シンデレラ (新国立劇場バレエ団)

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振付: フレデリック・アシュトン (監修・演出:ウェンディ・エリス・サムス)

作曲: セルゲイ・プロコフィエフ

舞台美術・衣裳: デヴィッド・ウォーカー     照明: 沢田祐二

指揮: バリー・ワーズワース  演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

   03年12月13日  04年1月10日  04年1月12日
シンデレラ 高橋有里 さいとう美帆 高橋有里
王子 小嶋直也 逸見智彦 小嶋直也
義理の姉たち マシモ・アクリ,篠原聖一 マシモ・アクリ,奥田慎也 ゲンナーディ・イリイン,堀登
仙女 大森結城
道化 グリゴリー・バリノフ
父親 石井四郎
ダンス教師 吉本泰久
春の精 西山裕子 真忠久美子
夏の精  寺島ひろみ
秋の精 本島美和
冬の精 前田新奈 厚木三杏 前田新奈
ナポレオン 伊藤隆仁
ウェリントン 貝川鐵夫 市川透
王子の友人 市川透,陳秀介,マイレン・トレウバエフ,冨川祐樹 陳秀介,マイレン・トレウバエフ,冨川祐樹,貝川鐵夫

03年12月13日(土)

新国立劇場

 

よい作品のよい上演だったと思います。

1幕の最後,シンデレラが馬車に乗って舞踏会に出発する場面がいいですよね〜。あの本格的に豪華な馬車が舞台を1周半しかしないという演出の贅沢さが大好きです。2年ぶりに見て,あまりの幸福感に涙が出てきました。

いや,主役の踊りで泣かないで馬車なんかで泣くのも妙だけど,でも,とっても幸せだったんだもん。
理屈をこねるならば,こういうある意味「無駄遣い」と言いたいような部分がバレエには大切なんだよなー,だからチケットが高くなるし,チケット代だけでは商売が成り立たないでダンサーにしわ寄せがいく(←と私は認識しております)困った興行分野だけれど,でも,こういうところが不可欠なのよねー,だからバレエが好きなのよー,と。

 

主役の高橋さんは初役でした。(体調不良で降板した宮内さんの代役)
プリマの華が足りないなー(特に2幕)とか,せっかくの腕の長さを生かしてもっと上半身をきれいに見せてほしいなーとか,見せ場のピケで舞台上を回転するところがいっぱいいっぱいの感じだなーとか,言いたいこともありましたが,ていねいな踊りで細かいステップが軽やかでしたし,演技がよかったです。

たとえば,1幕で鏡にみすぼらしい姿を映してしょんぼりするところなどがとてもかわいらしく,応援したい気持ちになれましたし,お母さんの写真を暖炉の上に乗せるときに,(小柄だからでしょうが)椅子の上でさらに爪先立ちになるのがいたいけな印象でとても可憐。

全体としては,「根が楽天的でイヤなことはすぐ忘れられる性格なんじゃないかしらん?」と思えるシンデレラで,哀れすぎないで暢気に楽しめるのがよかったです。
(まあ,演出自体がそうなんですよね。お義姉さんたちは笑いをとることで忙しくて,シンデレラに意地悪しているヒマはほとんどないから,「苛められている」というよりは「仲間はずれにされている」感じですもん)

それから,1幕のソロが直前に義姉たちが習っていたダンスのステップが基調になっていることとか,3幕のソロが2幕の舞踏会でのソロの再現であることが,とてもわかりやすかったです。もちろん知っていたけれど,これだけ明瞭に伝わってきたのは初めてでした。
なぜなのかはわからないので確信は持てませんが,もしかすると彼女の力なんじゃないのかなー?

