VIDEO THEOROS 2003
アートを映す:フランス現代演劇
ビデオ上映会 vol.2
Cycle filmer les arts:Theatre Contemporain Francais vol.2
「演出の最前線」 L'Avant-Garde de la Mise en Scene
 

2003年3月04日(火)19h00〜 Mardi 04 mars 2003
■パトリス・シェロ、もうひとつの『孤独』 
Patrice Chereau  Une autre solitude (1995/76'/documentaire) 

2003年4月01日(火)19h00〜 Mardi 01 avril 2003
■エリック・ヴィニエ、『夏の雨』(マルグリット・デュラス原作)
Eric Vigner "La pluie d'Ete" de Marguerite Duras (1996,92',coul.adaptation) 

2003年4月15日(火)19h00〜  Mardi 15 avril 2003
■クロード・レジの託宣 
Claude Regy, le passeur(1997,92',coul.documentaire) 
 

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テオロスフォーラム
FORUM THEOROS
東京日仏学院主催
INSTITUT FRANCO-JAPONAIS DE TOKYO
協力フランス外務省
avec la collaboration du
MINISTERE DES AFFAIRES ETRANGERES

場所 東京日仏学院エスパス・イマージュ
(新宿区市谷船河原町15、
 JR飯田橋、地下鉄飯田橋)
Lieu:Institut Franco-japonais de Tokyo, 
Espace Images
日仏学院・テオロスフォーラム会員 無料
Adherant Institut et THEOROS gratuit
一般 500円
Non-Adherant 500yen

問合せ:
テオロスフォーラム 
FORUM THEOROS
TEL (03)37.06.31.01
FAX (03)37.06.31.02
E-mail; entracte@m.email.ne.jp

 
 
 
 

上映作品解説

2003年3月04日(火)19h00〜 Mardi 04 mars 2003
■パトリス・シェロ、もうひとつの『孤独』 
ステファヌ・メッジュ監督(英語字幕)
Patrice Chereau Une autre solitude  (1995/76'/documentaire) 
de Stephane Metge 
1995年、パトリス・シェロは、ベルナール=マリ・コルテスの『綿畑の孤独の
なかで』の三度目の演出をした。パスカル・グレゴリィと彼自身が、二人の主役を
演じている。稽古や、巡演、演出への考察を通じて、このヴィデオは、演劇のレッ
スンと同時に、具体的かつ哲学的側面を表現している。イヴリィのオイエ工場の内
装もない倉庫のなかで、このスペクタクルは上演された。稽古風景では、唯一の相
手役に対する演出家の言葉とともに、俳優たちが交互に映し出される。照明の配置
や俳優たちの動作、劇場に創り替えられていく場所のマジックの様子などが描かれ
ている。 後半は、同年のザルツブルグ音楽祭でのモーツァルトの『ドン・ジョヴ
ァンニ』の演出の模様が描かれている。 
参考図書:ベルナール=マリ・コルテス、
     佐伯隆幸訳『綿畑の孤独のなかで』れんが書房新社
 

2003年4月01日(火)19h00〜 Mardi 01 avril 2003
■エリック・ヴィニエ、『夏の雨』(マルグリット・デュラス原作)
ジャック・アンドレ監督、エリック・ヴィニエ演出
"La pluie d'Ete" de M.Duras  (1996,92',coul.adaptation) 
de Jacques, mise en scene par Eric Vigner 
稽古と公演を混合させて、エリック・ヴィニエのスペクタクルを撮影したこのフィ
ルムは、ときに演出家と輪になって、ときに鉄道のコンパーティメントのなかで、
あるいはシャンデリアの吊り下がった美しい劇場で朗読し、演技する役者たちを描
いている。マルグリット・デュラスのこのテクストは、1984年に彼女自身が、
ジャン・マスコロやジャン・マルク・チュリンヌと一緒に撮影した映画『子供たち
』のテーマを再収録したものである。ある書物の発見が、いかにしてひとつの家族
を動顛させてしまうか、というテーマをヴィニエは、作家に対する尊敬の念をもっ
て描いている。 
参考図書:マルグリット・デュラス、田中倫郎訳『夏の雨』河出書房新社
 

2003年4月15日(火)19h00〜  Mardi 15 avril 2003
■クロード・レジの託宣 
エリザベトゥ・コロネル、アルノ・ドゥ・メザマ監督(英語字幕)
 Claude Regy, le passeur (1997,92',coul.documentaire) 
 d'Elisabeth Coronel et Arnaud de Mezamat 
「演劇とは気晴らしではない。反対に気をもませるものだ」と語るクロード・レジ
は、それまでに62の作品を演出し、そのほとんどが初演物である。彼の俳優たち
が証言し、作家ナタリィ・サロートやミヒャエル・ロンダールが自分たちの企図を
語り、そして挿入された台詞と沈黙が語りはじめる。内装が剥がされ、解体途中に
ある大きな空間で、クロード・レジは、自然主義的・心理主義的描写、伝統的朗唱
、芝居がかった演技を排除することによって、舞台化するさなざまなテクストのエ
クリチュールのなかで、演出の他の要素からどのようにして結論を導くのかを語っ
ている。1974年演出作品、ピーター・ハントケ作『コンスタンス湖のほとりの
騎士』をスイリグ・モロ、ジェラール・ドパルデュが演じる。
 

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