以下の作品は、同じ世界設定を用いた別時代の作品となっています。
(バード王子の独立記:中世~近世、フィリ・ディーアが触れる世界:近世から近代)
どちらも独立した作品となっていますので、お好きな方をどうぞ。
誰かのための道を、自分を信じて拓いていく。
――これは、そんな人たちが、未来に辿りつくまでの物語。
平民出身の側妃の子として生まれたバード。幼少の頃から孤立していた彼だが、あるとき二人の知己を得る。彼が先生と慕うイーロゥと、彼を家族のように想うメディーナ。彼らは王族ゆえに翻弄されるバードを助け、彼を王族という楔から解き放とうとする。窮地にあった彼を助けながら成長する二人、やがてその彼も、そんな二人を見て育っていく、そんな、互いに成長しあう彼らに待ち受ける運命とは……
人と人でない者、善人と悪人、大人と子供。様々な人たちが喜び、怒り、悲しみを抱えながらも受け止める。
――これは、そんな様々な生を描いた、時に苛烈で時に優しい人間賛歌。
文明を滅ぼす「大災害」から復興した世の中。魔法という名の技術と残された先史文明の知識によって、過去とは異なる文明を築きつつある世界。失われて久しい先史文明の遺失技術の知識、そのアクセス端末が小さなきっかけで修復される。復興時に活躍し、今は機能を停止した「聖典」と呼ばれるその端末。シングルショット(単発)の魔法銃が普及し、複葉機が飛び交う世界で、国宝となったアクセス端末を巡り、それぞれの思惑をのせた戦いが繰り広げられる。
※拙作「バード王子の独立記」の世界から約150年後の世界です。同時に、独立した作品ですので、「バード王子の独立記」を読んでいなくても大丈夫です。
完結済み、全96話、約52万字
推定読了時間:約17時間20分