 

さて,王子ですが・・・この作品の王子というのは,名前さえついていないくらいで,どういう人なのか不明というか,人柄なんかどうでもよくて王子でありさえすればいいというか,そういう感じですよねえ。ダンサーにとってやりやすいのかやりにくいのかわかりませんが・・・小嶋さんは「ええ,そりゃもう手慣れたもんです」という感じ。

鷹揚ににこにこしながら宮廷の人々の踊りを眺め,シンデレラが登場すれば恭しくエスコートし,3幕の冒頭では颯爽とマントを翻し,お義姉さんたちのふるまいにもあわてず騒がずで靴試しの儀式を予定どおり執り行う。
王子の ☆きらきら☆ は「ないわけでもない」程度のような気はしますが,お正月の宮中一般参賀で防弾ガラスの向こうに立っていても似合うんじゃないかという趣の,ソフトで人当たりのよさそうな王子さまでした。

というわけで,「きゃああ」は特にありませんでしたが,終始「うっとり〜」でしたわ。会場で会った友人に「王子の踊りが少なくて物足りなくない?」と心配されてしまいましたが,ぜーんぜんそんなことないですよ。立ってるだけですてきだもん。(うふふ)

演技だけでなく踊りもとてもソフト。以前見たときはもっと軽快さやスピード感が印象に残る感じだったので,もしかしたら今日は調子が悪いのかなー? とも思いましたが・・・。それとも,より王子らしく踊っていたということなのかしらん?? うーん,どうなんでしょ??? 
とりあえずは,あんなに忙しそうな振付なのに柔らかくさらっと見せられるのは上手だからよね〜,と考えておくことにしましょう。

今回よかったのは,シンデレラに恋をしていたことです。
シンデレラに向ける笑顔がなんとも嬉しそうだし,手の差し出し方なんかも,なんだかいつも以上に優しく見える。細かい話をすれば,左右に別れて引っ込んでいくときに彼女のほうに思いを残す仕草を見せたり,話が進むにつれて寄り添うときの距離を近付けていくので,なるほどー,と思いました。サポートもまずまず配慮があるものに見えましたし,「やればできるんじゃないのよぉ」なんて言ったら失礼かもしれませんが,「王子」から逸脱しない範囲で最大限熱を上げている雰囲気で,ちょっと感激しましたわ。

 

義理の姉たちは,いつもどおり快調。
大森さんの仙女は,初演から踊っている割にはいつまでも貫禄が出ないのが物足りないですが,優しいお姉さんという雰囲気だから,これはこれでいいのかな。
道化のバリノフさんは,チャーミング。彼,上達しておりますね。今回は跳躍の着地音がなくて,かなり感心しました。
それから,吉本さんのダンス教師がよかったです〜。「ちっちゃなオカマ」の雰囲気が秀逸♪

四季の精では,夏の精を踊った寺島さん(初役)がすてきでした。腕の動きが柔らかくて雰囲気もあり,美しいです〜。
おなじみの西山さんと前田さんは若干不調でしょうか。もっときれいだったように思うのですが・・・?
研修所修了と同時にソリストで採用された本島さん@秋の精は,率直に言って「まだまだ」。でも,経験を積まなければ上達はしませんもんね。たくさん舞台を踏んで上手になってくださいね〜。

星の精(コール・ド・バレエ)は見事でした。「せわしない」と言いたいくらい忙しい振付を,てきぱきとこなしつつ音楽的でもあり,美しかったです〜。
舞踏会のほうのコール・ド(マズルカ)は,そうですねえ・・・悪くはないけれど,という感じでしょうか。女性のほうは(人にもよりますが)概ねカツラも似合って雰囲気が出ているのですが・・・男性は,全体に「板についてない」感がありました。最終日にもう一度高橋/小嶋で見るころには上達しているよう期待しますー。

 

うん,それにしても,この作品はいいです。振付は若干なじめないところはあるものの,装置も衣裳も趣味がよくてすてきですし,「バレエにはキャラクターダンスも必要」という慣行(?)から置かれているとしか思えないお国めぐりをカットしてあるのも賢明だと思うわ〜。(王子の出番がますます減るという欠点はあるが)

