施設の老朽化が進行
低かった維持管理予算
"悪循環"生み出す
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千里ニュータウンでは40年、佐井寺、山田、千里丘などの比較的新しい開発が行われた地域でも25〜30年、旧市内の古いところでは50年を経過する学校施設が大きな比重を占める吹田の教育環境は、長期にわたって適切な維持管理の投資を行わなかったために、現在深刻な老朽化が進行しています。
学校建物の維持管理費用は、60年と言われる耐用年数の間に建設費を上回ります。下のグラフは、豊中市政研究所のライフサイクルコスト研究の研究成果ですが、中間時点での大規模改造工事では3億円以上の必要予算規模が示されています。吹田市がこれまでに使った大規模改造工事は、1校当たり1億円程度でしたから、費用のレベルでは良好な維持管理は到底出来なかったことが分かります。
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