◆ウイスキーの歴史◆
ウイスキー(英:Whisky または Whiskey)は、蒸留酒の一つで、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させ蒸留したものである。
「ウイスキー」の名称は、ゲール語のuisce beatha(ウィシュケ・ベァハ 、「命の水」の意)に由来する。 日本語ではウィスキーまたはウヰスキー、ウ井スキーとも表記され、漢字では火酒と書かれる。ただし、酒税法での正式名称は「ウイスキー」である。
なお、昔はスコッチ・ウイスキー(モルトウィスキー)をWhisky、アイリッシュ・ウイスキー(グレーンウィスキー)をWhiskeyと区別されていた 。
ウイスキーが歴史上はじめて文献に登場したのは、1405年のアイルランドである。このときウイスキーは修道士たちによって製造されていた。スコットランドでも1496年に記録が残っているが、実際はウイスキーはこれより数百年も前からあったものと考えられている。初めてウイスキーが製造されたのがいつからで、それがどこでだったかはわかっておらず、この時期のアルコール飲料の製造記録は残っていないために推定することは難しい。
それ以外にも、ウイスキーは個別の集団によってそれぞれ独立に発明された可能性もある。ある研究によれば、最初に蒸留アルコールが製造されたのは8世紀から9世紀にかけてであり、その場所は中東だったという。蒸留の技術はその後キリスト教の修道士らによってアイルランドとイギリスにもたらされた。
また、蒸留の技法は収穫後の過剰な穀物を加工する手段として、アイルランドや英国においても(独立に、あるいはアラビアの技術に先立って)農民によって発見されていた可能性がある。
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