

《忘年会のためお休み》

☆本日のキーロフ 札幌公演 『くるみ割り人形』 (ゴールプ/ルジマトフの予定でしたが,もちろん別の方が踊ったと思われます)

 

03年12月16日(火) 与党年金改革協議会,年金料率18.35%上限で合意

久しぶりに光藍社のサイトに行ってみたら,レニングラード国立の日本公演キャストが載っていました。
バレリーナは以前から載っていたから,男性が追加されただけだと思いますが・・・もしかすると女性のほうも変更があるのかしらん? あまりに量が多くていちいちチェックする気力はわかないので,必要な方はそれぞれ確認なさってくださいね〜。こちらのページです。

ところで,おとといから既に公演が始まっていたのですねえ。すっかり失念しておりました。(すみません)
ふた月近くの長丁場,皆さん体調に気をつけていい舞台を見せてくださいね〜。

☆本日のキーロフ 『ジゼル』 マハリナ/イワンチェンコ/アモソワ

 

03年12月15日(月) フセイン元大統領拘束後もイラクではテロが続く情勢。

表紙をほんのちょっとだけ模様替え。

わかっていたことではありますが,新国立劇場は,もうすぐ『こうもり』なのよね。忙しいわ〜♪
せめて1週くらい間をおいて『シンデレラ』の余韻に浸れるようにしてほしい,と贅沢なコトを思ったりもしますが・・・。

あ,一応『こうもり』の宣伝。
21日(日)は,初日だからかほぼ売り切れみたいですが,あとの2日はぴあでは全席種△ですので,初演のときABTとかボリショイで忙しくて見逃した方は,よかったらどうぞ〜。感動大作ではないですが,一度はご覧になる価値はあると思います。

22日は真忠/山本/吉本,23日は湯川/山本/小嶋ですが,どっちがいいかは難しい。

ヨハンは全日山本さんだからこの際置いておくとして・・・真忠さんと湯川さんについては,初演のときは,明らかに湯川さんが上だったと思います。真忠さんは「初主役を無事務めた」感じで,湯川さんは「初主役とは信じられない」感じでした。ちなみに,詳しい感想はこちらね。
でも,10月のガラでパ・ド・ドゥを見たら,甲乙つけ難かったから・・・。
たぶん真忠さんのほうがきれいに踊ると思います。そして,湯川さんのほうは表現力で見せる。

吉本さんと小嶋さんは,踊りはもちろん小嶋さんのほうが上手ですが・・・表現については,完全に好みでしょうね。ウルリックは単純に言えば「ユーモアとペーソス」の役ですが,ユーモアは吉本さんが上,ペーソスなら小嶋さん。笑いたい方には,吉本さんをお勧めします。

それから,土曜日に劇場入り口でもらったちらしの中から,牧阿佐美バレヱ団『ピンク・フロイド・バレエ』のキャスト。

マリ=アニエス・ジロ,シャーロット・タルボット,リエンツ・チャン,アルタンフヤグ・ドゥガラー,草刈民代,上野水香,小嶋直也,菊地研

というわけで,パリ・オペラ座からの出演は,ジロだけみたいですね。
リエンツ・チャンというのは,たしか,プティが芸術監督だったころにマルセイユ・バレエに所属していたダンサーだったんじゃないかな。名前からではわかりにくいですが,男性だったと思います。
タルボットは,『デューク・エリントン・バレエ』の初演のとき参加していたバレリーナ。おおまかに言えば,この夏ラカッラが踊ったパートを踊っていた方です。

個人的には,わーい,ドゥガラーも出るんだわ〜,と喜んでおります。逸見さんも(名前はないけれど)団員だから当然出ますよね。あら,もしも,小嶋・逸見・ドゥガラーがいっしょに舞台の上にいたりしたら,どこを見たらいいのか困っちゃうわ〜♪ (いや,もちろん小嶋さんを見るとは思うけどー)

