2000/10/1〜7 南九州ツーリング (その2)
10月2日


モーニングセット

さんふらわぁは、予定通りの時刻に別府港に到着するということで、船の中で朝食。

これが、さんふらわぁの朝食。900円なり。高いか安いか?


別府観光港フェリーターミナル

別府港には、予定通り10時に到着。別府観光港は昔(7年ぶりかな?)と何も変わっておらず、そのまんま。懐かしい


レッドバロン大分店にて

さっそく、レッドバロン大分へと向かい、不調の原因を調べてもらうが、特に異常は見られない。 とりあえず、プラグの交換をしてもらうことに。
今思えば、このときに点火系の耐水テストをしておくべきだった。


別府市明礬 保養ランド付近

いよいよ今回ツーリングの目的である温泉第1号へと向かう。 その温泉は、別府温泉保養ランドである。別名「紺屋地獄」とも呼ばれ、温泉の色は少し青みががっている。 しかし、はっちゃんの買った別府ガイドの地図がいい加減で、なかなか場所がわからず、途中間違えてリハビリセンターへ。 そこで、看護婦さんを捕まえて、道を聞くというずうずうしさ・・・(関西人やねー)

ここは、風呂へはカメラ持ち込み禁止。何と言ってもひろーい野原の真ん中に露天風呂(ほとんど混浴!)が いくつか点在しているというロケーション。 皆さんすっぽんぽんで、野原を闊歩しながら風呂に入るという状態なので当然かもしれない。
感じとしては、左の写真のようなところに温泉がある。と考えて欲しい。 いずれにしてもおおらかなところではあったが、泥湯は本当に体中どろんこになる。 お肌にはいいかもしれないが、本当に体にいいんだろうか?なんか却って悪そうな気もするのだけれど・・・。 まぁ一度入ってみる価値はあると思います。 別府温泉保養ランド:TEL0977−66−2221(代)

別府市明礬 保養ランドで、昼食を済ませて外へ出るとポツリと雨が落ちてきた。 今日の天気予報は午後から雨。見事に当たったし、覚悟してカッパを着込んで本日の宿泊先である、垂玉温泉へと向かう。 天気が良ければ、九重連山や、阿蘇山の山並みが本当に美しいやまなみハイウェイも、 雨の日はただただ宿へ向かって黙々と走るのみ。途中の水分かれ峠のスタンドでガソリンを補給し順調に距離をこなす。


牧ノ戸ドライブインパーキング


わんこがやってきました


ワンコと一緒に

九重を過ぎ、阿蘇に入り長者原を過ぎた辺りから、一気に雨脚が強く、霧も出ておまけに登り勾配の峠道にさしかかり 遅い四輪車が、さらに遅く走るようになってきた。 ヒデは、当然のごとく遅い四輪車を抜いていく。
ところがーっ。 俺もとばかり、アクセルを空けた途端??加速しない??どうなってるんだろうと思いながら、 回したら直るかもという期待を込めて、順次シフトダウンし、何とか四輪を抜くが、ガス欠のような状態になって とうとう1速でも前へ行かなくなる。あわれ、僕のCBXは路肩で息絶えてしまった。

ヒデが心配して戻ってくれる。遅れていたはっちゃんも追いついてきてセルを回してエンジンをかけようとするが もう完全に事切れている。

200m程先の、牧ノ戸ドライブインまで、3人がかりで押してレッドバロンへSOSのTELをかけようとするが、携帯は圏外。 なんとか公衆電話を見つけ、引き取りをお願いする。
はっちゃんは、宿へ行って夕食時間変更の交渉をすることになり、先に出発。
お店の人も、今日は商売にならないと思ったのか、帰ってしまいドライブインには、ヒデと僕と、在住のワンコだけが残る。

レッドバロンのトラックが来たら熊本へ回送してもらい、僕はヒデのバイクにタンデムさせてもらおうという作戦に出る。 ところが・・・ヒデのバイクは、バリバリの改造車。タンデムステップなんて面倒なものは、当の昔に外してある。 おまけに、2気筒ほど点火の調子が思わしくなく、半分死にかけだという。 ひょっとしたら2台そろって討ち死にの可能性もあるし、霧はますます濃く、日も暮れて条件は最悪になってくる。

レッドバロンさん早くきてーの願いもむなしく、時間はどんどん過ぎていく。 何度か電話を入れて、話を聞いてみると、阿蘇町の協力工場に別の緊急修理が入って大分から車が出たとのこと。 そして症状からは、ウォーターロックの疑いもあるという。 ウォーターロックというのは、キャブレターのフロートなどのトラブルで、ガソリンがオーバーフローし、シリンダー一杯に 詰まってしまって、セルが回らなくなってしまうのだそうだ。 そうなったら大変な故障であり、パーツの手配などを考えると今回のツーリングはあきらめざるを得ない。 むちゃくちゃ不安になる。


レッドバロンのトラックに

19時30分。待つこと3時間後に、やっと来てくれた。 濃い霧のため、なかなか走れなかったとのこと。本当にありがとう。 ここまで来たら、壊れてもともと。一度始動してみようということになりセルを回すと・・かかったー。 そして、エンジンの付近を注意深く見てみると、あっ!4番シリンダーのプラグキャップからリークの火花が出ている。 ウォーターロックじゃなかった。よかった、これなら早く直せる。 ここで、作戦を変更し2台のバイクを積み込んでもらって、阿蘇町の修理工場で応急修理をしてもらうことに。

工場で、4番シリンダーのプラグキャップとオイル交換をしてもらい、ものすごい大雨の中を、2台で宿へ向かう。 とにかくすごい雨と霧。前は全く見えない。なきそうになりながら、道に迷いながら宿へ駆け込んだのは21時30分を過ぎていた。


ついに夕食にありつく

はっちゃんと山口旅館の人が雨でドロドロになった2人を迎えてくれる。
助かった! 今夜は、時間切れでご飯はないものと覚悟していたがナント!夕食の用意をして、はっちゃんが待っていてくれた。 聞けば、宿の人に散々お願いして、待ってもらったそうだ。はっちゃんに感謝!

今夜のメインディッシュは、熊本といえばこれ!!
「馬刺し」本当においしい。イワナの塩焼き、ビールもむちゃくちゃおいしい。 焼酎を飲む余裕はなかったけど来てよかった。


かじかの湯

垂玉(たるたま)温泉は、山口旅館一軒宿の温泉で僕は4回目ぐらいであり、九州へ来たときは必ずここへ泊っている。
何と言っても、お風呂が3種類(天の湯、かじかの湯、滝の湯)あってそのどれもがとてもいいお風呂である。 中でも、滝の湯は2つの滝の下にある露天風呂(もちろん混浴)で、季節によって変化する滝や山を見ながらゆったりと お湯に浸かるのは最高の気分である。

ただ、今夜は時間が遅くなったので入れるのはかじかの湯だけである。このお湯はやはり露天風呂で、 川の横にあってとてもすがすがしい感じがする。 でこのおしりは?

風呂に入った後、何とか起きていようとするが、今日のあまりの悲惨な出来事に疲れ切った管理人は テレビを見たポーズのまま眠りにつき朝まで起き上がれなかった。

今日は本当にいろんな人にお世話になった。
もとはといえば、自分の不始末、 なのに、寒い駐車場で一緒にいてくれたヒデ、懸命に宿の人と交渉してくれたはっちゃん 一寸先も見えない中、はるばる大分から来てくれ、夜中に修理してもらったレッドバロンの皆さん 、そして遅くまで待ってくださった山口旅館の皆さん 、本当にありがとうございました。m(_ _)m

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