ひと月後にまた見られるかと思うとウキウキです〜♪

(03.12.14)

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シンデレラ (新国立劇場バレエ団)

04年1月10日(土)

新国立劇場

 

この日はさいとうさんの初主役の舞台でした。
彼女は,昨年新国立劇場バレエ研修所を卒業したばかりの新人。研修所の修了公演で見たときに最もプロに近いダンサーだとは思いましたし,既に10月のガラで『ジゼル』パ・ド・ドゥを踊っていますが,期待よりは「いくらなんでも全幕主役は早くないか?」という懸念のほうが大きく,見る前の気分は「大丈夫かなぁ・・・」というもの。
しかし,それは全くの間違い。何年もソリストとして踊っている方々を飛び越えて抜擢されるだけのことはある,と納得できる立派なデビューでありました。

まず,踊りが軽やかでていねいできれい。それから,堂々としている。(びっくり〜) そして,若くて小柄ですから,役の雰囲気にもあっていました。

演技はちょっと元気がよすぎるし(あんなに熱心におそうじをするシンデレラも珍しいですなー。いや,初々しくて好もしくはありますが),踊りでの感情表現はこれからだと思うのですが(例えば,3幕でソロの最後で悲しさが募って泣き伏してしまうのが唐突。これは,直前の動きが「きれいに踊る」にとどまっているからでしょう),とにかく踊りが上手で安定感があるのがすばらしいです。
2幕のソロの最後,段々早くなる音楽とともにピケで舞台上を回るところなど,甲がきれいに出て,軸がまっすぐで,最後まできちんとコントロールされた回転が続いて,余裕を持ってきれいに止まる。うわ〜,この方,すごくうまいんだわ〜♪

全体に見事でしたが,貧しい衣裳のシーンより舞踏会や大団円のほうが魅力的だったんじゃないかしら。表現面が問われないでひたすら美しければいいシーンだということもあるでしょうが,だからこそ難しいという気もします。うん,お姫さま向きなのかも〜。

 

逸見さんは,王子全開♪ 
この役は踊りが少ない分「立ってるだけで王子」が求められるので,彼に最適なのかもしれませんねー。登場シーンでの舞台が明るくなるような ☆きらきら☆ がすばらしいですし,何をやっても,何もしなくてもエレガントな雰囲気。踊りも好調だったようで,ソロもきれいでしたし,パ・ド・ドゥも大過なく,優しくて誠実そうで美しい王子さまだわ〜,と思えました。うっとり。

義理の姉は,コワモテのほうはおなじみアクリさんですが,内気な姉で奥田さんが出演。(今回が初役。この日は2回目) こちらも立派なデビューという感じでしょうか。
ちょっと「崩しきれていない」感じはあったものの面白く,特にナポレオンの髪について騒動のあとまでこだわる様子が楽しかったです。
それにねー,なんだかとってもかわいいの。両手で拳をつくって胸の前でそろえる仕草が,わはは,これってまるで「ぶりっこ」ポーズだわぁ♪ 

前回と共通するダンサーの中では,道化のバリノフさんがやはりよいです。この日王子以外も満遍なく見た結果改めて認識したのですが,王子よりよっぽど踊る難しーい役なのよね,これ。軽くてチャーミングな踊りに加えて,「おエライさんを揶揄する」という道化本来の感じ(?)もちょっと出てきたようで,うん,堪能しました。

寺島さんの夏の精も,やはりすてき。先月は柔らかな上半身の美しさに目がいったのですが,ステップも音楽的だし,プロポーションもいいです〜。

初めての役で見たのは,春の精の真忠さんと冬の精の厚木さんですが・・・ううむ・・・二人とも期待ほどではなかったような。
真忠さんは,振りをこなすので精一杯というか・・・。そもそも難しい振付なのだとは思うのですが・・・なんだかばたばたして見えました。
厚木さんは,きちんと自分の踊りになっていて,アクセントの効いた見せ方なのですが・・・ソロは印象的でいいにしても,四人で踊るときには違和感があるというか,アシュトンと違うふうに見えるというか・・・。どうなんでしょう? あれでいいんでしょうか?? それから,シューズの音が大きいのが気になりました。

