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トップページ> 映画> レビュー> 2002年> 9月
September, 2002
イノセント・ボーイズ
The Dangerous Lives of Altar Boys
監督: ピーター・ケア
原作: クリス・ファーマン
脚本: ジェフ・ストックウェル
マイケル・ペトローニ
音楽: マルコ・ベルトラミ
出演: キーラン・カルキン
ジェナ・マローン
エミール・ハーシュ
ジョディ・フォスター
ヴィンセント・ドノフリオ
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
青春 ★★★★
数年前の『ヴァージン・スーサイズ』やなんかと同じく、
"どうしようもない青春期のジレンマ"のようなものを
感じさせるこの映画。
その切なさが、切実に伝わりましたね。

一歩前に踏み出したいけど、そのやり方がわからない。
自分の中にある気持ちを表現したいけど、
みんなへの伝え方がわからない。
ここには、オレが知らない青春の"危険な生活"があります。
平穏無事に過ごそうとしたオレには経験したことすらない、
人生の一端を垣間見ました。勉強になります。
(どこが"イノセント"やねん!って話ですけども…。)

湿った話はここまでにして…
アニメーションの使い方がバツグンでした!
トッド・マクファーレンですか?
スポーン』ですか?有名、ですか?
ま、どうでもいいんですけど、
アニメを使うタイミングがね、よかったっす。

この映画を観ながら、
ハイロウズの"岡本君"っていう歌を思い出しました。
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アバウト・ア・ボーイ
About a Boy
監督: ピーター・ウェイツ&クリス・ウェイツ
原作: ニック・ホーンビィ
脚本: ピーター・ヘッジス
ピーター・ウェイツ&クリス・ウェイツ
音楽: デーモン・ゴッホ(バッドリー・ドローン・ボーイ)
出演: ヒュー・グラント
トニ・コレット
レイチェル・ワイズ
ニコラス・ホルト
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞脚色賞ノミネート
オトコはオンナほど強くない。賢くもない。 ★★★★
男性版『ブリジット・ジョーンズの日記』だとぉ!??
そんなヘタな比較をするもんじゃありません!
ブリジット・ジョーンズなんかよりも、何倍も情けないヤツじゃねぇか!

生きる目的もなくただなんとなく生きてて、
今のままでもまぁいいっかなんて、人生を軽く考えてるこいつ。
オレと似てないのは、
お金持ちだってことと超ハンサムだってことぐらいか?
でもよ、こいつ(♂)が情けなければ情けないほど、
そして最後にちょっとだけかっこよくなればなるほど、
単細胞なオレなんかは気分爽快になるのです。

うんうん、こんなこともあっていいと思う。

わたくし個人的には、ジョン・ボン・ジョヴィの言葉に賛成。
でもちょっと補足すると、「〜である」という断定形ではなく、
「〜な気分になるときがよくある」にしたいね。
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サイン
Signs
監督: M・ナイト・シャマラン
脚本: M・ナイト・シャマラン
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演: メル・ギブソン
ホアキン・フェニックス
ロリー・カルキン
M・ナイト・シャマラン
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
アンタの気持ちはよ〜くわかった! ★★★★
シックス・センス』に「おいおい、聞いてないよ!」と驚愕し、
アンブレイカブル』を観て「金返せ!」と叫んだのは
いつのことだっけ?

そして『サイン』です。
すごく印象的な予告編を観ながら、
スリラー映画が苦手なオレも密かに期待していたわけです。
ブルース・ウィリスの次はメル・ギブソンかい??と
最初は思いましたが、映画を観ればある程度納得。
ホアキン・フェニックスも相変わらず存在感あったしねぇ。

ま、いつものようにびっくりポイントは随所に散らばってますが、
基本的にはこの映画も「家族」を描いた映画だと感じました。
これまでの作品にも家族は描かれてたけど、
今回はより深かったし、
ベタベタな笑いも入れようとしてたしね。
(たぶん、人ってああいう状況では、
 コメディみたいな行動に出ちゃうんだろうな。)
「スリラー」の部分は、この際あってもなくてもよかった!
あれは、単なるキッカケにしかすぎないと思った次第です。

