イノセント・ボーイズ |
The Dangerous Lives of Altar Boys |
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監督: |
ピーター・ケア |
原作: |
クリス・ファーマン |
脚本: |
ジェフ・ストックウェル
マイケル・ペトローニ |
音楽: |
マルコ・ベルトラミ |
出演: |
キーラン・カルキン
ジェナ・マローン
エミール・ハーシュ
ジョディ・フォスター
ヴィンセント・ドノフリオ |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
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青春 |
★★★★ |
数年前の『ヴァージン・スーサイズ』やなんかと同じく、
"どうしようもない青春期のジレンマ"のようなものを
感じさせるこの映画。
その切なさが、切実に伝わりましたね。
一歩前に踏み出したいけど、そのやり方がわからない。
自分の中にある気持ちを表現したいけど、
みんなへの伝え方がわからない。
ここには、オレが知らない青春の"危険な生活"があります。 平穏無事に過ごそうとしたオレには経験したことすらない、 人生の一端を垣間見ました。勉強になります。 (どこが"イノセント"やねん!って話ですけども…。)
湿った話はここまでにして… アニメーションの使い方がバツグンでした!
トッド・マクファーレンですか?
『スポーン』ですか?有名、ですか?
ま、どうでもいいんですけど、
アニメを使うタイミングがね、よかったっす。
この映画を観ながら、
ハイロウズの"岡本君"っていう歌を思い出しました。 |
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▲TOP |
アバウト・ア・ボーイ |
About a Boy |
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監督: |
ピーター・ウェイツ&クリス・ウェイツ |
原作: |
ニック・ホーンビィ |
脚本: |
ピーター・ヘッジス
ピーター・ウェイツ&クリス・ウェイツ |
音楽: |
デーモン・ゴッホ(バッドリー・ドローン・ボーイ) |
出演: |
ヒュー・グラント
トニ・コレット
レイチェル・ワイズ
ニコラス・ホルト |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞脚色賞ノミネート |
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オトコはオンナほど強くない。賢くもない。 |
★★★★ |
男性版『ブリジット・ジョーンズの日記』だとぉ!?? そんなヘタな比較をするもんじゃありません! ブリジット・ジョーンズなんかよりも、何倍も情けないヤツじゃねぇか!
生きる目的もなくただなんとなく生きてて、 今のままでもまぁいいっかなんて、人生を軽く考えてるこいつ。
オレと似てないのは、
お金持ちだってことと超ハンサムだってことぐらいか? でもよ、こいつ(♂)が情けなければ情けないほど、 そして最後にちょっとだけかっこよくなればなるほど、 単細胞なオレなんかは気分爽快になるのです。
うんうん、こんなこともあっていいと思う。
わたくし個人的には、ジョン・ボン・ジョヴィの言葉に賛成。 でもちょっと補足すると、「〜である」という断定形ではなく、 「〜な気分になるときがよくある」にしたいね。 |
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サイン |
Signs |
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監督: |
M・ナイト・シャマラン |
脚本: |
M・ナイト・シャマラン |
音楽: |
ジェームズ・ニュートン・ハワード |
出演: |
メル・ギブソン
ホアキン・フェニックス
ロリー・カルキン
M・ナイト・シャマラン |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
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アンタの気持ちはよ〜くわかった! |
★★★★ |
『シックス・センス』に「おいおい、聞いてないよ!」と驚愕し、
『アンブレイカブル』を観て「金返せ!」と叫んだのは
いつのことだっけ?
