はじめに 第1章 人はアメとムチに弱い −賞影響力と罰影響力影響力 影響力−「影響を受ける」とは/影響を受ける側面/影響力の種類/ 賞影響力−賞をコントロールできることに基づく影響力/私たちは 賞を求める存在/オペラント(道具的)条件づけ/ 賞となるもの−マズローの欲求階層説/賞影響力を用いる際の問題点/ 賞を与えるタイミング/お返しの原理(返報性)/ 好きなことで稼ぐのは本当に楽しいか/ 罰影響力−罰をコントロールできることに基づく影響力/代理罰/ 交渉−価値観が衝突したときの対処方法 第2章 人は権威に弱い −専門影響力と正当影響力 専門影響力/身近な専門家/ 書籍の影響−オオカミ少女の真相/ 新聞の影響−キティ・ジエノビーズ事件の真相/ 正当影響力/心理学の実験/実験参加者と実験の目的/ ミルグラムの実験の手続き/実験者に従う実験参加者/ なぜ指示に従ったのか?/心理学実験の倫理性/ 実験参加者に提示された偽の情報とデイブリーフイング/ 実験参加者のその後/最近のミルグラム実験の結果/ 状況の力と実験参加者のパーソナリティ/人は外見に弱い 第3章 人は好きな人に弱い −参照・魅力影響力、情報影響力 参照影響力−自分の理想像だから/ 魅力影響力−その人が好きだから/ 近接性−近くにいる人を好きになる/ 容貌−外見のよい人を好きになる/ 類似性−似ている人を好きになる/ 返報性−自分に好意的な人を好きになる/ 情報影響力−専門家でなくても、情報は提供できる/ 説得メッセージの構成と心理的リアクタンス/ 一面提示・両面提示と順序効果/結論の明示とT(私)メッセージ/ 複数の与え手(説得者)は有効か/ 対人関係影響力−他者の影響力を活用する/ 共感喚起影響力−自分の苦境を効果的に提示する/ 役割関係影響力−自分の立場を活用して相手に影響を与える/ 社会的影響力の相互関係/受け辛が与えた、与え手の影響力 第4章 人は人の行動に弱い 社会的促進−人がそばにいると、簡単で慣れたことは好成績に/ 社会的手抜き−人と一緒に同じ作業をすると、つい手を抜いてしまう/ 漏れ聞き効果/オンライン上の漏れ聞き効果/ 行動感染−人の行動をまねる/ 情動感染−人の情動(感情)が移る/ 社会的証明−同じ行動を取っている他者の人数の影響/ 社会的証明の活用 第5章 人は集団内の空気に弱い 同調か独立か沈黙か/日本はアメリカに比べて集団主義か/ 同調行動の長所と短所/少数派のもつ影響力/ 集団極性化現象−みんなで話し合うと、意見が極端になる/ 集団極性化現象をもたらす要因/ 自己カテゴリー化理論から見た集団極性化現象/ 集団的浅慮−集団討議による浅はかな結論 第6章 人は無意識レベルでつつかれると弱い コントロール感の重要性/コントロール感を失うと/ コントロール感を高めるもの/ 無意識レベルの反応による影響/旧脳が司る生命の維持/ 8つのテクニック あとがき 引用文献 用語索引 |