ハワイ島の走り方３
そのほかの道
ハワイ島を実際に走ってみての主観的なコメントです。
1度の旅行で全部走っているわけではないので、現在の状況と違っているところもありますので、地図を見ながら、参考程度にご活用ください。
コナ～ワイメア（山側の道路）
所要時間 約1時間
コナから19号線を横切り、勾配のきつい道を登ります。ある程度登りきると後はそれほどのアップダウンはありません。19号線に比べると道幅や路肩は狭くなっています。カーブもやや多めです。途中ちょっとした「峠」もありますが、遠く海岸線や大型ホテルまで見通せるスケールの大きな景色を楽しむことができます。
コナに近いあたりでは道路の両側に民家もあり、民家のポストだけが道路わきに並んでいるのを見ることができます。途中、何本か海岸沿いの19号線に出る道が交差しており、ワイメアに近い方ではワイコロアビレッジに抜ける道もあります。空港からコナ間の道が渋滞していたら、遠回りしてもこちらに回った方が早い場合もあるようです。
ワイコロアビレッジに曲がる道(何もなく、ちょっとしたオブジェ？があるくらいです）とワイメアの間にサドルロードとの交差点があります。サドルロードはハーパー社以外のレンタカー会社は走行禁止になっているので注意してください。ワイメアに近くなったら、パーカーランチの所有地と表示され、乾燥しているその付近では西部劇に出てくるような大きなサボテンがいくつも見られます。
コナ～ホロアロア（ドトール・UCC近辺）
上に書いたコナからワイメアに向かう山側の道路を10分ほど登っていくとUターンするように右折する交差点に出ます。この交差点を右折してワイメアと反対側に進むとドトールコーヒーやUCCの観光農園に行く道です。
ここの道はかなり道幅が狭くなっています。おまけにカーブも多く制限速度もかなり抑えられています。ところどころ路肩がほとんどないところもあり、アスファルトの端と道路の端の線がほとんど重なるようになっています。時々路肩が「落ちて」いるところも見かけます。特にコナ側からホロアロアに南下する場合、路肩側が常に谷側になっており、踏み外すと坂を転げて・・・という不安が助手席にいると特に感じます。対向車が来ない限りはできるだけ中央に寄って走ってください。でも、思いのほか対向車が多いのです！
実際の距離はそれほどでもないのですが、慣れないうちは不安になるくらいドトール・UCCが遠く感じますよ。
ドトール＆UCCからしばらく進むと、ホロアロアの市街地を通り過ぎます。市街地といっても両側に少しお店が続くだけなのですが、なかなか個性的なお店も並んでいるようです。ピンクのホテルもこのあたりです。運転しているとあっという間に過ぎてしまいます。
ケアラケクアベイ＆ホナウナウ
コナから南下してキャプテンクック付近・グリーンウェルコーヒーを過ぎたあたり(マイルマーカーで111を過ぎてから）11号線から右に下る道があります。ここを降りていくとUCCのショップやキャプテンクックの碑が見えるビーチパークの方に降りられます。
この道も狭くて曲がりくねっています。ゆっくり慎重に走ってください。下ってしばらく行くと交差する道路がありますが、そこを左折(やや上昇）し、次のわき道を右折するとペインティドチャーチやベイビューファームにもたどり着きますが、そちらに行く場合は11号線を右に曲がらずにそのまままっすぐ走り、マイルマーカー104過ぎのちょっと谷を回ったようになっているあたりから、Uターンするように右折した方が道路は走りやすいです。ここの道はホナウナウのナショナルヒストリックパークに行く道です。（ちなみにサウスポイント方向からコナに向かった場合間違えて降りてしまいそうな道です。）少し降りていくと右手に交差点というより枝分かれするように道があります。Painted Churchの標識があるのでわかるでしょう。ベイビューファームは教会を過ぎてもう少し行ったところの左（海側）にあります。
ヒストリックパークからキャプテンクックに向かう地図上ではまっすぐな道は途中から妙に細くなって、どこかにたどり着くのかしら？？とちょっと不安になるような道になっています。とりあえずはキャプテンクックのモニュメントが見えるあたりには到着します。
ケアラケクアベイ～ホナウナウのこのあたり、高低差と細い道が多いので、左側走行に慣れないとちょっと大変かもしれません。よく地図を見て落ち着いて走ってください。
ワイメア～ハヴィ
所要時間 約40分（山道）