そして『サイン』です。
すごく印象的な予告編を観ながら、
スリラー映画が苦手なオレも密かに期待していたわけです。
ブルース・ウィリスの次はメル・ギブソンかい??と
最初は思いましたが、映画を観ればある程度納得。 ホアキン・フェニックスも相変わらず存在感あったしねぇ。
ま、いつものようにびっくりポイントは随所に散らばってますが、 基本的にはこの映画も「家族」を描いた映画だと感じました。
これまでの作品にも家族は描かれてたけど、
今回はより深かったし、 ベタベタな笑いも入れようとしてたしね。
(たぶん、人ってああいう状況では、
コメディみたいな行動に出ちゃうんだろうな。) 「スリラー」の部分は、この際あってもなくてもよかった! あれは、単なるキッカケにしかすぎないと思った次第です。
シャマラン監督は、ついに自分の殻を破りつつあるのか!? まずは拍手。 今度はもっともっとシンプルなヤツでお願いします。 脅かしっこナシの映画で、お願いします。心臓に悪いんで…。 |
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ |
The Royal Tenenbaums |
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監督: |
ウェス・アンダーソン |
原作: |
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脚本: |
ウェス・アンダーソン
オーウェン・ウィルソン |
音楽: |
マーク・マザースボー |
出演: |
ジーン・ハックマン
アンジェリカ・ヒューストン
グウィネス・パルトロウ
ベン・スティラー
ルーク・ウィルソン
オーウェン・ウィルソン
ダニー・グローバー
ビル・マーレイ |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞オリジナル脚本賞ノミネート |
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いよいよ今年の本命登場? |
★★★★☆ |
さて、久々にカッチリとツボにハマった映画でした。
「この世の中では、
自分にはどうしようもできない問題が起きてしまう。
だから、ぼくはディテールにこだわるんだ。」
というセリフを他の映画で聞いたことがありますが、
この映画はまさにそんな感じ。
(同類として、あの『アメリ』も入る。)
家族ってのは、基本的に毎日いっしょに暮らすわけで、 どうしたって細かなところに目が行ってしまうし、
コドモからすると、オトナたちの間の問題ってのは
自分ではどうしようもないわけで。 あとは自分たちのワールドを作っていくしかないわけです。
そのへんの切ない感じが、さりげなく暖かい音楽と
(プロローグが最高!!)
監督のきめ細かなこだわりによって
ひとつの世界観を生み出しておりました。
そうは言っても、基本的にこの映画、
クソまじめなコメディだと思いますよ。
笑いというのは、大マジメにやるからこそ笑いになる!
というのが身に染みました。 って、オレはコメディアンか!? |
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竜馬の妻とその夫と愛人 |
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監督: |
市川準 |
脚本: |
三谷幸喜 |
音楽: |
谷川賢作 |
出演: |
木梨憲武
鈴木京香
中井貴一
江口洋介 |
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公式サイト(日本語) |
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美しいものには、やっぱりトゲがある!? |
★★★ |
えぇと、単純におもしろかったです。 さすが「名前だけで客を呼べる脚本家」(たぶん)、三谷幸喜! これはもともと舞台用のお話なんでしょうか?
もしそうなら、舞台で見たほうがもっともっと面白いかなぁと
思いますが、それでもノリタケと中井貴一の掛け合いは
かなりツボにハマりますね! ゴホゴホと咳しながらも、笑えた、笑えた。
だらしないオトコ、だらしなく見えるオトコ、
そんな情けないヤツを見てると、
「おぉ、わかるわかる」と声かけてあげたくなるね。 今の時代だからまだ辛うじて生きていけてるだけで、 あの時代に生きてたら、ロクなことになってないんだろうなぁ。 って、ぜんぶオレの話ですけども…。
その反対に。
女性というのは、
どの時代でもしっかりと生きていけるもんかもね、と思いました。 |
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ドニー・ダーコ |
Donnie Darko |
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監督: |
リチャード・ケリー |
脚本: |
リチャード・ケリー |
音楽: |
マイケル・アンドリュース |
出演: |
ジェイク・ギレンホール
ジェナ・マローン
ドリュー・バリモア
パトリック・スウェイジ
メアリー・マクドネル |
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公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
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やっぱりオレにはムリなのか… |
★★★ |
アメリカでは、『メメント』と同じ時期に
同じような大反響を呼んだ映画だそうです。 そんな前情報もありつつ観に行ったわけですが…。 あ゛ぁぁぁ、またか…。
もうね、『メメント』とおんなじ感想っすよ。 映画の作り自体は、なんだかスタイリッシュでかっこ良さげ、 低予算のくせに、やけに豪華な俳優陣だし、
時代に合わせた選曲も良かったし、
(Tears For Fearsの良さを再認識!再結成を待つ。)
謎めいた感じも十分出てたんだけれども…。
わかんなかった。
肝心のところがなんのこっちゃ!?って感じで…。
収穫は、ジェイク・ギレンホールとジェナ・マローン。
『遠い空の向こうに』ではあんなに純情だった少年の
真の才能を見た!(ジェイク)
『海辺の家』に引き続き、ワケありの高校生を
抑えた感じでこなしてましたわ。 っていうか、単純にかわいい。かわいくて仕方ない♪(ジェナ)
やっぱりオレには、難解そうな謎解きサスペンスがムリなのか?
何日か考え続ければ
「あ!そういうことなのか!」と理解できる日が来るのか? 『サイン』を観ても、同じようにわかんないままなのか? オレはそんな人間になってしまったのか?あぁ?? |
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