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このあたりの島は橋で結ばれているので、もう一方の浜比嘉島にも渡ってみる。何かのイベントが開催されているようで、ゼッケンをつけた人たちが何人も長い橋の歩道を歩いていた。その列は浜比嘉島で折り返し、海中道路の海の駅まで続き、さらに本島に向かって進んでいた。

海中道路の真ん中にある「海の駅」売店で扱っている商品は地元のものが中心。那覇では買えないものがたくさん並んでいる。外の魚屋でモズクのてんぷらを買ってかじりつく。沖縄のてんぷらはおやつ感覚。

おいしい沖縄2008その4

        [八重山料理]

私たちの旅行の目的はとにかく沖縄料理を食べること。2日目の夕食は旅行前に予約を入れた八重山料理のお店。
本当は昨年予約客でいっぱいだった「ままや」に行きたいと思っていた。今年こそは早めに予約をと思い電話すると、私たちの旅行予定日は休業中!ショックが大きかったが、それまでに何かの機会にHPを見つけていた「潭亭」を予約した。HPで見ると洗練された沖縄のスローフードという雰囲気が魅力的だった。

ホテルからそれなりの距離のようだが、場所が分かりにくいところらしいのでホテルからタクシーに乗る。「八重山料理の潭亭」と行く先を告げたが、ピンとこない様子。電話番号がわかるというと、運転手はおもむろに電話して場所を確認していた。知らないお店をまた一つ蓄積したということか。

お店は首里城を望む向かい側の少し小高い住宅地の中。普通の民家が続くが、その中の小さな看板を見つける。入口は傾斜地に立つ民家の横を降りて、1階というか地下というか。暖簾がかかっていなければお店とはわからないだろう。普通の玄関をはいっていくと広めのリビングに椅子席のテーブルが2つ、座席がこれもひとつふたつ。

迫力ある低音の男性が迎えてくれた。声も風貌も重厚で圧倒された。ほかに客は見当たらず、予約していったので何も聞かれずに料理が出てくる。

八重山料理・・
琉球料理沖縄本島よりまだ南の石垣島など、そのあたりの行事料理や家庭料理をベースにして、洗練された懐石風の料理になっている。野草や野菜、海藻がメインで食べやすい薄味だが、南国の食材が珍しく、そして驚くほど多彩。
最初にいくつ乗せられた盆が出てきた。食前酒の泡盛の果実酒。豆腐ようが真中だ。次がガラスの大皿に乗った色鮮やかな沖縄野菜などのピクルス。その後もいろいろ料理が続く。ジーマーミー豆腐の揚げ出し豆腐も実に珍しい。

作っているのは奥さんのようだが、迫力あるご主人と、素朴な感じの若い男性が運んでくれた。その若い男性はご主人の甥ごさんとのこと。
その日の客は一組だけだったようで、貸し切りの隠れ家レストラン。その甥ごさんは伝統的な八重山の古典音楽の修行中で、三線の生演奏を披露していただくことになった。デザートが出来てた頃、おもむろに甥ごさんは立派な三線をもって床に座った。
1音ずつ指で線をはじく三線の音。
ゆったりとしたテンポのマイナー系の音程。聞いたことはないはずだが、どこか哀愁を帯びて懐かしい。三線の音と歌声はすばらしかった。
私たち二人のために生演奏とは実に贅沢な時間。

料理と三線をすっかり堪能して帰路につく。帰りは徒歩で、ホテルまでゆっくりと歩いて帰る。
歩く人もなく、静かな町だ。

潭亭沖縄野菜のピクルス

上下:八重山料理の潭亭の美しい料理

前菜ジーマーミー豆腐の揚げ出し豆腐 首里城を望む窓からの景色

上:潭亭から首里城を望む

八重山料理 潭亭
沖縄県那覇市首里赤平町2-40-1
TEL/FAX 098-884-6193(要予約)
http://www.yaeyamaryouritanntei.jp/

海中道路

上:海の上を走る「海中道路」
下左:
潭亭の炊き合わせ
下右:彩飯・ニガナ・豚肉のミヌダル

炊き出し・彩飯・ミヌダル

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