→現住所(2000年)の分布
やっぱり多い東京・大阪生まれ。
といっても、せいぜいそれぞれ1割程度
「1970年の全国出生数」に対する「1970年の各都道府県別出生数」のシェアを示したのが左のグラフ、「1975年の全国出生数」に対する「1975年の各都道府県別出生数」のシェアを示したのが右のグラフ。
71−74年のデータは入手できなかったが、70年と75年を見比べると、埼玉生まれが北海道生まれを追い越した以外、大きく異なる点はないので、この間に、大きな変動はなかったのだろう(と信じたい)。
結果。東京・大阪生まれが多いのは、やっぱりという感じだが、それぞれ一割程度しかなく、「東京一極集中!」などと言えるほどの迫力はない。三番・四番の神奈川・愛知県になると、5%程度まで簡単に落ちて、その下は、5%,4%,2%台の県と続く。こうしてみると、第二次ベビーブーム世代は全国に意外と分散して生まれてきたのだなあ、と思いがちだが、そういうわけでもなさそうだ。 |

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鳥取・島根・高知生まれが、
第二次ベビーブーム世代3大レア・アイテム
また、3%,2%,1%などというレベルではなく、第二次ベビーブーム世代を「ほとんど出生させていない」県があることにも気づく。(右表)
少ない方を見て行くと、一番「いない」のが、鳥取生まれ。
1970年生まれ全国1,934,239人のうち、鳥取生まれは僅か7,998人(みんな知り合いだったりして…)で0.4%にしかならない。1975年生まれについて見ても、全国1,901,440人に対して鳥取生まれは8,755人。少し増えたが、これでも全国の0.6%。
鳥取についで少ないのは、島根・高知生まれで、1970年生まれのうち、島根生まれは0.5%(10,539人)、高知生まれは0.6%(11,842人)、と全国の同世代の1%にも満たない(1975年生まれもほぼ同様)。このような1%未満の県は鳥取・島根・高知を含めて17もある(70年生まれ・75年生まれともに)。 |
出生数が 1万五千人未満の県(1970年)
県名 出生数 対全国比
香川 14,522 0.80%
佐賀 13,187 0.68%
山梨 12,269 0.63%
福井 12,181 0.63%
徳島 11,852 0.61%
高知 11,842 0.61%
島根 10,539 0.54%
鳥取 7,998 0.41% |
出生数が 1万五千人未満の県(1975年)
県名 出生数 対全国比
佐賀 13,085 0.68%
福井 12,421 0.65%
徳島 12,020 0.63%
山梨 11,872 0.62%
高知 11,842 0.62%
島根 10,939 0.57%
鳥取 8,755 0.46% |