 

先月見たばかりなので装置や衣裳にはさして感動はしませんでしたし(でも,馬車はやっぱり大好き),お義姉さんたちも「なにをするか知っているから素直には笑えない」心持ちになってしまっているのですが,星の精の複雑なフォーメーションなども美しく,よい公演でありました。

そして,なにより,さいとうさんの見事なデビューがめでたい♪ 6月の『眠りの森の美女』にも主演するという報道があるそうですが,「おお,それは楽しみ♪」と心から思える舞台でした。表現力も身につけて,どんどんいい舞台を見せてくださいね〜。

(04.01.11)

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シンデレラ (新国立劇場バレエ団)

04年1月12日(月・祝)

新国立劇場

 

最終日は再び高橋/小嶋が登場。
その間に上演された『こうもり』を小嶋さんが休演しているだけに,踊ってほしいような無理をしてほしくないような・・・。

・・・というのは一応の建前で,もちろん見たいに決まっているわけです。ですから,2幕で王子が登場しただけで,それはもう幸せな気持ちになってしまいました。
舞台奥から登場して跳躍しながら前に進み出たあと,再び跳躍して背後の階段の中ごろに着地する,そのしなやかさと柔らかさ♪ コレを見られたただけで,チケット代+新幹線代金=○万円のモトはとれたというものですわ〜♪♪(←いくらなんでも気前よすぎ)

まあ,その後理性を取り戻して見てみれば,やはり本調子ではなかったのでしょう,終始抑え目に踊っていましたし,ソロでは振付を変えている部分もあって,心配になってしまったのですが・・・。うん,でも,そういうコトは言わないほうがいいですね。無理して出てきて不調の舞台を見せたという印象ではなく,体調と折り合いをつけながら美しく見せていたわけですから,「さすが」と誉めればいいのよね。

 

一方,高橋さんは,前回に増してよかったです。
2回目ということで余裕が出たのかしら,踊っているときの上半身の使い方がきれいになった感じ。すばらしいとまでは言いませんが,安心して見ていられるので,素直にお話に引き込まれました。

演技は前回同様細やかですし,表情が豊かになった印象。貧しい服でのシーンでは,喜怒哀楽はもちろん,お義姉さんたちの様子に「また始まった」という顔をしたり,お父さんに甘えたり,いろいろな表情を見せてくれました。しかも,その表情が可憐なの〜。
一番感心したのは,2幕の登場シーンの表情の柔らかさ。12月のときは「作っている」という感じがしてしまったのですが,今回は,コトのなりゆきが信じられず「夢の中にいるような」表情だったと思います。あ,お顔の表情だけの話ではないですよ。全身の雰囲気からそんな感じを受けました。

 

小嶋さんは,前回ほど笑顔の大盤振舞いはしないで,舞踏会ではエラソーに下々の者を眺めておりました。「エラソー」はもちろん「ノーブル」に通ずるわけですが・・・うーむ,どうなんでしょうねえ。結婚式のデジレ王子じゃないんだから,もう少し楽しそうにしてほしいような気もするのですが・・・まあ,いいですね。せっかく2回見られたんだから,前回との違いを楽しませていただくことにいたしましょー。

そう思って見れば,今日はシンデレラに対しても,落ち着いた笑顔で接する頼もしそうな王子さま。パートナリングも安定していましたし,二人で見つめ合う様子なんか,美辞麗句をもって言うと「全幅の信頼を置いて王子を見上げるシンデレラと彼女を守る決意を胸に穏やかな笑顔で応じる王子」という感じでした。

 

