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トップページ> 映画> レビュー> 2003年> 12月
December, 2003
セクレタリー
Secretary
監督: スティーブン・シャインバーグ
原作: メアリー・ゲイツキル
脚本: エリン・クレシダ・ウィルソン
音楽: アンジェロ・バダラメンティ
出演: マギー・ギレンホール
ジェームズ・スペイダー
ジェレミー・デイヴィス
レスリー・アン・ウォーレン
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
あなたはどっち? ★★★☆
すいませんが、いきなり書きますね。

SM。エスエム。
SとM。サゾとマゾ。

どっちがどっちだったか、いくら教えてもらっても
覚えられないバカチンなオレですので、
「いじめるほう」と「いじめられるほう」と表現させていただきますね。

「おまえ、SかMかで言うと、どっちよ!?」

こういう問いかけが、たまにありませんか?
飲み会の席とかでさ。
「どっちよ!?」って言われても困るんですけどぉ…。
いじめるのも、いじめられるのもイヤだし。
どっちかなんて、べつに知りたくもないし、知る必要もないしねぇ。

って、思います。

でもね、この映画のようなシチュエーションがあるとしたら!
それはそれでいいんじゃないかと思いますよ。
その関係性が、ほぼ4名ほどの少人数の中で
完結しちゃってるからね。
その行為が「ヘンタイ」と言われようが何だろうが、
本人たちが良ければそれでいいんだから。
キミたちの幸せは
キミたちの好きなように選びなさい、みたいなね。

っつうか、こんなことをマジメに語ってどーすんの?
っていう映画ですか、これは?
この映画で一躍注目されたマギー・ギレンホールや
ジェイク・ギレンホールのお姉さん!)
(美人じゃないけど、見てるうちにかわいく見えてくる感じがステキ)
クラッシュ』でもヘンタイ系の役を演じてなかったっけ?な
ジェームズ・スペイダーが、大マジメな顔で
プレイしてるのを見るのが楽しいんでしょうね!

30歳になったオレでも、スクリーンを見ながら
思わずイヤ〜ン!と顔をそらしてしまいそうな、
赤面プレイが続々登場!おもしろかったです。
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ラスト・サムライ
The Last Samurai
監督: エドワード・ズウィック
脚本: ジョン・ローガン
エドワード・ズウィック
マーシャル・ハースコヴィッツ
音楽: ハンス・ジマー
出演: トム・クルーズ
渡辺謙
ティモシー・スポール
トニー・ゴールドウィン
真田広之
小雪
原田真人
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞助演男優賞などノミネート
トム・クルーズの誠意 ★★★★
トム・クルーズに「武士道」がわかるのか!?

ということで、太鼓の音色が渋い予告編の段階から
かなり話題でした。
そして、渡辺謙の助演男優賞へのノミネート
イヤでも期待しちゃいますよね。

いやいや、期待に違わぬ、すばらしい映画でした!

なによりもうれしいのは、
映画の舞台である日本が「日本らしい」ということ。
森の感じとか山の風景がアレ?と思うところも(ほんの一部)あったし、
実際の時代考証とは違う描写もあったかもしれませんが
(オレは歴史学者じゃないのでわかりませんが)
人間の描き方がキチンとしていました。

これ、いい映画の基本です。基本。

この映画の脚本は『グラディエーター』を書いた
ジョン・ローガンという人ですが、さすが!ですね。
この方、エドワード・ズウィック監督、そしてトム・クルーズの
日本に対する誠意というか敬意が伝わってくるような映画でした。

そして、その誠意に応えるかのような日本俳優陣のがんばり!
渡辺謙は、明らかに主役を食ってましたねぇ。
これは、もしかすると本当にアカデミー助演男優賞を獲れるかも!
小雪の醸し出す透明感は、西洋人に伝わるでしょうか!?
(個人的には、キスシーンは余計だったような気もします。)
真田広之、菅田俊、福本清三の渋さは、どうよ!?
中村七之助は明治天皇そっくりじゃねぇのか!?

日本映画はアニメとキタノだけじゃないことを
世界に証明する第一歩になるかもしれませんね。
あ、違った!
これは日本映画じゃなかった、ハリウッド映画だったんだ…。
アメリカ人にここまでビシッと時代劇を作られてしまっては、
ちょっと悔しいぞ。がんばれ、ニッポン!

p.s.
オレはこの映画を観ながら
アメリカに住むインディアン部族の最後を描いた
ラスト・オブ・モヒカン』を思い出しました。こちらもいい映画!
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ファインディング・ニモ
Finding Nemo
監督: アンドリュー・スタントン
リー・アンクリッチ
脚本: アンドリュー・スタントン
ボブ・ピーターソン
デヴィッド・レイノルズ
音楽: トーマス・ニューマン
声の出演: アルバート・ブルックス
エレン・デジュネレス
ウィレム・デフォー
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞
字幕版で観ました。 ★★★☆
観る前、「オレ、これ観たら泣くんだろうか?」と思い、
ティッシュを片手にしかと握りしめて、座席に座っていました。