☆本日のキーロフ 岡谷公演 『くるみ割り人形』 ソログープ/サラファーノフ(予定)

 

03年12月14日(日) 米軍,イラクのフセイン元大統領を拘束

マクドナルド関係者らしきあひる(?)と紫の小山はなんなのかなー? と日本マクドナルド社のサイトまで行って研究してしまいましたよ。
こちらのページによると,あひる(?)は「いつも元気なバーディ」だそうで,空を飛べるらしいので,こりゃあひる以外の鳥類のようですね。で,小山のほうは,「がんばりやさんのグリマス」というらしい。どうも由来がわからないイキモノですなー。

いや,しかし私も何をやってるんだか・・・。

それにしても日本マクドナルドは立派だなー,と思います。企業の社会貢献活動という位置付けなのか広報宣伝活動の一環なのかわかりませんが,どちらであるにせよ手法が効果的で上手。
最近は協賛企業がついている公演も多いですが,そういえばプログラムの最初のページに名前があったかしら? くらいで,ほとんど認識しないし,観客にどう役に立っているのかさっぱりわかりませんもん。(化粧品の試供品などを配ってくれると,多少は覚えるけどー)
でも,マックナイトの場合は継続的だから,印象に残る。毎年楽しみにしていらっしゃる方だってありそうで,企業イメージ上がりますよね。今回初めて恩恵に浴した私だって,もしマクドナルドとロッテリアの店が並んでいたら,とりあえずマクドナルドのほうにしようかな,と思うもの。
そして,特に「いいなー」と思うのは,半額であって招待ではないということです。タダでは結局行かない方も出るでしょうが,半額とはいえお金を払っているから,当然ほぼ全員が見にいく。(昨日はもちろんほぼ満席) そして,それなりに興味のある人が見るから,当然喜ばれる。
同じ協賛するなら,こういうふうに賢く行っていただきたいものですよねえ。

そういえば,マクドナルドは,ウチの近所で立派な社会貢献活動をしているのです。コレね。正確には関連の「財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン デン・フジタ財団」というおそろしく長い名前の団体の事業だと思いますが,重い病気で入院しているお子さんの家族が滞在するために,病院のそばに宿泊施設を作って低料金で提供するというもの。
ほんとうに意義のある事業だと思いますわ〜。

うーむ,なんだかマクドナルドの即席回し者ですわね,私・・・。

そういうわけで・・・ということでもないのですが,昨日の舞台の感想を書きましたので〜。

☆本日のキーロフ 
『くりみ割り人形』 ワイノーネン版 ワガノワバレエ学校出演
大阪公演 『くるみ割り人形』 ソログープ/サラファーノフ

 

03年12月13日(土) 米食品医薬品局,マグロなどの水銀含有で妊婦などの摂取制限を勧告

新国立劇場『シンデレラ』を見てきました。主演:高橋有里/小嶋直也

今日はマクドナルド・スペシャルナイトだったので,いつもと違う催しがあり,ほほー,と見物。

まず,クロークから階段を上がったところにスクリーン(?)が設置されていて,その前に椅子があって,ガラスの靴の履き試しができる,という趣向。帰るときには,スクリーンには来場お礼のごあいさつが映し出されておりました。
入り口ではマクドナルドからの記念品配布。ガラスのブーツというか,グラスでした。(早速活用して,ただ今お酒を飲んでおります)
開演前にドナルドが登場してあいさつ兼作品解説らしきものを行っておりました。で,幕間のロビーでは,ドナルドのほか太った三つ編みのアヒル(?)と正体不明の紫色の小山のような着ぐるみとの記念撮影会。自分でカメラを持っていなくてもポロライドで撮影してくれるようで,よいですね〜。(そうでないと不公平が生じて,撮れなかった子に一生恨まれるかもしれませんもんね)