ワイメアを抜けてから右に曲がり一気に上昇すると高原の雰囲気が楽しめるノースコハラ山脈を楽しめる林間道路です。一気に上昇し、上昇するにしたがって景色も一気に広がってきます。道はやや狭いので対向車に注意が必要です。マイルマーカーの「８」を過ぎたあたりに展望台があります。ここまで行ってしまうとワイメア方向は見えないのが残念です。
このあたりを過ぎたあたりから両側は並木になっているので、見晴らしのいい景色はこのあたりまでです。その後は高原の雰囲気が楽しめます。
このあたりは風が強く天候が変わりやすいところなので運転にも注意が必要です。雲がかかると雨になり視界が悪くなります。風の強さは両側の木を見ると海側に曲がっていることでわかるでしょう。
突き当たる手前に二手に分かれる道に出ますがどちらを進んでも大差はありません。突き当りを右に行くとハヴィのオリジナルカメハメハ大王像です。
カメハメハ像を過ぎると半島を回り込むように道が進み細く、曲がった道になり突き当たったところがポロル渓谷展望台になります。駐車場が狭いので車を回転させるのが、やや大変です。
海岸線をカワイハエに向かって進む道もありますが、いくつかのヘイアウ以外には比較的単調な道です。夕日の頃は山側とは違った風景が楽しめるでしょう。
ワイコロア～ワイコロアビレッジ～190号線
ワイコロアリゾートから幹線道路に出て、左折し、近くにある次の信号(よく見ると右手にヘリポートがあるところです）を右折、山側に曲がります。この道はワイコロアロードという名がついています。そこから6マイルくらい上っていくとワイコロアビレッジに到着します。
道路右折して上りに入ると、しばらくは道を間違えたと思うくらい本当に何もありません。結構くねくねとカーブが多い道です。10分ほど？上っていくと左手にゴルフ場風やホテル、コンドミニアム風の建物が見えてきます。車線も2車線になり、左手の建物を見ながら少し進むとちょっとした交差点があります。ここまで、大きな交差点もありません。交差点の向こう側には何もありません。交差点の左手奥がショッピングセンターです。左折してすぐにまた左折する道があります。地図を見なくても建物があるのはこの辺りだけですからすぐにわかります。はじめていくと不安になるので遠い気がします。ビレッジ「本体」の住宅地はこの交差点を左手に曲がったその奥に広がっています。
また、ワイコロアビレッジを通り過ぎワイコロアロードを直進し、10～15分くらい上っていくと190号線にぶつかります。その間、ほとんど何もありませんが・・。その交差点を左折しすると15分くらいでワイメアに到着します。
いわゆる「ワイコロア」のリゾート地と「ワイコロアビレッジ」は別なので混乱しないように注意してください。
ワイコロアビレッジから下りではスピードの出しすぎに注意してください。
プナ地方
ヒロからボルケーノに向かう途中、ケアアウから左折するとパホアに向かいます。130号線は溶岩で断絶させる前はチェーンオブクレーターロードに繋がっていたようです。パホア市街地はメインロードから中に入ったところなので、そのまま走っているとすぐに通り過ぎてしまいます。
パホアを抜けてしばらく行くと行き止まりになります。
行き止まりから海岸線を北上すると、うわさの「露天風呂」などいくつかの小さなビーチパークところを通りますが、ハイウエイとは名ばかりのお粗末な道で、道も狭く交通量も少ないので、どこかに迷い込んだような気持ちになります。小さなアップダウンも頻繁にあり車酔いしそうになりました。
サドルロード
基本的にはレンタカーの走行禁止です。マウナケアツアーで通ったときにはそれほどひどいとは思いませんでしたが、民家も店もありません。アップダウンがきつく、対向車が見えないこともしばしばのようです。道路が荒れているので、中央に寄って走っている車が多いので、走行には注意が必要です。
マウナケアのオニヅカセンターまでは普通の車でも走行可能です。山頂は未舗装道路で険しく、夏でも寒く、とにかく空気が薄いので単なる観光客には4WDを借りてまでの運転はお奨めしません。マウナケアの子供の登頂は禁止されています。
実は主なレンタカー会社はどこもこの道の保険を適用してもらえません。どうしても行きたい場合は何かあったときの自己責任を覚悟して決行するか、レンタカーでしたらハーパーを借りてください。金額的には決して安くはないレンタカーで、単なる車両事故の場合でも50万円くらいまで自己負担しなければならないようです。余談ですが1000mくらい低いマウイのハレアカラはとても楽に行けますので、気分を味わいたい人はそちらをお奨めします。