歳月は人を待たず

易経は自然の営みを陰陽で表わします。太陽と月、昼と夜、男と女、乾坤の働きをもって時は流れていきます。大宇宙の観点から人類を眺めると塵のように儚いものですね。まるでつむじ風が路上の埃を吹き飛ばすように、この身を保つことができません。このように地球に生まれたからには、すべてが兄弟のようなものと思い、肉親にこだわる必要はないのです。楽しい時は、美味しい酒を近所の仲間と飲みましょう。青春は二度とやってきません。一日に二度の朝はないのです。楽しめる時は大いに楽しみましょう。陶淵明は「歳月は人を待たず」と漢詩の中で詠んでいます。



一つの事をコツコツ続けることも大切ですが、趣味や特技は多い方がいいと思います。好奇心旺盛となり楽しみも増えます。何事にもチャレンジして悔いのない人生を送りたいものです。

2024年01月27日