客席にはお子さんも多かったですが,『くるみ』や『シンデレラ』はいつもそうだから,まあ普通でしょうかね。
1幕ではお義姉さんたちのふるまいにどう反応していいか困惑している方が多かったようで,全体としてノリが悪かったですが,2幕の宮廷の装置でどよめきが起き,続いて,バリノフ@道化が数段高いところから開脚跳躍してまたどよめき。その後は,王子やシンデレラの登場には盛大に拍手,お義姉さんたちにも大きな笑いがわいて,よい雰囲気の公演でした。

舞台のほうですが・・・うふふ,小嶋さんは,もちろんすてきでしたよん。

今まで,この作品での彼の王子は「軽快で若々しい」という印象だったのですが,今日は,「ソフトで鷹揚」な感じかな。ちょっとした「ん?」はありましたから好調ではなかったのかもしれませんが(←あまり踊らない役だからよくわからないのよね。もしかしたら好調だったのかも?),穏やかな笑顔と落ち着いて上品な所作で,うん,やっぱり私の王子さまはこの方なのよ〜,と。

ええと,すみません・・・明日は朝から用事があるので,今日はここまでにいたしますー。

☆本日のキーロフ 大阪公演 『白鳥の湖』 ロパートキナ/コルスンツェフ

 

03年12月12日(金) イラク派遣自衛隊,宿営地の映像を衛星生中継で監視へ。

キーロフ・バレエ『シンデレラ』の感想を載せました。

メルクーリエフについてはかなり悪口が多いので,ファンの方はご注意くださいね。

彼については,まあ,期待しすぎだったのかなあ,という気もします。

レニングラード国立の『ドンキ』でル・リッシュのバジルに勝るとも劣らないくらい印象的なエスパーダだったと聞いたのはおととしだったかしらん? 次にバレエ団が来日したときには名前がなくて・・・キーロフに移籍したと聞いて,余計なお世話ではありますが,ちょっと心配したりしました。(キーロフのほうが格上ですから)
でも,『白鳥』や『眠り』こそ踊らないようでしたが順調に活躍している様子で,マリインスキーのサイトを眺めているとよく主演に名前が出てくるし,『シンデレラ』については,初演者の栄誉はヴィシニョーワと彼のものになりました。
だから,それはもう楽しみにしていたのよぉ。

予備知識なしに「それってダレ?」状態で見れば,「おおっ♪」と思えたのかもしれないとも思いますが・・・ううむ・・・どうかなぁ・・・?

ネットで見る限りでは『ロミジュリ』のマキューシオのほうがより評判がいいみたいだから,見られなかったのが残念です。オブラスツォーワやヴィシニョーワのジュリエットも見たかったなぁ。

そうそう,ジャパンアーツこちらのページによると,あさっての大阪の『くるみ』もキャスト変更が確定。主演は,名古屋と同じソログープ/サラファーノフだそうです。

☆本日のキーロフ
『バフチサライの泉』 ジェロンキナ/セロワ/ヤコブレフ
富山公演 『シンデレラ』 ソログープ/メルクーリエフ

 

03年12月11日(木) イラク支援,空自先遣隊をカタール・クウェートに25日派遣へ。

時間的に余裕ができたので,クロワゼVOL.13を買うことができました。

初めて買ってみたのですが,やはり私には縁のない雑誌のようですねえ。
「上達の秘訣は,ストレッチ!」とか「バレリーナに教わるバレエ・レッスン(下村由理恵さん)」とかレッスンウェアの紹介の記事が長いのよ。ここまでは,予想の範囲内というか,承知の上で買ったのでよいのですが,その後に延々と続くお料理のページは,いったいなんなのであろうか? 別段「ダイエットに効果的」とか「踊れる筋肉を作る」という趣旨でもないようですし・・・? うーむ,不審だ・・・。
あ,でも「白菜とひき肉の重ね鍋」というのはおいしそうだから作ってみようかなー,と思いました。うん,鍋料理はいいですよねー。野菜もたくさん食べられるし,切り方はテキトーでいいし,洗い物も少ない。最後におうどんを入れれば,ごはんも炊かなくて済むしー。

