小宝島同様、隆起サンゴ礁でできた島である。
鹿児島から船で8時間、奄美からだと3時間。トカラ列島最南端の島である。
スティーブンスンの小説「宝島」のモデルとなった島。島内には、海賊キャプテンキッドが財宝を隠したと伝えられている鍾乳洞もあり、国内外から多くの探検家や賞金稼ぎが訪れたといわれている。
文政7年(1824年)には、実際にイギリス船の侵略(食料として牛を奪うため)があり、翌年徳川幕府が発布した「異国船打払令」の一原因ともなった。
島には、熱帯、亜熱帯の植物が海岸に茂り、海の深い紺碧の青やサンゴ礁の白と絶妙のコントラストを見せている。
島の北側には、広大な砂丘が広がっているし、鍾乳洞もたくさんある。中には、幅10m、奥行500mのものもあり、観音像が祭られていたりする。
子供の頃に戻って、忘れていた冒険心を掻き立ててくれる島である。
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