アメリ |
Le fabuleux destin d'Amelie Poulain |
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監督: |
ジャン=ピエール・ジュネ |
脚本: |
ジャン=ピエール・ジュネ
ギョーム・ローラン |
音楽: |
ヤン・ティルセン |
出演: |
オドレイ・トトウ
マチュー・カソヴィッツ
ヨランド・モロー
ジャメル・ドゥブーズ
イザベル・ナンティ
ドミニク・ピノン |
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公式サイト(フランス語)
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞オリジナル脚本/外国語映画賞などノミネート |
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もうひとりの宮崎駿を発見! |
★★★★★ |
この映画も、またすごい人出でね。
もうすごいよ。超満員。なんなの、これ?
この映画、本国フランスでも大ヒットしたらしいんだけど。
その気持ちが、よ〜く、よ〜くわかった!
だって、おもしろいんだもん。
ど〜うしようもなく、おもしろいんだもん。
ジュネ監督の映画だとね〜、
『ロスト・チルドレン』も面白かった。
『エイリアン4』は、ねぇ、あれは仕方ない。
あれで精いっぱいでしょう?
でも、この『アメリ』は一皮むけたね、完全に!
まず、色合いがいい。
小春色とでもいいましょうか。ポカポカするんだ。
体感温度が5℃は上がる感じでした。
そして、カメラアングルに「引き」が少ないのよ。
徹底して登場人物に焦点を当ててて、
かれらの表情が手にとるようにわかった。
極めつけは
「人々にココロを開いて、前へ進め!
欲しいものは自分で手に入れろ!」
という、明快なメッセージ。
しかも、奇をてらったことは一切せずにね。
ここでピンときた!
この映画は、もうひとつの『千と千尋』なんだ、って。 |
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メメント |
Memento |
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よくできてるけど… |
★★★☆ |
わたくし、半年ほど前から
この映画を観るのが楽しみで仕方なかった。
オフィシャルwebを見てると、雰囲気が斬新で、
わけわかんなくて、とても良さげだった!
だから、それ以上の情報は耳に入れず、
期待して観たいと思った。
で、実際に満席の中で観てみると…。
非常によくできてる。
一瞬たりとも画面から目が離せないし、
少しでもボケっとしていようものなら
すぐにストーリーから置いてきぼりを食らう。
でも、なにかが足りない。インパクトが足りない。
ヤツはヤツの人生を生きてて、
絶対に何か深い思いを感じてるはずなのに、
その部分がきちんと描かれていなかったように思った。
ひょっとして、ヤツは
その感情すらも「忘れて」しまうのかな?
そんなことって、ないと思うんだけど。
これだけ良く練られたストーリーを映画にできる人だ、
次回作に期待しよう! |
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GO |
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監督: |
行定勲 |
原作: |
金城一紀 |
脚本: |
宮藤官九郎 |
音楽: |
めいなCo. |
出演: |
窪塚洋介
柴咲コウ
大竹しのぶ
山崎努
山本太郎 |
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公式サイト(日本語) |
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キミたちには輝かしい未来が待っているのだ! |
★★★★ |
映画が始まった当初は
"これって日本版『トレインスポッティング』か
『ファイト・クラブ』かなんかのつもり?"と思ったけど、
観ていくうちに、全然そうじゃないことに気づいた。
クスリもなければ、大爆発もない。
ごく身近なところから始まるのだ。
まず、原作のテイストをバッチリつかんでるんだよね。
(原作は読んでないけど、作者のテイストは知ってるので。)
話の緩急のつけ方、ギャグのはさみ方も絶妙すぎ!
笑えて泣けて、考えさせられる、そんな映画になってた。
そして、今どきの「冷たいようで実は熱かったりする若者」を、
実にストレートに演じてたよ、窪塚くんは。
そして脇役陣からちょい役に至るまで、バツグンでした!
この映画は、いろんな偏見を持った人にも、
偏見なんて持ってない!と言い張る人にも、
どんな人にもガツンと一発お見舞いするだけの
パワーを持ってると思います。 |
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トレーニング・デイ |
Training Day |
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あれはオレもやってみたい。 |
★★★ |
新人刑事が転属初日に経験する、最悪の《トレーニング・デイ》。
すばらしい。たしかにすばらしい。俳優陣は。
デンゼル・ワシントンはすごい。
善人でも悪人でも、にくらしいほどに演じるね。
イーサン・ホークもがんばってる。
時間が進むごとに、目つきが変わっていくのが
はっきりわかったよ。
でも〜。
筋書きがあまりにもありきたりで…。
登場人物の説明もそこそこに
どんどんお話を始めちゃうのかと思いきや、
途中でちゃんと説明しちゃうし。
そんなのって、いわゆるひとつの「中だるみ」ですよ。
たぶん、デンゼル・ワシントンは、
あのラストをやりたいがためだけに
この仕事を引き受けたんじゃない?? |
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