我が家の旅行
久保埜明我が家では、年に一度連休などを避けて2・3泊の旅行に行きます。
去年は北海道に行き、今年は近いところでゆっくりしたいと言うので、温泉があって子供が喜びそうな所を、近くのジャスコの中にJTBへパンフレットもらいに行き、家で検討した結果、鳥羽に行くことになりました。
インターネットで電車の時刻表や料金を調べ、ホテルや鳥羽周辺の観光地を鳥羽観光協会にアクセスしていろいろ調べ、次のようなスケジュールになりました。
旅行日は、5月12日・13日・14日の2泊3日。
ホテルは、鳥羽駅から徒歩3分の所にある戸田家(とだや)。
観光は、水族館・戦国時代村・鳥羽湾遊覧など。
インターネットで観光地の下調べをし、イザ 出発。
昨日まで悪かった天気も、今朝はすがすがしい天候に恵まれて、名古屋発09時50分の賢島(かしこじま)行きに乗り1時間半の電車の旅です。
ホームで走り回っていた孝太も車中では座席の上に上がってじっと外を見ていたおとなしい2歳の子供でした。初めての体験で彼は何を思っているのだろうか。しかし、買ってきたお弁当を広げると、いつもの食いじのはった、やんちゃ坊主に変身するのです。
鳥羽駅に着くと潮の匂いが風に乗って鼻の粘膜を刺激して、海に来たんだと実感しました.3人で海岸線を30分かけて水族館まで歩いて行きました。途中、数人の人が磯釣を楽しんでいました。
水族館は、小学生の遠足や団体で思ったより混んでいました。私も水族館は20年ぶりで、少しワクワクしていました。
目の前に数メートルもある魚が優雅に泳いでいると感動しますね。孝太はまだ、魚には関心がなく人ごみの中を走り回っているのです。
2時半になったので、来た道を潮風と波の音を聞きながらブラブラとホテルに向かって行きました。
戸田家(とだや)は、150年以上前に伊勢神宮参拝の人たちの料理旅館として建てられ、伊藤博文・中曽根康弘などの政治家も何度も宿泊した歴史のある旅館です。
建物は南館120室と嬉春亭60室とからなり、全室が鳥羽湾に面しています。
温泉は24時間利用でき大浴場や数カ所の露天風呂と5つの貸切風呂があります。
成分は、弱アルカリ単純泉、炭酸水素塩泉で、効能は、肩こり、疲労回復、リウマチ、神経痛。
私たちの泊まった嬉春亭551号室は3畳ほどの土間があり、8畳の板の間があり小さなキッチン・食器棚・冷蔵庫が配置され、その奥にトイレ・洗面室と浴室がありました。
靴を脱いで右の引き戸を開けると12畳の和室に床の間がありテレビや高そうな置物が飾ってあり、壁を見ると有名な人が描いたと思われる風景画が部屋を引き立てていました。
その窓側には6畳ほどの洋間があり応接セットがあり、そとに出ると8畳ほどのベランダに3人がゆったりはいれる露天風呂があります。私たちにはちょっと豪華かな。
夕食までには時間があったので3人で貸切の露天風呂に行くことにエレベーターで3階まで降りて、雑木林の中を通って露天風呂へ。
露天風呂は6畳ぐらいの部屋が5つ並んでいて、アコヤ貝の形・たぬきの形など個性あふれた湯船になっています。
私たちはツボ形お風呂に入ることにしました。鍵をかければもう密室。狭い脱衣場で服を脱ぎ、1人がやっとはれる壷が3つあり、その一つに入りました。
孝太には深いので壷の周りの小石で遊んでいました。
部屋に戻ってのんびりしていたら夕食の時間。仲居さんが準備のため部屋を入ったり、出たりしてあわただしく動いていました。
食前酒から始まりデザートまで15・6種類の料理が運ばれ、満腹・満腹。孝太も手づかみで好物ばかり食べ満腹になり、昼寝をしなかったのでそのまま夢の国へ。やっと、のんびりすることができ、交代で大浴場や露天風呂めぐりに行くことができました。
翌朝は9時過ぎにホテルを出発し9時30分発のバスに乗り戦国時代村に10時前に着きました。
戦国時代村は、安土桃山時代を実感できる体感型のテーマパークで、10万坪の丘陵地帯の頂上に、信長が建設した5層7階建ての幻の城「安土桃山城」があり、下方に向かって城郭の里・忍者の里・領民の里の三つゾーンに分かれていて、楽市・楽座、5つの劇場と数多くの歴史展示施設があり、当時の文化に触れることができます。
入場券を買って専用バスで頂上の安土城に行きました。ここは体感型の劇場で1階は桶狭間の奇襲、2階は稲葉山城の攻防、3階は小谷城の攻防、4階は本能寺炎上を大音響と地響き・大風を体感でき、出てきたら頭がガンガンするほどです。
忍者の里ではニャンまげ一家が大活躍する「ニャンまげ劇場」を上映していました。
ここのキャラクター「ニャンまげ一家」を紹介しましょう。
ニャンまげは、出身地:不明(宇宙とも言う説も)、
血液型:Rhネコ型B、
性格:マイペース、
行動:ボーッとしている、
特技:読心術、
くせ:ネコまねきポーズ。
ワンまげは、出身地:赤ちゃんのとき、少林寺の前に捨てられていたので不明、
血液型:Rhイヌ型A、
性格:くそまじめ、
行動:曲がり角を直角に歩く、
特技:少林寺イヌ法旋風脚、
くせ:「お手」と掛け声をかけられると反応してしまう
パンまげは、出身地:中華人民共和国班多省、
血液型:Rhパンダ型AB、
性格:あまえんぼう、
行動:麻衣竹を大事に持っている、
特技:中国棒術三節根、
くせ:ところかまわず座りこむ
サルまげは、出身地:信州紋黄山、
血液型:Rhサル型O、
性格:あわてもの、
行動:忍者のポーズをキメたがる、
特技:猿飛び忍法分身術、
くせ:何かにつけて頭をかく
2時ごろまでブラブラしてホテルに帰ってきて温泉ざんまい。
あくる日は、1周1時間ほどの鳥羽湾遊覧をして帰ってきました。
疲れた・疲れた。