・・・・・・すみません,話がそれました。

ええと・・・小嶋直也さんは,見開き2ページで登場。ダンスールノーブル(というより王子役)について語っておりました。

私にとって一番有意義だったのは,「王子はおっとり」という話ですね。ご本人はそういう性格ではないそうで,慣れるまでは苦労したとか。微笑ましく思うと同時に,若いころの「踊りがこれだけ王子なんだから,立ち居振舞いもなんとかならんか?」という舞台から,5月の『白鳥』での「そこにいるのは王子そのもの」までを見てきた者として,感慨深くもありました。
そうだったのか,そこが問題点だったのか。そう言われてみるとそうだったのかもしれない。なるほどー,と。(いや,それだけではないでしょうけれど)

あと,17歳のころの『パリの炎』の写真が貴重。ちょっと不思議だったのは,最近のほうが脚が長く見えること。よくわかんないけど,まさか脚だけ伸びるわけがないから,筋肉のつき方とか身体の使い方の関係なんでしょうねー。

ほかに,法村圭緒さんと逸見智彦さんと後藤晴雄さんも登場。表紙と巻頭記事は吉岡美佳さんなので,東バのファンの方はチェックなさったほうがいいかも〜。

というわけで,雑誌掲載記録のページを更新しました。

☆本日のキーロフ 『白鳥の湖』 パヴレンコ/ゼレンスキー(←予定ではこうですが・・・)

 

03年12月10日(水) 「三位一体改革」1兆円補助金削減の厚労省分は生活保護ではなく保育所運営費で決着

おかげさまで,仕事はひと段落。まだ気を抜くわけにはいきませんが,峠は越した感じです。
で,ふと気付けば,高橋/小嶋の『シンデレラ』まであと3日♪

などと,とってつけたように書きましたが,もちろん忘れていたわけではないです。でも,仕事が立て込んでいた上に,実のところ,まだ『マノン』モード(というか,レスコーモード)なのよん。
思い出すと「うふふ,かわいかったな〜」と,ぽよよ〜んとなって,「かわいそうだったな〜」と切なくなって,そして「また見たいな〜」と続く。

まさかレスコーがこういう感じで後を引くとは思わなかったわ。
うん,あれですよね,完成度みたいなモノはジェームスやフロロのほうが上だったようには思うけれど,頭も性格も悪い男とか半径100メ−トル以内には近づいてほしくないストーカーとかには,いくらファンでも(すてきだわ〜,とは思えても)感情移入はできませんもんね。
その点,レスコーは,本人は悪知恵のつもりでもハタから見れば浅知恵だという愚かさ加減が,おねえさんのツボにはまったのよね,きっと。

久しぶりに王子役を見ればすぐにそっちに移れるのはわかっているわけだから,あとちょっとだけ,「切ないからこそ幸せなの〜♪」という気分に浸っていようっと。(ちゃんと見にいけるように仕事もしなければっ)

 

03年12月9日(火) 閣議でイラク支援基本計画決定。陸上自衛隊初の「戦地」派遣へ。

休みますね〜。

☆本日のキーロフ 東京公演 『白鳥の湖』 パヴレンコ/コルスンツェフ(←だったそうですね)

 

03年12月8日(月) 日本医師会,医療事故緊急対策。繰り返す医師には処分も。

森田健太郎さんは,22日の新国立劇場『こうもり』を降板。さらに,来年4月の『ロメオとジュリエット』も休演だそうです。こちらのページ

ええと・・・「怪我のため」となっていますが,この間も書いたように,最近怪我をしたわけではなくて,夏以来の怪我の回復途中だということだろうと思います。
来年4月でも無理なのか? という疑問も出そうですが・・・なにしろ『ロミジュリ』ですからねえ。奇しくもゼレンスキーが『白鳥』は踊るが(って,明日の予定だから実際に踊るかどうかわからないけどー)『ロミジュリ』は降板したことでわかるように,リフトの負担が大きいですし,ましてマクミラン版ですものね。大丈夫かもしれないけれど,間に合わない可能性もかなりあるので,そのリスクを考えて,20日から会員発売が始まる時期に休演を決断した,ということではないかと。