で,そういう二人の雰囲気を伏線に見ていると,3幕でのシンデレラの態度に説得力があるなー,というのがこの日の発見でありました。

3幕の最初,当然ながらシンデレラはとても悲しそう。舞踏会の追憶に浸るソロの最後には,耐え切れずに泣き崩れてしまう。でも,その直後にポケットからガラスの靴の片方を取り出して眺めるうちに明るい表情になっていく。ここはダンサーによって演技は違うと思いますが,高橋さんは「嬉しそう」と言ってもいいような笑顔で大きく頷いておりました。そして,帰ってきた義姉たちがドレスを脱ぐのを甲斐甲斐しく手伝い,二人の足もとの床に自分からすわって舞踏会の話を楽しそうに聞いて,せつせっせ(?)には「私も混ぜて〜」という感じ。

それでですね・・・私は今までこの辺りのシンデレラの振る舞いについて,健気でかわいらしいコではあるが,いくなんでも立ち直るのが早すぎないか? と不審に思っておりました。
でも,この日は,2幕での「恋というよりむしろ信頼」と形容したいような二人を見たあとだから,もしかすると,シンデレラは王子が自分を捜し出して迎えにきてくれると信じていたんじゃないのかなあ,そういう確信があるからこそこれだけ楽しそうに舞踏会を思い返すことができるんじゃないかなあ,と思えたのでした。
高橋さんがそういう解釈だったのかどうかはわからないけれど・・・でも,そういうのもちょっとすてきですよね。

 

さて,この日一番感心したのは,イリインさんの義理の姉です。
いつものアクリさんほどの迫力はないし,芝居のタイミングなども彼には及ばない(というか,堀さんとのイキの合い方が彼に及ばない?)と思いましたが,「女を捨てていない」感じが新鮮で,たいへん楽しめました。

メイクも普通というか美輪明宏風にきれいで,人柄は「粗暴で自己中心的な性格のため貰い手がいないオールド・ミスのおばさん」という感じ。だから,男好きだし,二人の妹にヤキモチを焼いて意地悪をするのね〜,と大いに納得。
1幕でダンスの練習中に,シンデレラが後ろのほうで真似をするじゃないですか。あそこで,「しっしっ」とするのが意地悪だし,いったん出かけようとしてから戻ってくるときの雰囲気が「ああ,宮廷の舞踏会に行くんだわ〜」と女らしい。で,シンデレラがショール(←なのだろうか? ブルーの薄いきれ)を差し出したときの反応が,「ふん,そんなことしても連れていってやらないわよ」と言っているかのよう。

2幕も3幕もカーテンコールもいろいろ楽しませてくれて,彼がココまでやってくれるとはっっ♪

 

ほかに初役で見たのは市川さんのウェリントンですが・・・うーむ,もうちょっとすかした男であってほしいかも。なんか「いい人」すぎる感じでした。

連日出演の中で楽しかったのは,義姉たちを取り巻く商人たちの一人,宝石屋の井口裕之さん(←たぶん)。九一分けというかすだれ状の髪型で登場したのですが,宝石屋にふさわしく(?)気取りかえった様子で,しょっちゅう前髪をかき上げているのがとっても笑えました〜。

そして,王子の友人(四季のカヴァリエ)4人。
残念ながら「この方の王子も見たいわ〜」までは行かないものの,皆さんそれなりにノーブルな雰囲気で踊りも安心して見られて・・・初演のころの「ありゃ,回転が足りないのでは?」などを思うと,全体のレベルが上がったのだなー,としみじみ嬉しく思いました。
ところで,以前は全員前髪を一筋下ろしたヘアスタイルだったと思うのですが・・・やめたのかしらん?

12月には「もうちょっと・・・」という感じだった宮廷の人々もこの日は雰囲気が出ていたと思いますし,星の精は(ちょっと疲れていたかもしれませんが)やはりきれいでしたし,主演の二人は派手さはないものの魅力的な表現を見せてくれましたし,会場も盛り上がって,よい公演でありました。

(04.1.16)

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