◆樽と用語◆
ウイスキーに樽は欠かせません。
此処では、樽と、おさらいに用語について。
樽に入れられたウイスキーは呼吸をします。
そのさい、不快な成分(硫黄化合物など)を空気中に蒸散させます。そして、微量な空気から、酸化され味わいに深さが生まれます。
使用される樽は、ホワイトオーク製、シェリー製、バーボン製が主です。
- パンチョン
新しいホワイトオークを使う樽の為、木の香りが薄く、すっきりとした味わいのウイスキーになる。480L
- シェリーバット
スペイン、シェリー酒に使用していた樽。シェリー酒の香りと赤みを持った酒となる。480L
- バレル
容量が小さい為木臭がでやすい。内側を焼いてバーボンで使用される事も多くバーボン樽とも呼ばれる。180L
- ホッグスヘッド
バレルの古樽をばらして造った再生樽。再生樽の為、パンチョンに比べると濃厚になる。230L
◆ウイスキー用語(簡易版)◆
- イースト
酵母の事。麦汁に含まれる糖分を粗アルコールに変える。
- ヴァッティング
モルト同士をブレンドする事。
- 大麦麦芽
発芽した大麦の事を言う。モルトとも言う。
- カスクストレングス
樽出し原酒。加水せず瓶詰めする。
- シングルバレル
一つの樽からのみ瓶詰めした際使う。
- ダブルマレッジ:後熟を2度行う事。
- パテントスチル:連続式蒸留機。
- ピート
スコットランドの原野に多く見られるヒースと言う植物が土に埋もれて炭化したもの。
- プレーンカスク:新樽の事。
- ポットスチル:単式蒸留機。