以上はもちろん推測ですが,経験上,そんなに的外れでもないだろうと思います。

で,代役は『こうもり』が山本さんで『ロミジュリ』がマトヴィエンコ。
順当というか無難というか,なるほどそうでしょうねー,という感じですが・・・お二人とも三連投になるわけで,うまく調整していい舞台を見せてくださいね〜,としか言いようがないですなー。
替わりにこの方にヨハンを踊ってもらったらどうかしら? とか,ロメオならこの方もきっとすてきなのにぃ,と思えない新国立の男手不足が悲しいです。とほほ。

☆本日のキーロフ 東京公演 『白鳥の湖』 ロパートキナ/コルスンツェフ

 

03年12月7日(日) アフガン東部でテロ掃討中の米機,子ども9人を犠牲に。

ノボシビルスク・バレエ『コッペリア』の感想を書きました。

それから,久しぶりに 「For Ballet Lovers Only」 さんへ行ってみたら,来年のマリインスキー国際バレエフェスティバルのラインナップなどが載っていました。
どうせ山ほど変更が出るとは思いますが(出演者はもちろん演目も),一応転記しておきまーす。

経験上現時点での間違いない情報だと思いますが,公式サイトに載っているわけではないから,その辺はご注意くださいね〜。

出演者: キーロフ(アユポワ,ヴィシニョーワ,ロパートキナ,パヴレンコ,サラファーノフ,ファジェーエフ),ボリショイ(アレクサンドロワ,フィーリン),ABT(ヘレーラ),パリオペ(ルテスチュ,バール,ルグリ,ル・リッシュ,マルティネス),英ロイヤル(コジョカル,ボッレ,コボー)

プログラム

3月 5日(金) フォーサイス作品(キーロフ初演)
3月 6日(土) 白鳥の湖
3月 7日(日) フォーサイス作品(キーロフ初演)
3月 8日(月) ショピニアーナ,Sounds of Empty Pages(ノイマイヤー),春の祭典(ニジンスキー)
3月 9日(火) ショピニアーナ,結婚(ニジンスカ),エチュード
3月10日(水) マノン
3月11日(木) 眠れる森の美女
3月12日(金) ドン・キホーテ
3月13日(土) バヤデルカ
3月14日(日) インターナショナル・スター・ガラ

だそうです。ボッレって,ロイヤル所属なんでしたっけ?

あと,表紙のカウンターが15万を超えました。皆さま,いつもどうも〜♪

☆本日のキーロフ 『ロミオとジュリエット』 ヴィシニョーワ/バラノフ(←だったらしいですね)

 

03年12月6日(土) 愛知県警,自民党近藤ひろし代議士を逮捕(買収の疑い)

わはは,結局『ロミジュリ』はダメでしたわ。渋谷や初台じゃなくて上野だからなんとかなるかと思ったんですけれどねえ。うーん,こういうときは東京は遠いっ。

結局今回のキーロフは『シンデレラ』1回で終わりになるようです。わははは。(←ヤケ)

ところで,お友だちからのお知らせメールによると,昨日発売の新書館「クロワゼ」 VOL.13の「あこがれのダンスールノーブル!」に小嶋さんが登場しているとのこと。こちらのページに目次が載っております。明日買うヒマあるかなー?
(ところで,どうでもいいコトですが,この雑誌,記事タイトルにやたらに「!」が多いですねー)

☆本日のキーロフ 『ロミオとジュリエット』 オブラスツォーワ/バラノフ

 

03年12月5日(金) 自衛隊イラク派遣基本計画は陸海空1000人規模

Bunkamuraからお知らせメールが来たのですが,『オン・ユア・トウズ』の公演日程が変更になったそうです。一般発売前とはいえある程度のチケットを売り出してから日程を変えるとは,いったいなんなんでしょーねー?

