注:連載当時、「小説家になろう」の活動報告に掲載したことをほぼそのまま転載しています。
第四章第五話~第七話でさまざまな機械を登場させました。ですが、作中で説明しきれていません。
なので、ここで少し解説してみたいと思います。
(2016年 12月09日 (金) 18:17、2016年 12月16日 (金) 18:38 の活動報告より)
稚作の飛行機の中核を担う動力機械ですね。ですが、造語です(爆)
スターリングエンジンまたはホットエアーエンジンと言われている機械を想定しています。Google先生に聞くといろいろ出てきます。
蒸気機関の少しあとに出て廃れた、空気の膨張を利用する形の動力です。
理論上は最高効率、実際に作ると低性能、歴史は内燃機関よりも古いという、チートなのかヘッポコなのか良く分からない機械です。
本作で初めて飛ばした飛行機ですね。ちなみに、ライトフライヤー号(ライト兄弟の作った飛行機)を参考にしてます。色々違いはありますが。
木製の骨組みに布張り機体は、初期の飛行機で本当に採用されていた方法です。
こんな急ピッチで飛行機を作ってくウチの子たち、大概にチートですが、ライト兄弟も負けてません。
……なにせ、ロストテクノロジーで基礎知識が手に入るウチの子たちとは違いますからね。
ライト兄弟すげー!
前話(第四章第七話)でノリノリで書いた離陸シーケンスです。ジャンボジェットの離陸シーケンスに相当近いです。確か、他の航空機も基本同じだったと思います。
なお、私は専門家ではありませんので、間違っているかもしれません。その辺りはご容赦を。
ジャンボジェットを参考にした理由は単純で、機長と副機長がやり取りをしながら飛ばすためです。
「バード君とフレイちゃんが協力して飛ばす」という感じを出したかったのです(笑)
以下、大体の離陸の流れです。(カッコ内は拙作での言葉)
1.take-off:離陸
2.V1:離陸決定速度(判断速度)
3.VR:ローテーション速度(機首引き上げ)
4.V2:安全離陸速度(離陸速度)
5.positive:上昇(後輪浮上確認)
6.gear-up:車輪格納(車輪格納)
言葉を変えただけで大体一緒です。が、一点だけ大きな違いがあります。
離陸(take-off)のタイミングです。
最初(飛びたつ前)に「take-off」なんて叫んだら雰囲気台無しですからね!