VIDEO THEOROS 2003
アートを映す:フランス現代演劇
ビデオ上映会
Cycle filmer les arts:Theatre Contemporain Francais
 
2003年1月07日(火)19h00〜 Mardi 07 janvier 2003
■コンセルヴァトワールへの道 
Rue du conservatoire(1998/73'/documentaire)

2003年1月21日(火)19h00〜 Mardi 21 janvier 2003
■ジャック・ルコックの二つの旅
第1部 身体と動作
第2部 演技と創造 
Les Deux Voyage de Jaque Lecoq
1er voyage :Le corps, Le mouvement(1999/46'/documentaire)
2e  voyage : Le jeu, La creation(1999/49'/documentaire) 

2003年2月04日(火)19h00〜  Mardi 04 fevrier 2003
■羽根のはえたサーカス 
Les Plumes font leur cirque(1994/52'/documentaire)
■ジンガロ『エクリプス』
Eclipse/1998, Theatre Zingaro(1998/59'/adaptation)

2003年2月18日(火)19h00〜  le 18 fevrier 2003
■サーカス小屋の日々 
Une vie de cirque/1998/'52/documentaire
■『ロワヤル・ドゥ・リュクス』アフリカからの帰還 
Royal de Luxe, retour d'Afrique(1999/55'/documentaire)

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テオロスフォーラム
FORUM THEOROS
東京日仏学院主催
INSTITUT FRANCO-JAPONAIS DE TOKYO
協力フランス外務省
avec la collaboration du
MINISTERE DES AFFAIRES ETRANGERES

場所 東京日仏学院エスパス・イマージュ
(新宿区市谷船河原町15、JR飯田橋、地下鉄飯田橋)
Lieu:Institut Franco-japonais de Tokyo, Espace Images
日仏学院・テオロスフォーラム会員 無料
Adherant Institut et THEOROS gratuit
一般 500円
Non-Adherant 500yen

問合せ:
テオロスフォーラム 
FORUM THEOROS
TEL (03)37.06.31.01
FAX (03)37.06.31.02
E-mail; entracte@m.email.ne.jp
 
 

上映作品解説

2003年1月07日(火)19h00〜 Mardi 07 janvier 2003
■コンセルヴァトワールへの道、ジャン=リュック・レオン監督 
Rue du conservatoire(1998/73'/documentaire) de Jean-Luc Leon
このパリ演劇コンセルヴァトワ−ルの映像は、芸術家の卵たちの夢と現実への矛盾
を描き出している。競争、訓練、反抗あるいは服従、防御、エリート意識、孤独感
がこの刺激的な映像のテーマである。
入学のための三つのコンクールを中心に、試験への情熱、結果への期待、合格の喜
び、落第の消沈を写し取った映像は、美しい演劇レッスンの記録である。音声医学
、声楽、音楽、ダンス、映画などの専門的講義とともに、古典や現代作品のレパー
トリーの一部が披露されている。女優ドミニク・ヴァラディは、チェホフの『かも
め』を通して、しばしばアントワーヌ・ヴィテーズの言葉を伝え、濃密で厳しくて
強情な演出家ジャック・ラサルはこの困難な芸術の「苦悩」のなかに長い道のりを
求める。彼は「愛情をもって進みなさい。サーカスの訓練のように、あなたがたの
人生はその道のり次第なのです」と語る。
 

2003年1月21日(火)19h00〜 Mardi 21 janvier 2003
■ジャック・ルコックの二つの旅 
(第一部 身体と動作、第二部 演技と創造)
Les Deux Voyage de Jacque Lecoq 
      de Jean-Gabriel Carasso et Jean-Noel Roy
1er voyage :Le corps, Le mouvement(1999/46'/documentaire)
2e  voyage : Le jeu, La creation(1999/49'/documentaire) 
1956年、パリの国際演劇学校を創立したジャック・ルコックは、身体や仕草に
基づいた演劇的トレーニングのために、文化や国籍の異なる5千人以上の生徒を受
け入れてきた。若い生徒たちのトレーニング風景とかつての生徒たち(アリアーヌ
・ムヌシュキン、フィリップ・アヴロン、ベルニ・シュルシュ、マク・バーニ−)
がインタヴュに応じている。
ルコックは能によってマスクの演技を見い出した。パドヴァとミラノに行き、ジョ
ルジュ・ストレーレルと出会い、一緒にピッコロ劇場の学校を創設した。つぎに彼
は劇団を創立し、作家ダリオ・フォと風刺的な雑誌をつくった。
ジャック・ルコックの「創作の教育」についての第2部は、2年目の生徒たちがト
レーニングを積み、校内で寸劇を演じている。演出家リュック・ボンディ、劇作家
ミシェル・アザマが証言している。
 

2003年2月04日(火)19h00〜  Mardi 04 fevrier 2003
■羽根のはえたサーカス、クリストフ・ドゥ・ポンフィリィ監督 
Les Plumes font leur cirque(1994/'52/documentaire) 
      de Christophe de Ponfilly
羽根のイメージがこのグループの根底にある。サーカスの伝統と懸け離れた、音楽
や数字、衣装などが、現実化された夢を表現したスペクタクルを構成している。芸
術家たちの日常と非日常を描いている。

■ジンガロ『エクリプス』 バルタバス監督
Eclipse, Theatre Zingaro(1998/59'/adaptation) de Bartabas
このヴィデオは白と黒、光と影のもとに撮影され、ごく一部にわずかな色彩を用い
ている。人馬が一体となったテアトル・ジンガロによって演じられるこのスペクタ
クルの舞台に、禁欲とハーモニーを見い出すことができる。
ここでは「静かな朝」の国、韓国の先祖代々から伝わる、内面の力に培われたシナ
ウィのメロディとパンソリの歌との新しい出会いがある。この初源的で力強い歌の
響きによって、ダンサーや俳優、騎手、軽業師、そして馬の姿は、光とともに完璧
な美につつまれた連続した場面の密接な連繋のなかに構成される。人の仕草と馬の
歩調に、感動をよびおこす黙契を見い出す。エキゾティックな世界の歓喜と感歎の
中に、夢幻的光景へ響き渡るエコーを汲み取るであろう。
 

2003年2月18日(火)19h00〜  le 18 fevrier 2003
■サーカス小屋の日々、ブリュノ・ルメスト監督 
Une vie de cirque(1998/'52/documentaire) de Bruno Lemeste
詩やダンス、音楽、そして沈黙が、この三人の芸術家によるグループ「ク・シル・
ク(QUE CIR QUE)の舞台を占領する。芸術への道を人生へと、そして人生を芸術へ
と、同時に浄化していく有り様を、この映像は描き出している。

■ロイヤル・ドゥ・リュクス アフリカからの帰還、
      ドミニク・ドリューズ監督 
Royal de Luxe, retour d'Afrique(1999/55'/documentaire) 
      de Dominique Deluze
「ロワヤル・ドゥ・リュックス」劇団は、ユートピア的婚礼を探し求めて、6ヶ月
にわたってカメルーンの村々に滞在した。演劇的言語をもった俳優たちに観察され
ることによって、即座に話し掛けられ遣われた人形にも精神が宿る。ヨーロッパの
芸術家と村人たちの日常との出会いを詳しく描写する。このユニットから高さ6.5
メートルの「プチ・ジェアン(小さな巨人)」が生まれフールーの住民たちはすぐに
仲良くなった。シンプルで正確、騒々しくて色彩に満ちあふれ、ときとして沈黙を
守り、いつも調子はずれながら、この冒険の美しいエコーを響かせた。
 

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