こちらのページね。名古屋公演の概要と大阪公演があることもわかります。

今日は忘年会第1弾。ちょっと飲んでいるので以上。

☆本日のキーロフ 『ジゼル』 ジェロンキナ/ヤコブレフ

 

03年12月4日(木) 公取委,インターネット光ファイバー接続でNTT東日本に排除勧告。

ふっふっふっ,仕事は順調に進んでおります。
この分なら,土日を全部返上しなくてもなんとかなりそう。キーロフ『ロミジュリ』1回,新国立『シンデレラ』1回くらいは大丈夫かな。持つべきものは,細かすぎない上司と働き者の部下ですわ〜。職場の皆さん,どうもありがとうっっ♪ (って,楽観するのは早すぎるか?)

とはいえ,急がないメールのお返事などは後回しにさせていただいておりますので,悪しからずご了解を〜。

さて,今朝の朝日新聞に「朝日新聞社の文化・スポーツ事業」というページがあって,同社が主催する『ピンク・フロイド・バレエ』の紹介も。
これによると,出演者は「パリ・オペラ座のアニエス・ジローをはじめ牧阿佐美バレヱ団の草刈民代,上野水香ら総勢100人」とのことです。
アニエス・ジローというのは,もちろんマリ=アニエス・ジロ(ジロー)のことですよね。3月のパリオペの公演のときは彼女を見逃したから楽しみです〜。それにしても,総勢100人とは大事業。どんな感じになるのかしら〜?

☆本日のキーロフ 東京公演 『シンデレラ』 ソログープ/コールプ

 

03年12月3日(水) イラクでの襲撃事件は奥参事官の暗殺との疑いが浮上

12日から始まる牧阿佐美バレエ団の『くるみ割り人形』ですが,初日の王子役森田健太郎さんが降板,代役は元スターダンサーズ・バレエ団の李波さんだそうです。(最近スタダンを見にいっていなかったので,李さんが「元」とは知らなかった。いつの間に退団したのだろうか?) 
バレエ団こちらのページ

このページには「ケガのため」と書いてありますが,会員に送られてきたお知らせによると,「ケガの回復が遅れ」とのことです。おそらく,夏の『ノートルダム』を休演した故障が全幕を踊れるほどには回復していないという意味なのでしょう。

森田さんは,22日に新国立の『こうもり』もあるのですが・・・大丈夫なのかしらん???

あ,お知らせには,アラブと棒キャンデー(葦脚)と花のワルツのソリストのキャストも書いてありました。転記しようかとも思ったのですが,忙しくて余裕がないので省略。
牧もせっかく新しいサイトを作ったんだから,そういうコトも載せればいいのにねえ。だいたい,肝心のこのページなどがまだ森田さんの名前のままなのはいかがなものか?

☆本日のキーロフ
『ドン・キホーテ』 タラソワ/コルサコフ
東京公演 『シンデレラ』 ヴィシニョーワ/メルクリエフ

 

03年12月2日(火) 武富士武井会長を電話盗聴の疑いで逮捕(電気通信事業法違反)

今日も休みます。

あ,先月末にお願いした新国立の『シンデレラ』のチケットですが,おかげさまで引き取ってくださる方がありましたので〜。

 

03年12月1日(月) 今年の流行語・新語大賞は,「毒まんじゅう」「なんでだろ〜」「マニフェスト」

お休みしますね。

☆本日のキーロフ 大分公演 『ロミオとジュリエット』 オブラスツォーワ/ファジェーエフ(予定)

 

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