結果:
泣く映画ではありませんでした。
とっても後味の良い、爽やかな映画でした。

なんといっても、その映像のすごさたるや!
水の感じとかが、とんでもなく「水」なんですよ。
限りなく「水」なんですね。シロウトには本物にしか見えない。
街の感じも、果てしなく実物に近い。
CGだと言われなければ、
ほんとに撮影したもんだと思っちゃうなぁ、あれは。

そして、その映像のすごさに反比例するかのような
ストーリーのシンプルさたるや!
まぁ、アニメ映画なので、子供にもわかるようなものに
するのは当たり前なのかもしれないけど、
シンプルでかつオトナの鑑賞に堪えうるほどの深みを
持たせるのは大変だったと思いますが、見事成功してます!

んで、また、いろんなキャラクターが出てきて、
みんなかわいいんだ!
オレが気に入った脇役は、「カメ」と「カモメ」ですね。
カメ、かわいいぃ〜!
カモメ、バカすぎぃ〜!

かなり楽しめましたが、最初にも書いたとおり、
ほんとは号泣したかったところをできなかったので
星は少し下げ気味です。
吹き替え版で観ればよかったかな?
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シティ・オブ・ゴッド
City of God
監督: フェルナンド・メイレレス
原作: パウロ・リンス
脚本: ブラウリオ・マントヴァーニ
音楽: アントニオ・ピント
エド・コルテス
出演: アレクサンドル・ロドリゲス
レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ
セウ・ジョルジ
アリス・ブラガ
ダグラス・シルヴァ
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞監督/脚色/撮影/編集賞ノミネート
神の街は無法地帯 ★★★★☆
去年のゴールデン・グローブ賞外国語映画部門にも
ノミネートされていた、評判の高いブラジル映画です。

ブラジル映画、生まれて初めて観ましたが
ものすごかった!レベル高けぇ!!

予告編で、
「メイレレス監督は第二のマーティン・スコセッシだ!」
と紹介してましたけど、気持ちはわかるよ!とか思っちゃいました。
オレが観たスコセッシ映画の中では
グッドフェローズ』に重なる部分が多いのかなぁ?
あ、『ギャング・オブ・ニューヨーク』もだ。
そして、全盛期(?)のタランティーノを彷彿とさせるキレが
全編にわたって途切れない、ぜんぜん途切れない!
それに、登場人物が多いにもかかわらず、
うまく絡め合わさったクロスオーバーなところや
時間軸の操作感覚など、巧みなストーリーテリングは
アモーレス・ぺロス』(こちらはメキシコ映画)に
負けるとも劣らない出来栄えだったと思います!
(原作者)ブスカペを通した視点が
ビシッと定まってる感じが好きでした。

この映画の映像を観たら、
ガイ・リッチーも真っ青になったことでしょう。

っつうか、その前に、これが実話に基づいてるというのは
ちょっと凄すぎるんだけど…。
あのリトル・ダイスって子の、あの目!
凄すぎる…。
この危険な香りとドス黒さは、オレが大好きな
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』にそっくり!

今まさに「2003年の10本」を考えてて、
ほとんど決めた気でいたんだけど、
もう一回考え直さないといけなくなりました。
こいつは絶対に外せねぇな!

この映画を今年中に観られて、ほんとによかった。
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アンダーワールド
Underworld
監督: レン・ワイズマン
脚本: ダニー・マクブライド
音楽: ポール・ハスリンガー
出演: ケイト・ベッキンセール
スコット・スピードマン
マイケル・シーン
ビル・ナイ
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
美しいって、なんて罪深いの? ★★☆
吸血鬼一族と狼男一族の暗黒戦争!

はい。物語は以上です。

なんて書くと失礼ですよねぇ。
かなり失礼だ、オレは。

オレのイメージの中では、かなりアメコミ調な映画なのかと
思って観に行ったんですが、ちと違いました。
これはいい意味で裏切られたな、って感じです。
でも、裏切られたとはいえ、
どうも「こんな映画、どっかで観たことあるなぁ」と思うような
全体の雰囲気がありまして。

ゴシック調で、ゴスメタル調で、ダーク。
これって、ブレンダン・リーの遺作『ザ・クロウ』と同じじゃないかい?
(これって10年前の映画だぜ!?)
とかね。
マイケル・シーンが『マトリックス』のジョー・パントリアーノと
キャラがかぶってないかい?とか。
ケイト・ベッキンセールは、とってもクールでよかったんだけど、
走り方がぎこちなくないかい?とか。
っていうか、日本のタレントでたとえると
伊東美咲か長谷川京子が吸血鬼を演じたような感じなのかい?
とか。(それはさすがにケイトさんに失礼か…。)

いや、でも、この映画は
ケイト・ベッキンセールのおかげで
辛うじてギリギリのラインを保ってるように見えました。
はい。
美人はほんとにお得よね。
あの美貌を鑑賞するためだけに、続編も観に行こうっと!
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