サイトマップ

業績の詳しい情報Additional Information


依頼と説得の心理学 **「目次」**

依頼と説得の心理学
−人は他者にどう影響を与えるか−


セレクション社会心理学 10  サイエンス社 \1,575
中国語版(華東師範大学出版社, 2011)が出版されました。


   「目 次」       「はじめに」へ
はじめに

目 次

第一章 人に影響を与える(対人的影響)
(1) 対人コミュニケーション
(2) 人に影響を与えるとは
  ●人に影響を与える
  ●対面状況における働きかけのメディア
  ●対人的影響の基本型
(3) 影響の与え手に関わること
 @影響欲求
 A対人的影響の目標
  ●支援を要請する(求援助)
  ●物品やサービスの購入を求める
  ●行動の変容を求める
  ●受け手の賛同や許可を求める
 B受け手に影響を及ぼす際の賞と罰(コスト)
 C情動(感情)
 D受け手の選択
 E影響手段と言葉遣い
 Fメディア
 Gタイミング
(4) 受け手に関わること
(5) 対人的影響の相互作用性
(6) 対人的影響の種類
 @与え手の意図性の判断
 A意図的で明示的な対人的影響
 B意図的で隠蔽的な対人的影響
 C無意図的な対人的影響
<トピック1> リスク・コミュニケーション

第二章 意図的でない対人的影響
(1) 社会的手抜き
  ●リンゲルマン効果
  ●ラタネらの実験
  ●社会的手抜きの防止法
(2) 傍観者効果
  ●痛ましい事件
  ●ラタネとロディンの実験
  ●傍観者効果を発生させる要因
(3) 社会的促進
  ●ザイアンスのモデル
  ●マイケルズらの実験
(4) 漏れ聞き効果
  ●ウォルスターとフェスティンガーの実験
  ●漏れ聞き効果が生じる理由
  ●アニメを用いた実験
(5) 行動感染
  ●ミルグラムらの実験
  ●日本での実験結果
  ●行動感染の分類
  ●そのほかの例
  ●行動感染が生じる理由
  ●モデリング
  ●バンデューラらの実験
(6) 情動感染
  ●情動とは
  ●スィーらの実験
  ●情動感染尺度
  ●集団内の情動感染

第三章 依頼・要請
(1) 影響手段の種類
 @依頼・要請と影響手段
 A影響手段の種類
 B五つの影響手段
(2) 影響手段の用い方から見た与え手のタイプ
 @与え手の四タイプ
 Aアサーション・トレーニング
(3) 効果的な影響手段
  ●組織場面
  ●大学生の生活場面
(4) 連続的影響手段
 @フット・イン・ザ・ドア法
  ●フリードマンとフレイザーの実験
  ●フット・イン・ザ・ドア法の効果を高める要因
  ●フット・イン・ザ・ドア法の効果が生じる理由
  ●フット・イン・ザ・ドア法の効果を低下させる要因
 Aドア・イン・ザ・フェイス法
  ●チャルディーニとアスカニの実験
●ドア・イン・ザ・フェイス法の効果を高める要因
  ●ドア・イン・ザ・フェイス法の効果が生じる理由
  ●フット・イン・ザ・ドア法とドア・イン・ザ・フェイス法
 Bその他の方法
  ●ロー・ボール法
  ●ザッツ・ノット・オール法
  ●情報的・規範的影響
  ●不安−安堵法

第四章 説得と態度
(1) 説得とは
  ●いろいろな説得の定義
  ●依頼・要請、指示・命令と説得との違い
(2) 説得と態度変容
 @態度とは
 A態度対象と態度の三要素
 B態度の測定
  ●質問項目作成時に重要なこと
 C態度の測定法
  ●リッカート法
     <タバコに対する態度尺度T>
  ●SD法
     <タバコに対する態度尺度U>
  ●サーストン法
     <オープン・クラスに対する態度尺度>
 D潜在連合テスト(IAT)による潜在的態度の測定
 E態度尺度の信頼性と妥当性
  ●信頼性
  ●妥当性

第五章 説得の規定因 −受け手の応諾を引き出す要因−
(1) 与え手の属性
 @信憑性の効果
 Aスリーパー効果
 B好感度
(2) 説得メッセージの構成
 @単一提示と両面提示
 A結論の明示
(3) 情報の提示順序
 @ホヴランドらの研究(初頭効果の規定因)
 A受け手の熟知度
 B受け手の自我関与度
 Cメッセージ混在効果
 D時間間隔
 E応諾することのコスト(負担度)
(4) 説得メッセージのメディア
(5) 受け手の属性
 @自尊心
 A知能
 B性別
 Cパーソナリティー
(6) 自己説得

第六章 説得のモデルと理論
(1)説得のプロセス
 @態度や行動の変容を説明するモデル
 Aヒューリスティック・システマティック・モデル
  ●システマティック処理とヒューリスティック情報処理
  ●チェイキンの実験
 B精査可能性モデル
  ●中心ルートと周辺ルート
  ●ペティとカシオッポの実験
  ●中心ルートと周辺ルートの関係
 C態度変容の単一プロセス
 D計画行動理論
 E健康信念モデルと防護動機理論
  ●健康信念モデル
  ●防護動機理論
(2) 説得に関連する理論
@認知的不協和理論
 Aコントロール感と心理的リアクタンス(押しつけに対する反発)
  ●コントロール感
  ●心理的リアクタンス
  ●希少性の原理
<説得の具体例 夫に人間ドックに行くよう働きかける場合>

読書案内

引用文献

おわりに