遠き昔
ハピネス マリ
この頃の花嫁さんのウエディングスタイルは
ベアトップやワンショルダーが主流なのか季節問わずとても人気があるようです。
デコルテも背中もかなりの露出の多いのには驚くばかり。
また和装もずいぶん変わってきています。
芸能人の沢尻エリカさんの結婚式をテレビで見た人は思い出してみてください。
髪型にはかなりのインパクトがあったはずです。
艶やかなロングヘアをダウンスタイルにして片側に流し、
大きなユリのヘッドドレスを合わせていました。
通常、和装で挙式に臨む場合は、文金高島田のかつらをつけ、
白無垢なら角隠しか綿帽子が一般的でしょう。
それがダウンスタイルにヘッドドレスを合わせちゃうんですからすごい。
何よりブルーのカラーコンタクトを入れていたのが衝撃的。
最近は、和装でも昔のような白塗りではなくなっていますが、
カラコンを入れる花嫁はそうそうないでしょう。
バージンロードを愛する彼のもとへ進む花嫁の凛とした姿は美しい物です。
ため息が出てしまうほどうっとり。
披露宴もオリジナルのアイデアで素敵に演出しています。
サプライズがあったりブライダル新聞などなど、
新郎新婦のセンスでゲストも笑ったり泣いたりと楽しませてくれます。
挙式や披露宴のスタイルは変わってきても
花嫁の胸中はいつの時代も同じかもしれません。
32年前のお蔵いりしている私の結婚ビデオを取り出して見てみると、
花嫁スタイルも披露宴も笑えるほど年代物。
それにしても32年前はどの人もみんな若かったなぁ。
もう会えない人もいるけど、その頃を思い出すとやけになつかしい。
嫁ぐ日のあの初々しい気持ちがほんの少しでも今にあったらいいのにね。
あの遠い昔の花嫁はどこえやあら……。