シャマラン監督は、ついに自分の殻を破りつつあるのか!?
まずは拍手。
今度はもっともっとシンプルなヤツでお願いします。
脅かしっこナシの映画で、お願いします。心臓に悪いんで…。
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
The Royal Tenenbaums
監督: ウェス・アンダーソン
原作:
脚本: ウェス・アンダーソン
オーウェン・ウィルソン
音楽: マーク・マザースボー
出演: ジーン・ハックマン
アンジェリカ・ヒューストン
グウィネス・パルトロウ
ベン・スティラー
ルーク・ウィルソン
オーウェン・ウィルソン
ダニー・グローバー
ビル・マーレイ
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞オリジナル脚本賞ノミネート
いよいよ今年の本命登場? ★★★★☆
さて、久々にカッチリとツボにハマった映画でした。

「この世の中では、
 自分にはどうしようもできない問題が起きてしまう。
 だから、ぼくはディテールにこだわるんだ。」

というセリフを他の映画で聞いたことがありますが、
この映画はまさにそんな感じ。
(同類として、あの『アメリ』も入る。)

家族ってのは、基本的に毎日いっしょに暮らすわけで、
どうしたって細かなところに目が行ってしまうし、
コドモからすると、オトナたちの間の問題ってのは
自分ではどうしようもないわけで。
あとは自分たちのワールドを作っていくしかないわけです。
そのへんの切ない感じが、さりげなく暖かい音楽と
(プロローグが最高!!)
監督のきめ細かなこだわりによって
ひとつの世界観を生み出しておりました。

そうは言っても、基本的にこの映画、
クソまじめなコメディだと思いますよ。
笑いというのは、大マジメにやるからこそ笑いになる!
というのが身に染みました。
って、オレはコメディアンか!? 
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竜馬の妻とその夫と愛人
監督: 市川準
脚本: 三谷幸喜
音楽: 谷川賢作
出演: 木梨憲武
鈴木京香
中井貴一
江口洋介
公式サイト(日本語)
美しいものには、やっぱりトゲがある!? ★★★
えぇと、単純におもしろかったです。
さすが「名前だけで客を呼べる脚本家」(たぶん)、三谷幸喜!
これはもともと舞台用のお話なんでしょうか?
もしそうなら、舞台で見たほうがもっともっと面白いかなぁと
思いますが、それでもノリタケと中井貴一の掛け合いは
かなりツボにハマりますね!
ゴホゴホと咳しながらも、笑えた、笑えた。

だらしないオトコ、だらしなく見えるオトコ、
そんな情けないヤツを見てると、
「おぉ、わかるわかる」と声かけてあげたくなるね。
今の時代だからまだ辛うじて生きていけてるだけで、
あの時代に生きてたら、ロクなことになってないんだろうなぁ。
って、ぜんぶオレの話ですけども…。

その反対に。
女性というのは、
どの時代でもしっかりと生きていけるもんかもね、と思いました。
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ドニー・ダーコ
Donnie Darko
監督: リチャード・ケリー
脚本: リチャード・ケリー
音楽: マイケル・アンドリュース
出演: ジェイク・ギレンホール
ジェナ・マローン
ドリュー・バリモア
パトリック・スウェイジ
メアリー・マクドネル
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
やっぱりオレにはムリなのか… ★★★
アメリカでは、『メメント』と同じ時期に
同じような大反響を呼んだ映画だそうです。
そんな前情報もありつつ観に行ったわけですが…。
あ゛ぁぁぁ、またか…。

もうね、『メメント』とおんなじ感想っすよ。
映画の作り自体は、なんだかスタイリッシュでかっこ良さげ、
低予算のくせに、やけに豪華な俳優陣だし、
時代に合わせた選曲も良かったし、
(Tears For Fearsの良さを再認識!再結成を待つ。)
謎めいた感じも十分出てたんだけれども…。

わかんなかった。
肝心のところがなんのこっちゃ!?って感じで…。

収穫は、ジェイク・ギレンホールとジェナ・マローン。
遠い空の向こうに』ではあんなに純情だった少年の
真の才能を見た!(ジェイク)
海辺の家』に引き続き、ワケありの高校生を
抑えた感じでこなしてましたわ。
っていうか、単純にかわいい。かわいくて仕方ない♪(ジェナ)

やっぱりオレには、難解そうな謎解きサスペンスがムリなのか?
何日か考え続ければ
「あ!そういうことなのか!」と理解できる日が来るのか?
『サイン』を観ても、同じようにわかんないままなのか?
オレはそんな人間になってしまったのか?あぁ??
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