2000/10/1〜7 南九州ツーリング (その5)
10月5日


山川港フェリー乗り場

例によっておはようさんと目が開いた後は、温泉へ!と言うパターンは今日はなし。 今日の予定は、はっちゃんはどうしても山川温泉天然砂蒸し風呂に入りたいというし、管理人とヒデはここまで来たら すでに薩摩半島の先っぽは制覇したし、残る大隅半島の先っぽまで行きたいと言う欲望が抑えられず、朝から別行動。

はっちゃんは山川温泉天然砂蒸し風呂を目指し、ひと足早く旅立つ。ところが! ヒデのバイクは、冷えているときにはセルモーターのギアがクランクギアにうまくかみ合わないという持病があることを忘れていた。 おまけにここは全くの平地。人間のパワーだけでエンジンをかけないといけないにもかかわらず交代要員は温泉へーっ! やむなく、二人で懸命の押しがけに挑む。旅館の前の路地を2往復してようやく始動! しばらく、二人はへたり込む。

それでも何とか立ち直った二人は、山川港へ。


フェリーから見た薩摩半島

ここから、大隅半島へのフェリーが出ているのだ。 港の前のお土産屋さんで、マグロの角煮やカツオのタラコ?などのお土産を仕入れる。

フェリーは予定通り定刻10時10分に出港。 さよなら!薩摩半島。また来るよー。


牛を乗せたトラックも一緒

フェリーで一緒だった牛に愛想をふりまくヒデ。この牛達はどうなるんだろうか? 乳牛だと、まだまだ元気だと思うんだけれど・・・。

おしっこがバイクのところまで流れてきてた。臭し!

フェリーは、定刻10時50分に、大隅半島大根占港に到着。


49,000km!よく走ったもんだ

二人で、大隅半島の先っぽ佐多岬を目指す。管理人は約12年前にここへ行こうとして、時間切れで断念した 悲しい思い出がある。今日こそその宿願を果たすぞー。

CBXの積算計が49,000kmになったところで記念撮影。(写真じゃわからないけどね)


佐多岬パークウェイ

佐多岬パークウェイに入ると急に南国色が強くなって、あまり見たことのない花やヤシ、 バナナの木が何気なく道端にあって、植物園の中を走っているような感じになる。
これは、黄色い彼岸花。初めて見ました。


パークウェイ終点

そして、終点のパーキングには大きなガジュマルの木がむかえてくれる。

日立のコマーシャルに登場するガジュマルよりは少し小さめ、それでも堂々としている。 この下で、ハンモックを吊って昼寝したら、さぞ気持ちいいだろう。

この駐車場から、岬へは有料のトンネルを通らなければならない。(200円だったかな?) トンネルの中にお土産やさんがあって妙な雰囲気。


佐多岬先端を望む

そして とにかく、先っぽへ行かなくてはと二人トンネルを抜けるとそこは・・・ がーん(*_*)!先っぽまでは、往復すると2時間はかかりそうな距離。

走行距離をあまり考えていない二人だったが、往復してたんでは、今日の宿へ約束の時間に着けないことくらいはわかる。 また今回も宿願を果たせんかったー。

いつになったらゆったりと旅する心境になれるのだろう? 未練を残したまま二人が向かったのは桜島。

途中の道端にはハイビスカスがたくさん咲いていて、目を楽しませてくれる。


煙を吐く桜島

そして、桜島に到着。溶岩道路から望む桜島は、相変わらずもうもうと煙を吐いて、まさしく鹿児島のシンボル。

あちこちで、崩壊を食い止めるための砂防工事が行われているし、子供たちはみんなヘルメットを被って通学している。 火山と暮らすのは大変なんだなーと思わずにはいられない。 そして、10月7日に噴火したことを後で知って、びっくり!。危ないところだった。

そういえば、以前に来たときには普賢岳の火砕流を目撃したしまさに九州は火の国!。 桜島をぐるっと一周し、国分市の「とらや」さんと言うお菓子屋さんで、お土産の「かるかん」を仕入れた二人は 本日の宿泊先「新湯温泉」へ定刻よりわずかに20分遅れで到着。


新燃荘露天風呂

 ここは、新燃荘という民営の国民宿舎で、泉質は硫化水素泉と言う珍しい温泉。 上の写真で青白っぽく見えるのが混浴の露天風呂。

この温泉は、現在のご主人が大変な苦労の末に現在のような形にされたということで、洪水で流されて 8人の人が亡くなったり硫化水素の噴出により、2人の人が亡くなったりと厳しい環境にあるが 皮膚病に非常に効果があるということで、最近ではアトピーの治療に多くの人が訪れる。
もちろん現在では、安全対策も十分に行き届いて案して入浴できるということで、若い女性もバンバン入っているとか。 事実、我々がご飯を食べようとして風呂から出たのと入れ替わりに、むちゃくちゃかわいらしい子がやってきた。 惜しいことを・・・(;_;) 。

本日の夕食はスペシャルメニューなし。せめて焼酎、それも地酒をと頼んで出てきたのは何と 「さつま白波」。これならどこにでもあるんだけどね。まぁここでは地酒には違いないけど・・・

新燃荘:鹿児島県姶良郡牧園町高千穂3968 TEL0995-78-2255

このページのトップへ
(C) 2000-2005 Marupi Allright reserved.